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リピート、リフレイン、リピート〜明治安田生命J1リーグ第15節 FC東京vsガンバ大阪 マッチレビュー〜

B'zのサブスク聴きまくっておるべさ

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第15節、FC東京vsガンバ大阪の一戦です!

 

 

 

クラブに激震が走ってから早1週間が経過。暫定監督となった松波正信体制での初戦、浦和戦は意識面での変化は確かに見られたものの、何かを得れば何かを失う論理通りの失点を重ねて0-3で敗戦。順位に関してはまだガンバが何試合か少ない状態であるというエクスキューズはありますが、それでも徐々にそうは言っていられない事に…。

この苦境ではとにかく一つの勝利でしか何かを変えられないでしょう。思えば宮本恒靖監督の初勝利の相手もFC東京、ひいては長谷川健太監督のチームでした。かつては松波→長谷川という流れでの監督交代を行ったガンバ。なんか前の浦和戦といい、連続で因縁深い試合続くなぁ松波さん…。

両チームスタメンです。

 

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前節倉田秋を中央に置いて宇佐美貴史を左サイドに置いた4-2-3-1気味のシステムでしたが、今日は明確に4-4-2、宇佐美を中央に、倉田を左に戻しています。加えて塚元大と菅沼駿哉が今季初の先発出場。4バックは菅沼をCBに入れたことで、これまでCBで起用されていた三浦弦太を右サイドバックにスライドしています。

FC東京は前節柏戦から4-2-3-1にシステムを変えて圧勝。その柏戦と全く同じシステム、およびメンバーでガンバ戦に挑みます。

 

 

本日の会場は東京都調布市味の素スタジアムです。

東京五輪のサッカー競技、そして7人制ラグビーの会場としても登録されており、味スタにとっては2019年ラグビーワールドカップ以来の国際大会の開催が近づいています。日本の初戦、南アフリカとの試合もこの会場での開催です。

余談ですが、2001年に開場した味の素スタジアムは今年で20周年。ガンバにとってこのスタジアムは長年「鬼門」「超鬼門」「クソ鬼門」でしたが、昨年10月の勝利で歴史には一区切りつける事が出来ました。ちなみに味スタで最初にコンサートを開催したのはGLAY。

 

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ガンバのキックオフで始まった試合ですが、ガンバがボールを失うとFC東京は右サイドに展開されて崩され、内田宅哉が折り返すと、開始1分足らずの段階でドフリーのディエゴ・オリヴェイラにシュートを決められて考えられる最悪のスタート。

更に失点直後にもサイドからの攻撃を中心にクロスバー直撃弾もあるたど2〜3度ほど決定機を作られてしまいます。

 

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試合は比較的オープンに進んでいきました。浦和戦でも、おそらく松波監督の方針としてトレーニングから志向しているのでしょうが、全体的にワイドにピッチを使う事を試みて、宇佐美やレアンドロペレイラ、或いは倉田がGK波多野豪を脅かすシーンも作ってはいました。

 

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ただ、攻撃がこれまでにない積極性を見せていた一方、これまで以上に守備の空洞化も多少見られていて、井手口陽介昌子源がなんとか対応しましたが、度々カウンターで抜け出される場面を作られるなど良くも悪くも動きの多い試合に。試合展開の割には0-1の1点ビハインドのまま前半を終えます。

 

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まだ何本か可能性のあるシュートは打てていた前半に対し、後半は前半の悪い側面ばかりが出てきてしまいました。60分に一美和成と怪我から復帰した小野瀬康介を投入。71分にはウェリントン・シウバもピッチに送り込みますが、ボールを持てばFC東京の中盤の段階で阻まれ、パスも横に何度もズレて……。

 

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終了間際のパトリックとチュ・セジョンの投入が何かを変えた事もなく、そのまま試合は終了。試合は結局0分台に喫した失点をそのまま維持されてゲームセット。ガンバはこれで4連敗となりました。

 

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昔、部活やってた頃ですね。やたらと開始早々に失点する試合が急増したんですよ。その時に当時の顧問に言われたのが「それは相手に無条件でハンデやってんのと同じやからな」と。ハンデをあっさり返せるほど圧倒的に強いわけでもないのに。こうやって文面にしたら当たり前の話なんですけど、実際これが形になったらリードしている側は長時間余裕を持った状態でプレー出来るわけで。結局のところ、FC東京は常に精神的なイニシアチブを持ってプレーしていた事になります。

前半はまだ、浦和戦でも示した良い部分というか、少なくとも何かを変えようとする姿勢とその跡は見えていました。でもそこで点を取れなかった。尚且つビハインド。焦りだけが加速するようになって、今季打った全てのシュートより多いんじゃないかというミスの量…FC東京の効率的なサッカーのパフォーマンスも確かに素晴らしかったですけど、まぁ…こうなるべくしてなった、みたいな試合ではあったのでしょう。

 

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【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

明治安田生命J1リーグ第15節

北海道コンサドーレ札幌2-0清水エスパルス

ベガルタ仙台2-1大分トリニータ

サガン鳥栖2-1鹿島アントラーズ

川崎フロンターレ3-1横浜FC

浦和レッズ2-0ヴィッセル神戸

横浜F・マリノス1-1柏レイソル

アビスパ福岡2-1湘南ベルマーレ

徳島ヴォルティス0-0名古屋グランパス

FC東京1-0ガンバ大阪

セレッソ大阪(明日15:00)サンフレッチェ広島

 

1位 川崎フロンターレ(48)※1

2位 名古屋グランパス(36)※1

3位 サガン鳥栖(31)※2

4位 横浜F・マリノス(28)

5位 アビスパ福岡(28)※2

6位 浦和レッズ(26)※3

7位 鹿島アントラーズ(24)※3

8位 ヴィッセル神戸(24)※3

9位 セレッソ大阪(22)※3

10位 サンフレッチェ広島(21)※2

11位 FC東京(21)※3

12位 北海道コンサドーレ札幌(18)

13位 徳島ヴォルティス(18)※2

14位 湘南ベルマーレ(15)※3

15位 柏レイソル(14)※3

16位 清水エスパルス(12)※3

17位 ベガルタ仙台(10)※3

18位 大分トリニータ(9)

19位 ガンバ大阪(7)※4

20位 横浜FC(6)※3

 

※1 18試合消化

※2 16試合消化

※3 15試合消化

※4 12試合消化

 

 

首位川崎は今日も快勝。開幕からの無敗、そしてJリーグ記録となる無敗記録を更に伸ばしています。その他の上位争いでは相変わらず2位の名古屋を鳥栖横浜FMが追走する形ですが、ここにきて福岡が湘南を倒してなんと6連勝!福岡がJ1に過去に在籍していた2006年、2011年、2016年の成績を既に上回る大躍進を遂げています。

一方、下位では直接対決となった仙台と大分の試合では仙台が勝利。順位を17位にまでステップアップさせました。

 

 

はぁーあ。

ではでは(´∀`)