ガンバショックを脱せません助けて
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J2リーグ第15節、アルビレックス新潟vs京都サンガFCの一戦です!
さぁ、J2大一番、天王山です!!
新潟と琉球の独走状態で始まった今年のJ2ですが、4月以降にサンガが圧倒的なブーストをかけて一気に昇格戦線に食い込むと、前節で新潟が初黒星を喫したことで首位新潟と2位琉球が勝点33、3位京都が勝点32という大混戦に!そして今日、京都が新潟に勝利することが出来れば、新潟を今季初めて首位から引き摺り下ろし、そしてサンガが首位に立ちます!
新潟はアルベルト・プッチ・オルトネダ監督の下、昨季から継続したサッカーで高い戦術的完成度を誇るチームです。新潟にとってもサンガとっても久し振りに聞く「大一番」というフレーズ……新潟にとってもサンガにとっても、歴史に残るかもしれない一戦が始まります!
両チームスタメンです。
今日は右WGに武富孝介、インサイドハーフに三沢直人を起用してきました。荻原拓也は昨季は新潟に所属していたので古巣対戦。そして前節水戸戦は温存という事になったピーター・ウタカがスタメンに復帰しています。
前節町田戦初黒星を喫した新潟はスタメンを一人だけ変更。右サイドハーフを谷口海斗から三戸舜介に代えています。
本日の会場は新潟県新潟市、デンカビッグスワンスタジアムです。
2001年に開場したJリーグ屈指の外観の美しさを持つこのスタジアムも開場20周年。かつては2002年日韓W杯の開場にもなり、そしてちょうど20年前…2001年のコンフェデ杯では日本戦の会場にもなりました。日本開催分は主に新潟開催となり、日本はこの地でカナダとカメルーンに勝利。また、日韓W杯でのアイルランドvsカメルーンの試合は日本側でのW杯初試合試合でした。要するに、日本で最初にW杯の試合が行われたスタジアムはこのビッグスワンです。
今日は胸スポンサーを務める亀田製菓のサンクスデーという事で、先着12000名にオリジナルマスクとオリジナルマスクケース、更には同社の看板商品、ハッピーターンがプレゼントされるとの事。
開始早々10秒足らずで鈴木孝司に惜しいヘディングシュートを打たれる危ないシーンこそあったものの、それ以降は非常に締まった、緊張感のあるゲームが展開されていきます。基本的なボールポゼッションは新潟が持っていて、どちらかと言えばそれに対してサンガが構える構図。ただ、サンガはあまりウタカに良い形でボールが入らず、もどかしい展開は続いていました。
その後も試合はこう着状態が続いていきます。新潟はサイドからの展開で何度かチャンスを作って、展開としてはやや新潟優勢。とはいえ、サンガも時間と共に高い位置でボールを奪って、厚みのある攻撃を繰り出せる機会も増えていって、前半が終わる頃には互角の展開まで持ち込みます。前半のラストワンプレーではウタカのパスから荻原が惜しいシュートを放ちますがゴールならず。前半は0-0で終えます。
前半はサイドから攻め込まれる場面が多かった事もあって、後半から福岡慎平、そしてCB起用がメインの本多勇喜を左SBとして投入し、守備のテコ入れを図ります。後半もド頭に危ない場面を迎えはしたものの、基本的には高い集中力を誇って新潟の攻撃をシャットアウト。すると時代のサンガのハイプレスをボールホルダーのみならずボールの受け手もしっかりとケアする事で、新潟のパスの選択肢をどんどん奪っていきました。
そして58分、左サイドから攻撃を仕掛けたサンガはバイタルエリアで川崎颯太が粘り、ウタカ、福岡と経由したボールをエリア外から川崎が地を這うミドルシュート!!!!
サンガ先制!!!!
72分に途中出場の荒木大吾とウタカに訪れたカウンターの決定機を逃した後はやはり新潟の猛攻にさらされる事になりました。後半は新潟に度々クロスを上げられ、そのセカンドボールも回収される事が多く、非常にやっていて苦しい展開になっていきましたが、それでもしっかりと潰すところは潰しにいき、耐えるところは耐えて試合終了の笛を待ちます。
そして遂に試合終了の笛…
首位やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
いやぁ……素晴らしい。ただただ素晴らしい。他にあまり言うことがないです。
試合としては難しい時間が多く続いていましたけど、それでも今年のポリシーとスタンスは最後まで失いませんでした。比較的ボールを持ちに行くサンガにとって持たれる時間が長いのはやりやすい事では無かったでしょうけど、今季やってきたやり方は最後まで誰が出ても徹底され……素晴らしい集中力と徹底っぷりでしたね。あんまりそこまで語る気は無いというか、今日はただただ喜びに浸りたいです。
とはいえ、首位にはなる事よりも守る事の方が難しい訳で。1日でも長く首位に居続ける、ほれを繰り返していってほしいと思います。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
明治安田生命J2リーグ第15節
1位 京都サンガFC(35)
2位 アルビレックス新潟(33)
3位 FC琉球(33)
4位 ジュビロ磐田(29)
5位 ヴァンフォーレ甲府(28)
6位 FC町田ゼルビア(25)
7位 V・ファーレン長崎(21)
8位 モンテディオ山形(20)
9位 ブラウブリッツ秋田(20)
10位 ジェフユナイテッド千葉(20)
11位 水戸ホーリーホック(19)
12位 ツエーゲン金沢(19)
13位 レノファ山口FC(19)
14位 松本山雅FC(18)
15位 東京ヴェルディ(18)
16位 栃木SC(17)
17位 ファジアーノ岡山(16)
18位 ギラヴァンツ北九州(14)
19位 ザスパクサツ群馬(12)
20位 大宮アルディージャ(11)
21位 愛媛FC(11)(※1)
22位 SC相模原(11)(※1)
※1 14試合消化
今節最大の注目カードだった首位新潟と3位京都の直接対決は京都が1-0で勝利。更に琉球も山形に敗れた事で、京都が2019年7月以来となる首位に浮上。4位磐田、5位甲府も勝利して勝点差を詰めて、新潟と琉球の独走体制とも思われたJ2はじわじわと混戦模様になってきました。
下位争いでは昨季躍進した北九州とJ1昇格候補にも挙げられていた大宮の逆天王山がありましたが、この試合では北九州が3-1で勝利。試合数の関係で最下位は回避したものの、大宮の苦難はまだ続きそうです。
しゃああああああ
ではでは(´∀`)