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インテンシティー大感謝祭〜明治安田生命J2リーグ第14節 京都サンガFCvs水戸ホーリーホック マッチレビュー〜

遠藤保仁大先生、今季初ゴールおめでとうございます。

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J2リーグ第14節、京都サンガFCvs水戸ホーリーホックの一戦です!

 

 

 

4月からの大躍進で昇格戦線に一気に食い込んで来たサンガ。前節山形戦では1点のリードを粘り強く守り切って勝つなど、戦い方を超えて勝ち方の幅も広がりつつあります。首位新潟、2位の琉球も着実に視界の中に捉えられるような位置まで到達しており、着実に勝点を積み上げてきた4位磐田らも含めたマッチレースを制する為には取りこぼしは徹底的に避けたいところ。

…とは言えども、水戸は水戸で負ける事を迂闊に取りこぼしとは言えないような力と順位を持っているチームであり、水戸からすれば昇格戦線に取り残されない為にはここで3位のチームを潰す事は非常に重要です。今日で今季のJ2も1/3。キーポイントは増え始める頃合いですね。

両チームスタメンです。

 

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基本的には曹貴裁監督の下で定着しつつあるシステム・メンバーをそのまま起用していますが、ひとつすごく大きいのが今日はピーター・ウタカがベンチにも入っていません。これが怪我などのトラブルによるものなのか、連戦での疲労を考慮したものなのかはわかりませんが、昨日は3トップの中央に李忠成が入っています。

 

 

本日の会場は京都府亀岡市、サンガスタジアム by Kyoceraです。

緊急事態宣言の影響で愛媛戦山形戦はリモートマッチ(無観客試合)として行われましたが、緊急事態宣言下のイベント開催の人数宣言が緩和された事により久々の有観客開催で行える事になりました。制限が5000人以下、ビジター席設置無しといくつか規制はかかっていますが、ひとまず良かった…。

ちなみに昨日5月15日はJリーグの日という事ですが、サンガがクラブとして創立されたのは1994年、Jリーグに参加したのは1996年です。

 

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基本的には4バックの水戸でしたが、今日は3バックに変更してサンガに挑んで来ました。立ち上がりはサンガのビルドアップのところをインサイドハーフウイングバックがケアする事でスピードを殺しつつ、攻撃の際には3バックの一角であるタビナス・ジェファーソンが積極的に上がってくる事で攻撃に厚みを加え、度々サイドから決定的なシーンを作られてしまいます。

 

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そんな中でサンガは福岡慎平と中川寛斗の立ち位置を変更。すると24分、水戸の圧力で自陣に押し込まれていたサンガはヨルディ・バイスのビルドアップから細かくパスを繋ぐと、最後は右サイドを抜け出した飯田貴敬のマイナスの折り返しを福岡が叩き込み、この日最初のまともなチャンスを活かしてサンガ先制!

 

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先制点を取ってからはカウンターの応酬というか、比較的イーブンな試合内容に持ち込みつつもどちらかといえばサンガが本来やりたい形を水戸に喰らったような内容でした。それでも数少ないチャンスを活かして1点リードで前半を終えます。

 

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後半も高いインテンシティーとカウンターの応酬、そして激しい肉弾戦のやり合いが時間と共にどんどん加速していきます。水戸が55分までに選手を3人変えてきたのに対し、サンガは55分に李を下げて荒木大吾を投入。ゼロトップ気味にして、スピードと地上戦でカウンターを仕掛ける戦術にシフトしていきました。

 

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ヒートアップする球際の攻防、激しさを増すデュエル、そして水戸の猛攻……サンガもこれに対処すべく、守備のスペシャリストである本多勇喜森脇良太を投入して試合を締めにかかります。アディショナルタイムパワープレー気味に攻めてきた水戸の猛攻で中山仁斗が迎えた決定機を本多が体を張ったブロックで阻止!優勢とはいえない試合展開だったものの、見事に勝ち切ったサンガ。1-0で勝利し、9試合無敗です!

 

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今季のサンガって、勝てなかった試合も含めて明らかに劣勢だった試合…って無かったと思うんですよ。それが今日は水戸がかなりサンガに対して圧力をかけてきて、サンガ陣内でプレーせざるを得ない状況に追い込んで来た。これに関してはウタカがいなかったから…という訳でも無いと思います。試合内容だけでいえば水戸のゲームだったのかもしれません。

にも関わらず…というか、だからこそ、だからこそこの試合をモノに出来たことの意味はチームの脱皮を証明する意味でも重要でした。内容がめちゃくちゃ良い試合は自ずと勝てるものですし、昇格の為に大事なのは負け試合を引き分けに持ち込めるか、ドローゲームを勝ちに持ち込めるかどうかな訳で、それを踏まえた時に今日の勝利が誇示した意味は大きかったように思います。さぁ、次はいよいよ新潟やぞ!!!!

 

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【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

明治安田生命J2リーグ第14節

ヴァンフォーレ甲府1-0ブラウブリッツ秋田

松本山雅FC0-0ツエーゲン金沢

ジュビロ磐田1-0ザスパクサツ群馬

レノファ山口FC1-0SC相模原

V・ファーレン長崎2-2ジェフユナイテッド千葉

FC琉球4-2栃木SC

モンテディオ山形1-0愛媛FC

大宮アルディージャ0-0ファジアーノ岡山

京都サンガFC1-0水戸ホーリーホック

東京ヴェルディ2-0ギラヴァンツ北九州

FC町田ゼルビア2-1アルビレックス新潟

 

1位 アルビレックス新潟(33)

2位 FC琉球(33)

3位 京都サンガFC(32)

4位 ジュビロ磐田(26)

5位 ヴァンフォーレ甲府(25)

6位 FC町田ゼルビア(24)

7位 水戸ホーリーホック(19)

8位 ブラウブリッツ秋田(19)

9位 ジェフユナイテッド千葉(19)

10位 ツエーゲン金沢(18)

11位 レノファ山口FC(18)

12位 松本山雅FC(18)

13位 V・ファーレン長崎(18)

14位 東京ヴェルディ(18)

15位 モンテディオ山形(17)

16位 ファジアーノ岡山(16)

17位 栃木SC(14)

18位 大宮アルディージャ(11)

19位 愛媛FC(11)

20位 ザスパクサツ群馬(11)

21位 SC相模原(11)

22位 ギラヴァンツ北九州(11)

 

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3位京都が7位水戸に勝利した影響もあって結構勝点差は開き、1位新潟、2位琉球、3位京都のブロックを4位磐田、5位甲府、6位町田のブロックが追う形となりました。7位以下は勝点差は相当溜まっており、特に18位大宮から最下位北九州までは勝点11で並んでいます。

上位陣は2〜6位までが揃って勝利した一方、6位町田との直接対決で新潟が敗戦。開幕から14試合目にして初黒星を喫しています。これにより1位新潟と2位琉球が勝点33で並び、3位の京都の勝点が32。次節は5月23日14:00、デンカビッグスワンスタジアムにて新潟と京都が直接対決。J2前半戦の大一番です。

 

 

お次はガンバ!

ではでは(´∀`)