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西京極凱旋〜天皇杯JFA第101回全日本サッカー選手権大会2回戦 京都サンガFCvsFC今治 マッチレビュー〜

雰囲気だけで言えば夏の18:00キックオフ一番好きかも知らん

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー天皇杯JFA第101回全日本サッカー選手権大会2回戦、京都サンガFCvsFC今治の一戦です!

 

 

 

去年はJリーグ自体が大幅な日程変更を迫られた為に参加する事すら出来なかった天皇杯。サンガにとっては2019年大会以来の出場です。ただ、そもそもサンガは3大会連続で初戦敗退という非常に残念過ぎる戦績を近年では残しているという……。相手の今治は1回戦で愛媛FCとの愛媛ダービーを制し、岡田武史氏がオーナーを務めるクラブとしてJ3でも期待と注目を多く集めているクラブの一つ。リーグ戦で調子のいい今だからこそジャイキリは許さない戦いを、そして久々の西京極で勝利を!

両チームスタメンです。

 

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天皇杯という事もあってサンガはターンオーバーを敷いてきました。直近のリーグ戦となる栃木戦からは先発を全員変更。栃木戦のスタメンからはベンチ入りした選手も荻原拓也、麻田将吾、川﨑颯太の3人のみです。

冨田康平、そして10番庄司悦大は今季初出場。今季まだベンチ入りのなかった福島春樹と山田楓喜もベンチ入りを果たしています。センターバックに関しては長井一真と黒木恭平のサイドバックを本職とする2人が入りました。

 

 

本日の会場は京都府京都市たけびしスタジアム京都です。

ご存知の通り、現在サンガのホームスタジアムは亀岡市サンガスタジアム by Kyoceraです。そのサンガスタジアムに移転する前に使っていたのがこのスタジアムで、正式名称である西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場という名前の方が親しみがあるでしょうか。サンガにとっては2019年のホーム最終節、千葉戦以来の西京極でのゲームです。陸上界にとっては今なお重要なベニューの一つですね。もちろん、このご時世かつ天皇杯という事でそもそもの観客数を絞っているのはありますが、久々の西京極とあってチケットは完売しています!

ちなみに今日がサンガの監督として初めての西京極での試合となる曹貴裁ですが、湘南時代の西京極での成績は1勝2分。監督デビューイヤーとなった2012年は他会場だった西京極での結果により湘南の昇格が決まり、2014年は西京極でのサンガとの試合で史上最速記録となるJ1昇格を決めるなど、曹監督にとっては演技の良いスタジアムと言えます。

 

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本日は現地観戦なんてったって久々の西京極ですもの。良いスタジアムとは言いませんが、やっぱり愛着は深い!観戦日記は後日更新します。

 

 

 

前半、予想よりもサンガはボールをあまり持てない時間が続いていました。それでも今治が主導権を握れていたわけでなく、サンガもハイプレスで上手く嵌め込んで今治の攻撃ターンには至らせません。逆にサンガはどちらかと言えば今治サイドバックの裏を効果的に突こうとする動きが目立っていました。

 

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10分には曽根田穣のクロスに最高のファーストタッチでDFを振り切った李忠成が冷静にGKとの1対1を制して先制点!これが念願のサンガ移籍後初ゴールとなった李は実は柏時代、広島時代には西京極で4試合4得点を挙げていた西京極得意マン。前半は必ずしも上手く回ったわけではありませんでしたが、それでもJ2で2位につける堅実性を見せるようにリードして前半を終えます。

 

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サンガは後半、中野桂太を下げて谷内田哲平を投入。後半に関してはサンガが高い位置でボールを保持できるようになり、前半は少し高い位置を取りきれなかった両サイドバックも高い位置を取れるようになっていき、それに伴い攻撃も流動的に回っていきます。

 

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61分には上月壮一郎を投入。すると投入直後のファーストプレーでうまく抜け出すとGKとの1対1を制して冷静に流し込んでサンガが2点目!上月もこれが待望のプロ初ゴール。デビューを果たした西京極のゴール裏に向かって長いトラックを走り抜けます。

更に立て続けに69分には右サイドを崩し、李が今度は頭で合わせて3-0。李はこれで西京極通算5試合6得点と相性の良さを発揮します。

 

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82分にはビルドアップの過程でGK清水圭介がボールを奪われて失点。この失点は残念な失点でしたが、この場面を除いては90分、特に後半はうまくゲームをコントロールする事に成功。試合はそのまま3-1でサンガが勝利し、2016年以来となる天皇杯での初戦突破を決めました!

 

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まずは一発勝負という背景もありますし、その上でターンオーバーを敷いた上で良い試合をして勝てたのは大きかったですね。

一つ今日の注目ポイントといえば、今季初出場となった庄司がどうなるか…というところだったと思います。庄司は中田一三監督時代、或いは實好礼忠監督時代では言わずもがな絶対的な存在で、どちらの時代もアンカーとして起用されていました。そして曹監督体制となった今回もアンカー起用だった訳ですけど、アンカーとして監督に求められる役割がそもそも中田・實好体制ではコントロールタワー的な役割だったのに対して、今の曹体制では役割がそことは少し違うと。庄司の今日のパフォーマンスに文句をつけるところは特に無いですし、庄司は曹体制で求められているアンカーの役割を凄く意識してプレーしていましたが、多分今のシステムとやり方では確かに川﨑の方が適性はあるのかな…とも少し思いましたね。庄司は私も大好きな選手ですし、クオリティの高さを再確認出来たのは良かっただけに、曹体制の中での庄司の組み込み方の最適解を見つけ出せればもう一段階上に行ける気もしますが…。

 

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…さぁ、柏レイソル戦だぞ……!

ではでは(´∀`)