RK-3はきだめスタジオブログ

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包囲戦〜明治安田生命J2リーグ第17節 栃木SCvs京都サンガFC マッチレビュー〜

そういえばWBCってどこいった?

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J2リーグ第17節、栃木SCvs京都サンガFCの一戦です!

 

 

 

新潟との首位天王山を勝利し、甲府との上位対決でも勝点1を死守。気がつけば4月は全勝5月は無敗という鬼のような成績を残し、その無敗記録はとうとう11にまで伸びてしまいました。どうしたサンガとでも言うべきこの躍進……この2ヶ月間を単なるブーストで終わらせない事はJ1に上がる為の絶対条件です。実は対栃木戦は通算対戦成績で何気に負け越しているんです。ただ、今のサンガであれば相性を変に考えるような必要も無い…?昨日の試合で新潟が引き分けたので、勝利すれば首位浮上です。

両チームスタメンです。

 

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サンガは今日はピーター・ウタカがベンチからも外れまして、これは第14節水戸戦以来です。3トップは右から武富孝介、中川寛斗、荒木大吾という並びで、どちらかと言えばゼロトップ的な形ですかね。2列目、或いは1.5列目タイプを最前線に並べる形となりました。松田天馬は今日はインサイドハーフ起用。

 

 

本日の会場は栃木県宇都宮市カンセキスタジアムとちぎです。

陸上競技場だった事もあって大きなバブル的な報道にはなりませんでしたが、栃木もいわゆる新スタホルダーのチーム。2022年開催予定の第77回国民体育大会に向けると共に、栃木の本拠地である栃木グリーンスタジアムJ1ライセンスを満たしていない事を踏まえ、2006年まで存在していた宇都宮競馬場の跡地に建設されました。夜になるとグッとライトアップされて眩い光を放つ姿は結構雰囲気があるというかカッコいい。栃木は当面は栃木グリーンスタジアムと併用していく形になります。

こけら落としは2020年12月16日の第41節千葉戦。ですがこのスタジアムもサンガのサンガスタジアムby Kyocera同様、新スタ元年にパンデミックの煽りを受けてしまったのは悔やまれる事でしょう。

 

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立ち上がりは栃木の積極的なハイプレッシャーに自陣内に押し込められる時間が続いたサンガ。ウタカがいる際は適当に縦パスを放れば前線である程度のタメを作ることが出来るのですが、今日はそういうわけにもいかなかった事で主導権を握れず、なかなか中央から連続的な攻撃というものを作り出す事が出来ません。

 

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ですが、飲水タイム終わりからは中央はある程度捨ててワイドに開き、サイドから攻め込んでいくような形にシフト。これが功を奏して、前半の後半はほぼほぼサンガが主導権を握る形になります。35分には荒木から武富が決定的なチャンスを迎えますがこらはゴールならず。逆にワイドへの意識が強くなった事で前半ラストプレーでは中央突破を喰らいかけますが、大事には至らず前半は0-0で終了。

 

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後半からサンガは荒木を下げて三沢直人を投入。少し選手の配置変更も行い、システムを4-1-2-3から三沢をトップ下、川崎颯太と武田将平をWボランチに近い形にした4-2-3-1気味のシステムにシフトしました。終始サンガは主導権をキープし、リズミカルなパス回しでチャンスは多く作れましたがなかなかに1点が遠く…。

 

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久し振りの出場となる中野克哉や白井康介、今季初出場となる上月壮一郎なども投入してサンガは更なる攻勢をかけようとしますが、いつもはサンガが優勢になるセカンドボールの奪い合いもどちらかといえば栃木の方が上で、守りに関しては栃木の方が上手く立ち回ったような形になってしまっていました。首位浮上のチャンスだったサンガでしたが、試合を優勢に進めながらも最後までゴールは生まれず。2試合連続のスコアレスドローで少し足踏みしてしまっています。

 

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……まぁ、上でも書きましたが、印象としては栃木の守備の立ち回り方が上回ったような印象でしたね。栃木のプレッシャーは常に圧として効いていたというか、まず今年のサンガはセカンドボールやルーズボールの争いを勝つ事でサンガの攻撃のターンを途切れさせないのが一つのポイントになっているんですけど、栃木のそこに対するアプローチが早かった事もあって、言ってしまえば栃木を殴り続けるような構図には持っていけなかったのかなと。テンポの良いパスワークなど良い部分は見られましたし、何より勝てば首位に返り咲く試合だっただけに惜しかった感はありますが…。

 

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【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

明治安田生命J2リーグ第17節

ザスパクサツ群馬2-1水戸ホーリーホック

レノファ山口FC2-2愛媛FC

ヴァンフォーレ甲府2-2アルビレックス新潟

松本山雅FC1-5FC町田ゼルビア

ギラヴァンツ北九州0-2ジュビロ磐田

ブラウブリッツ秋田1-1FC琉球

SC相模原0-1V・ファーレン長崎

ファジアーノ岡山0-1東京ヴェルディ

栃木SC0-0京都サンガFC

ジェフユナイテッド千葉1-1モンテディオ山形

ツエーゲン金沢1-0大宮アルディージャ

 

1位 アルビレックス新潟(37)

2位 京都サンガFC(37)

3位 ジュビロ磐田(35)

4位 FC琉球(34)

5位 ヴァンフォーレ甲府(30)

6位 FC町田ゼルビア(28)

7位 V・ファーレン長崎(27)

8位 モンテディオ山形(24)

9位 ジェフユナイテッド千葉(24)

10位 東京ヴェルディ(24)

11位 水戸ホーリーホック(22)

12位 ツエーゲン金沢(22)

13位 ブラウブリッツ秋田(21)

14位 レノファ山口FC(20)

15位 栃木SC(19)

16位 ファジアーノ岡山(19)

17位 松本山雅FC(18)

18位 ギラヴァンツ北九州(17)

19位 ザスパクサツ群馬(16)

20位 愛媛FC(15)

21位 大宮アルディージャ(11)

22位 SC相模原(11)

 

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町田、京都、琉球と大一番と上位対決が続いていた新潟は今日も甲府との上位対決に挑みましたが、アディショナルタイム直前に同点に追いつかれて2-2のドロー。ですが2位の京都はゴールを奪えず、3位の琉球アディショナルタイムに先制しながらアディショナルタイムに追いつかれて引き分けに終わり、上位3チームは揃って勝点1の積み上げに終わりました。その結果、7戦無敗かつ4連勝を決めた磐田が琉球を追い抜いて3位に浮上。勝点で並ぶ新潟と京都にも勝点差2で迫っており、町田と長崎も上位集団に迫りつつあります。

下位では三浦文丈監督を解任し、高木琢也新監督の初陣となった最下位相模原はシュート12本を放ちながら4本の長崎に惜敗。また、なでしこジャパンを優勝に導いた佐々木則夫監督が暫定監督を務める大宮や佐々木体制でも連敗です。

 

 

阪神に切り替えたら負けてた。

ではでは