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応〜キリンチャレンジカップ2021 日本代表vsセルビア代表 マッチレビュー〜

新垣結衣さんお誕生日おめでとうございます

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビューキリンチャレンジカップ2021、日本代表vsセルビア代表の一戦です!

 

 

 

5連戦という短期間で一気に実戦を積める機会を得ることが出来た日本代表。そしてそのメインとも言うべき試合はまさしく今日でしょう。セルビア戦!深夜から開幕するEURO2020の出場権こそ逃したものの、セルビアが欧州でも一定以上の競技力を持つチームである事は間違いありません。そうでなくとも、UEFAネーションズリーグという大会を創設した影響で、W杯では絶対に1回は欧州勢との試合があるにも関わらず欧州以外の国が欧州勢と試合を行える機会は壊滅しました。日本にとっても欧州勢との対戦はロシアW杯のベルギー戦以来となり、ここしかないタイミングでセルビアとの試合を組んだマッチマークは今回ばかりは感謝したいです。

そしてなんといっても日本代表にとって特別な意味を持つのがこの試合がドラガン・ストイコビッチの凱旋試合だという事です。この3月からセルビア代表の監督に就任したピクシーにとって、対戦相手として日本に訪れるのは2013年の名古屋グランパス監督退任以来初めて。そもそも母国の代表を率いるピクシーと日本代表の対戦なんて胸が躍る以外ないじゃないですか。エモいですよエモい。シチュエーションとしては、間違いなく記憶に残る試合になるのではないでしょうか。

両チームスタメンです。

 

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森保体制では3バックを試すことも多い日本ですが、この連戦では一貫して4-2-3-1を採用。ただ大迫勇也が離脱した影響もあって、今日はワントップの位置にどちらかと言えばセカンドトップタイプの古橋亨梧が起用されたので、鎌田大地辺りとどうポジションを調整していくかもポイントになってきます。おそらく今回の招集メンバーの中では森保監督の中でのベストメンバーになるのではないでしょうか。

ちなみに、セルビアのCBステファン・ミトロビッチと川島永嗣、FWデヤン・ヨベリッチと鎌田大地はそれぞれチームメイトです。

 

 

本日の会場は兵庫県神戸市、ノエビアスタジアム神戸です。

ヴィッセル神戸の本拠地ですね。その為、2019年に神戸で行われたボリビア戦同様に今日のTV中継のスペシャルゲストとして神戸に所属するアンドレス・イニエスタが出演。また、7月にはU-24日本代表vsU-24スペイン代表の試合も予定されています。なので、今日スタメンの古橋は自らの本拠地でイニエスタに見守れながらのプレーですね。

元々の神戸市立中央球技場は1970年代に於いては数少ない球技専用競技場として、1979年のワールドユースの会場になるなど重要な役割を果たしました。現在のスタジアムは2002年日韓W杯に向けて建て直され、2001年に開場したもの。2002年日韓W杯の他、2019年ラグビーW杯でも会場に選ばれ、後に決勝を戦う南アフリカイングランドの試合を開催しています。

ちなみに森保一監督とストイコビッチ監督はそれぞれ広島と名古屋の監督時代に対戦経験もあります。2012年と2013年で4試合行い、森保監督率いる広島が1勝3分で無敗です。そして現代表では吉田麻也がピクシー体制の名古屋で選手としてプレーし、吉田がレギュラーに定着したのもピクシー体制だったのでそこの邂逅も楽しみでしたが、吉田はU-24代表のオーバーエイジとして一人で豊田に行っちゃった……。

 

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ここ最近は対戦相手のレベルがレベルだったので、U-24日本代表戦も含めて早い時間帯に先制点が入っていましたが、今日はやはり相手がセルビアという事もあって簡単に中央突破を許してくれるような相手ではなく、やはり崩しにくい相手に対して日本は攻めあぐねる時間が続きます。セルビアは3バックで中央を固めてきたので、日本は右サイドを走らせた伊東純也経由での攻撃を試みますがなかなか上手く嵌りきりません。

 

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32分には伊東の左足でカットインからシュートを放ちましたがGKプレドラグ・ストイコビッチに阻まれゴールならず。一方のセルビアはカウンターから効率的に何度かチャンスを創出していき、前半終了間際にもミラン・マカリッチが決定機を迎えましたがなんとか回避。やはりヨーロッパの実力国との対戦なだけあってこれまでにない緊迫感を出しながら0-0で終えます。

 

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後半から日本は古橋と橋本拳人を下げてオナイウ阿道川辺駿を投入。セルビアも2人メンバーを代えて迎えた後半でしたが、開始早々の47分でした。鎌田のニアサイドへのコーナーキック谷口彰悟がフリックでコースとタイミングを変え、ファーサイドで反応した伊東のゴールで日本が先制!五輪代表戦の時の橋本のゴールを彷彿とさせる展開で遂に先制します。

 

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その後はややカウンターの応酬のような展開に。特に日本はオナイウを最前線に置いた為か前半よりも裏抜けの意識が高くなった感があり、64分には伊東が一気に右サイドを飛び出して駆け抜けてから折り返すと、そこにオナイウが詰めて2点目!………かと思いましたがこれはオフサイド

 

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日本はその後山根視来、浅野拓磨、小川諒也、原口元気を投入。日本は88分に浅野がチャンスを迎えましたが決め切れず。一方守備ではWボランチを中心としたプレスも効果的に働き、セルビアのカウンターに対してDF陣がしっかり対処。久し振りに色々な意味での手応えを感じる事になった一戦、3年ぶりの欧州勢との試合でしたが、日本が1-0と堅実に勝利を収めました!ちなみにセルビアストイコビッチ体制で初の黒星。

 

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攻守両面にとって、選手側から見る実りは多い試合だったんじゃないでしょうか。2次予選の2試合は言わずもがな、五輪代表との試合もあっさり先制を取れてしまった事もあって、どう1点を取るか、どう1点を守るかの工夫すら必要ない試合が続いてしまっていたので、そういう意味ではその細部を問われるような試合をここで経験できた意味はチームしても個々としても収穫は大きかったと思います。

その中でも特に守備陣はセルビアのカウンターにもしっかり対処して、最後まで集中したパフォーマンスを見せていました。これまではワンサイドゲームが続いていただけに尚更。実質的にレギュラーが3人抜けた状態のDFラインでしたが、それだけに得るものは大きかったでしょう。攻撃に関してはもうちょっと前線でタメが欲しいな…とは思いましたが、全体的には良い試合でした。

 

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ピクシー肥えたな…(人のこと言えない)

ではでは(´∀`)