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定義は難しいけど…〜FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選 日本代表vsタジキスタン代表 マッチレビュー

やっぱでもなんだかんだでFIFAアンセムが聴きたい

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビューFIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選、日本代表vsタジキスタン代表の一戦です!

 

 

 

5月末に行われたミャンマー戦を11-0で勝利し、晴れてアジア最終予選進出を決めた日本。という訳で残る2次予選の2試合、タジキスタン戦とキルギス戦は2試合とも消化試合となりました。対戦相手のレベルもありますので、ここから求められるものは新戦力など新しい選手のテスト、そして全勝と全試合無失点という記録の2つです。狙えるものは貪欲に、試せるものは積極的……モチベーション的には難しいシチュエーションなのは否めないですが、その中でも少しでも有意義なゲームへ昇華してほしいところです。

両チームスタメンです。

 

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日本はここまでの2試合とはメンバーを大幅に入れ替えて、全体的には国内組メインの布陣となりました。2列目は右から古橋亨梧、南野拓実原口元気のセット。大迫勇也が離脱したセンターフォワードには浅野拓磨が入ります。

 

 

本日の会場は大阪府吹田市パナソニックスタジアム吹田です。

ガンバ大阪が本拠地とする、開場以来日本屈指の人気スタジアムへ瞬く間に駆け上がったこのスタジアム。日本最高クラスのクオリティを誇るスタジアムながら、その総工費は規模に反してなんと140億!抜群のコストパフォーマンスですよね……。現在はガンバ大阪のクラブハウスや事務所など各種機能は全部このスタジアムに移設されており、来場者向けにはグッズショップやミュージアムも営業しています。

2016年に開場したこのスタジアムで日本代表戦が行われるのは2016年のボスニア・ヘルツェゴビナ戦、2018年のコスタリカ戦、2019年のベネズエラ戦、そして今日のタジキスタン戦で4試合目。FIFA主催の公式戦がこのスタジアム行われるのは初めてですし、FIFA主催の公式戦が関東地方以外で行われること自体が2012年2月のウズベキスタン戦(@豊田)以来。更に関西に限れば、関西でFIFA主催の公式戦を行うのは2011年10月に大阪長居スタジアムで行われた以来で、何の因果かその時の相手もタジキスタンでした。

 

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試合は開始早々に動きました。6分、山根視来の深い位置からのロングスルーパスに抜け出した浅野のシュートはGKに阻まれたものの、こぼれ球にいち早く反応した古橋が冷静にGKをかわしてシュート!開始早々、2年前にこのパナスタで代表デビューを果たした古橋のゴールで日本が先制。

 

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このまま圧勝モード……と行きたいところでしたが、しかし今日はそうはいきませんでした。9分、日本はボールロストをきっかけにタジキスタンの攻撃を許すと、右サイドのサファロフのクロスを中央のバンジャンベに合わせられて2次予選初の失点。ここに来てのまさかの失点で試合を振り出しに戻されてしまいます。

 

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2位の座をキルギスと争うタジキスタンは、既に今日、キルギスがモンゴルに敗れたこともあって勝点1の獲得が最優先条項になったこともあってガッチリとブロックを固めていきます。日本も中盤でのパス回しからなかなか抜け出せないもどかしい時間がそこそこ続いていました。そんな状態で前半の時間は過ぎていきましたが、それでも40分、山根のパスを受けた古橋が右サイドを抉ってクロスをあげると、ニアサイドに一気に飛び込んできた南野のゴールで日本が勝ち越し。これで南野は予選で6試合連続弾。本田圭佑の記録に並び、なんとかリードで前半を終えます。

 

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後半から原口と南野を下げて坂元達裕と鎌田大地を投入。後半の立ち上がりは少しタジキスタンにボールを持たれて攻め込まれる時間が少し続きましたが、51分にはバイタルエリアでボールを持った橋本が一度右に展開すると山根が橋本にリターンパス。これを狙い澄ましたシュートが決めて3点目。五輪代表との試合でもゴールを決めた橋本ですが、その試合は国際Aマッチでは無かったのでこれが正式な代表初ゴールということに。

 

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若干タジキスタンに押し込まれる時間もありましたが、後半も少し時間が経つ頃には日本も段々落ち着いて安定したパフォーマンスを見せられるようになってきました。71分にはタジキスタンのビルドアップをカットした川辺駿がカットと同時にワンタッチシュート。これが決まって4点目。

 

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点差にも余裕が出て、そもそも日本にとっては消化試合でもあるので小川諒也、守田英正、そしてCBではなくボランチとして谷口彰悟を投入するなど選手も色々とテスト。終盤はタジキスタンのブロックを崩壊させるまでには至りませんでしたが4-1のまま試合終了。全試合クリーンシートの夢は破れましたが、予選の連勝は7に伸ばしました。

 

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まぁ………この試合をどう定義するかはちょっとわかりにくいところはありますよね。日本側もメンバーをいろいろ変えたり、そもそも消化試合だった中で、しかもタジキスタンも思っていた以上にチームとしての力を上げていたと。極端に悲観する必要もなければ、別に手放しで賞賛すべきとも言えないというか……全体的には収まるべきところに収まった、という印象でしょうか。

とにかく見るべきは次のセルビア戦であるのには変わりありません。おそらく最後のキルギス戦は「ザ・テストマッチ」みたいな試合になるでしょうから、真価が問われるのは次です。

 

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やつまなパナスタっていいスタジアムだね♡

ではでは(´∀`)