なんでガンバもサンガも古橋ラストもオールスターも被るんだよ!!!!
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはキリンチャレンジカップ2021、U-24日本代表vsU-24スペイン代表の一戦です!
さぁ、文句なしに注目の一戦です!
日本にとってこれは東京五輪開幕前最後の実戦機会です。メンバー間の連携、現段階で控えの位置にある選手のアピール、完成度の向上……様々なものを戻られる中、対戦相手となるのは世界の強豪国、スペインです。特に欧州勢は五輪出場に際してはベストメンバーをあまり呼べない事も多いのですが、今回のスペインはペドリ、ウナイ・シモン、パウ・トーレス、ダニ・オルモ、ミケル・オヤルサバルなど……直前に開催されたUEFA EURO 2020でベスト4に進んだスペインでレギュラーを張っていたような選手まで招集してくるガチっぷり。オーバーエイジでも世界トップクラスのクラブで居場所を確保している優秀なプレーヤーが名を連ねており、チームとしてのクオリティは今更語るほどの事ではないでしょう。
確かなのは、日本が仮に金メダルを目指すとして…勝ち進めば勝ち進むほど、本大会での対戦は避けられない相手です。今の日本がどの立ち位置なのか、それを測る上ではこの上ない相手。五輪の序章で日本は何を見せるのでしょうか。
両チームスタメンです。
日本は月曜日のホンジュラス戦からはメンバーを3人変更。左SBを中山雄太から旗手怜央に、ボランチを田中碧から板倉滉に、左サイドは三好康児から相馬勇紀に入れ替えたスタメンを組んできました。
スペインは4-1-2-3のフォーメーションで、注目のペドリやミケル・オヤルサバルはベンチスタートですが、こちらもベストには近い布陣。ウナイ・シモンやダニ・オルモといったEURO組に加え、マルコ・アセンシオ、ダニ・セバージョス、ミケル・メリーノのオーバーエイジ組も全員スタメンです。
本日の会場は兵庫県神戸市、ノエビアスタジアム神戸です。
普段はヴィッセルのホームスタジアムとして使用されているこのスタジアムでは過去にも2002年日韓ワールドカップや2019年ラグビー ワールドカップなどの各種世界大会が行われてきました。また、東京五輪の関係で昨今は関東方面の試合会場に制限がかかっている事もあり、7月の代表戦はこの試合を含めて全試合が関西で開催されています。神戸といえば、スペインにとってはやはりアンドレス・イニエスタ!それもあって神戸開催になったのかな、とも思いましたが……肝心の神戸は今日はセレッソ大阪との試合があったのでイニエスタ来れません…!
また、五輪本戦は一部会場を除いて無観客試合として開催されます。その為、今日の試合が東京五輪にとっては最後の有観客試合です。
立ち上がりから試合は一進一退の攻防戦を見せます。日本は堂安、久保、相馬の2列目の機動力を武器に積極的に攻め込みながら、ゴール前でもなかなかテンポとリズムの良いパス交換を披露。スペインにドキッとさせるようなシーンは何度か作っていました。特に2列目の位置関係はやはり良く、ワントップの林大地もそれにうまく呼応していました。
一方、コンディション面ではやはり日本より劣るスペインもボールを持てば決定的なシーンに結びつけていきます。15分にはラファ・ミルの強烈なシュートをGK谷晃生が好セーブ。更に直後には見事なパス回しからダニ・セバージョスが抜け出しましたが、これは何とかサイドネット救われます。
すると試合が動いたのは42分でした。左サイドで久保が粘り、そのまま強引なドリブル突破を決めるとマイナスのグラウンダーのクロスを送ります。これを右から中に切り込んできた堂安が左脚一閃!強烈かつ、鮮やかな弾道は見事にゴールの左隅に決まって日本先制!!堂安のゴラッソが一つ決まって、日本が1点リードで前半を終えます。
日本は後半から大幅にメンバーを交代。GKは大迫敬介に代え、4バックは旗手のみ残して右から橋岡大樹、瀬古歩夢、町田浩樹、ボランチを板倉と田中碧のコンビとし、2列目より前は相馬と久保を残して三好康児、前田大然を投入し、ホンジュラス戦の出場状況も考慮した選手交代を行います。
一方のスペインはミケル・オヤルサバルらを投入。後半はかなりスペインが押し込む展開となりました。
スペインのインテンシティーが後半に入ってグッとギアを入れたように高まった事もあって、後半はスペインの波状攻撃とも言えよう猛攻に苦しめられます。そんな中でも最後の最後でDF陣が体を張って対処。大迫の好セーブも光り、日本は何とか耐え続けていました。しかしスペインは攻めの手を緩めず、エリック・ガルシアやペドリといったEUROメンバーを続々と投入。
すると78分、ファン・ミランダがペドリとの連携で左サイドを突破すると、途中出場のハビ・プアドの左足のシュートが同じく途中出場のカルロス・ソレールの脚に当たって点々と転がっていってゴールイン。なんとか無失点で耐えていた日本はここに来て同点弾を許します。
日本も良いシーンを作ります。84分、怪我から復帰して途中出場した上田綺世が三好の絶妙なスルーパスに抜け出してGKと1対1。しかしこれはGKルイス・フェルナンデスの体を張ったブロックに阻まれて僅かにゴールなりません。その後もスペインにペースを握られながらも、アディショナルタイムでは田中のFKが僅かにGKに阻まれるなど惜しいシーンも作った日本。本大会前最後の試合は激闘の末、ドローに終わりました。
ホンジュラス戦のように収穫と課題というよりは、今日は金メダル候補本命のスペインに対してどこまで日本がやれるか、スペインとの差は思っているより小さいのか、逆に広がっているのかを測るための試合でした。それを踏まえると、今日の試合は非常の意義と意味のある、色々な意味での収穫が非常に大きい試合だったのでは。
スペインとの差を感じる部分は随所にあったものの、前半の試合展開のように日本がやれる事を示して、そして尚且つ負けなかった。このタイミングでこういう試合を経験出来たのも良かったですし、チームとして課題とすべき部分は多かったと思いますが、この試合の意味とメリットは100点満点だったのではないでしょうか。
さぁ、これで東京五輪世代の旅は本大会を残すのみとなりました。
個人的な事を言えば…一応私も世代的には東京五輪世代になるんですよね。ですので自国開催という事を抜きにしても、これから先の代表の中でも思い入れの強い世代として生き続けるのは確かだと思います。メダルを獲得できるかどうかは勝負事ですので、その答えは来月までわかりませんが、とにかく今はこのまたとない機会で羽ばたいて欲しい気持ちでいっぱいです。
ドイツW杯みたいにあそこがピークでも困るしね。
ではでは(´∀`)