GLAYの新曲良かった
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第15節、浦和レッズvsヴィッセル神戸の一戦です。
今季のJリーグもいよいよ半分に到達しようとしています。4月末以降は新外国籍選手も獲得され、予定されていた選手の入団は怪我などが絡んでいる選手以外は完了した状態です。そんな中、神戸はリンコンにアユブ・マシカがインパクトを残し、ここにトーマス・フェルマーレンやセルジ・サンペール、ドウグラスに加え、アンドレス・イニエスタも復帰し、外国人枠にも悩む状態が復活しています。
一方、浦和は新加入のキャスパー・ユンカーが大当たり。デビュー戦の仙台戦でいきなり初ゴールを飾ると、前節G大阪戦ではもはや「無双」とさえ表現できるほどのパフォーマンスを披露。リカルド・ロドリゲス監督の下で、チームとしてのパフォーマンスも向上中です。勢い付いた浦和か、今季は粘り強さの光る神戸か、違う種類のレッドカラーの対戦です。
両チームスタメンです。
ネタとして界隈では「イニエスタ浦和嫌い説」というものがありましたが、遂にイニエスタが埼スタに姿を現しました!イニエスタは今季初めての先発。それに伴い、システムも4-4-2から4-2-3-1にシフト。2トップの一角に入る事が多かった古橋亨梧は左サイドでの出場です。そしてGKも今日は前川黛也に代わって飯倉大樹がリーグ戦では今季初スタメンを飾っています。ちなみにリンコンもスタメンは初。
一方の浦和は今季初めて小泉佳穂がスタメンを外れ、武藤雄樹をトップ下に置きつつ汰木康也、田中達也とサイドアタッカータイプを両サイドに置きました。西大伍にとっては昨季までの古巣との対戦です。
本日の会場は埼玉県さいたま市、埼玉スタジアム2002です。
この先どうなるかはなんとも言えませんが、埼スタも東京五輪サッカー競技開催会場の一つに名を連ねており、埼スタではA組の第2戦とC組の第3戦が行われ、日本の第2戦、メキシコ戦の会場にもなっています。決勝トーナメントでも準々決勝、準決勝、3位決定戦とメダルに直結するゲームが予定されていますね。
ちなみに、元々2002年日韓W杯に向けて建設されたスタジアムという事もあって埼スタが開場したのは2001年でした。今や日本サッカー界の一つのシンボルともなった埼スタも今年で20周年。まだ行った事がないので一度行ってみたいですね。
立ち上がりからスムーズに攻撃までリズムを作っていけたのは神戸の方でした。イニエスタ、山口蛍、郷家友太の中盤3枚が要所要所で上手く距離感を保つ事でサイドからの崩しが上手く運べるようになっていて、15分には抜け出した山川哲史の折り返しに古橋亨梧が合わせましたが僅かにゴールの左。
特に今季の浦和は自分達でボールの主導権を握る事を重要視しているチームですが、ボールポゼッションのターンはなかなか神戸から回ってきません。じゃあ逆に、前節のG大阪戦のようにキャスパー・ユンカーを中心としたカウンターを発揮しようにも要所要所を神戸に潰された事でミドルシュート以外で好機を生み出せず。前半は神戸のリズムで前半を終えます。
劣勢だった浦和は後半から小泉佳穂と柴戸海を同時に投入。するといきなりの47分でした。ゆっくりとボールを回していくと、左サイドでボールを持った明本考浩のパスに斜めに抜けた汰木のマイナスのクロスに田中が頭で合わせて浦和が先制。劣勢だった浦和が後半開始にほぼ今日初めてのチャンスでゴールを奪います。
前半は優勢だった神戸でしたが、ここから崩れていくようにアクシデントが頻発。まずリンコンが筋肉系のトラブルで負傷退場すると、更に立て続けに佐々木大樹までもが負傷退場。三浦淳宏監督は予め容易していた交代カードのプラン変更を余儀なくされ、56分には初瀬亮、ドウグラス、アユブ・マシカの3枚同時投入も試みますが、途中でゴールは認められなかったもののビルドアップのミスからゴールネットを揺らされるなど先制点一つで大きく流れが変わってしまいます。
そこからの神戸は反撃どころか、むしろ浦和が前がかりになる神戸の背後を突く形で上手く試合を運んでいきます。85分、途中出場の山中亮輔のコーナーキックは一度はゴールから遠ざかったものの、その後上げられたアバウトなクロスを岩波拓也が競り、流れたところをまたしてもユンカー!浦和が大きな追加点。
クリーンシートの続いている浦和はもはや特に無理をする事はありません。神戸も途中出場のマシカやドウグラスを活かせるだけの状況が整っておらず、後半は大きなチャンスを作ることも出来ないまま試合終了。浦和が3試合連続クリーンシート、ユンカー3戦連発、そして3連勝で上位戦線に参入し始めました!
そもそもを言えば全ての時間が全ての時間が重要な時間であり、全ての時間良い時間になるわけですけど、やっぱりよく言われる前半終了間際よりも後半開始早々に一発叩き込むのがベストだと思ってるんですよ。私個人としては。その一発でハーフタイムの修正やプランの全てを破壊できると思いますし。今日は特にその側面が強かったような気もしました。
浦和は非常に良い成長路線を辿っていると思います。内容が良くなり、内容の伴った勝利を掴めるようになれば、次のステージは劣勢でも勝てる事です。そういう意味では今の浦和は上位戦線を戦うには相応しいチームになりつつあるのではないでしょうか。前半はほぼ浦和のやりたい事はできませんでしたが、それでも神戸の攻撃はしっかりと抑えるなど、やりたい事は出来なくともやるべき事はしっかりやった。チームとして良い循環は回っていると思います。
さぁ、ガンバや!
ではでは(´∀`)