ハリウッドドリーム…
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第33節、浦和レッズvs柏レイソルの一戦です。
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Jリーグも終盤戦!それぞれの現実的な目標順位がはっきりしてきた中で、これからはそれぞれの目標に向かっての勝点計算も明確になってきたところでしょう。そんな中で行われる、タイトル獲得経験も多い名門同士のフライデーナイトJリーグはまさしく様々な感情の渦巻く一戦です。
ACL圏内となる3位以内を目指す浦和ですが、直接対決となった第31節神戸戦は1-5でまさかの大敗。前節G大阪戦では再三に渡る決定機をことごとくGK東口順昭に阻止されて引き分けに終わりました。ルヴァン杯準決勝C大阪戦に敗れた傷痕もまだ残る中で、これ以上3位神戸と4位名古屋に遅れをとる訳にはいきません。一方、残留争い直接対決が続く柏も第30節G大阪戦こそ敗れたものの、続く仙台戦と清水戦では勝点4を獲得。17位湘南との勝点差は9まで広がり、セーフティーゾーンに手をかけています。一刻も早く、残留圏ではなく安全圏に行きたいところでしょう。
そして……なんと言っても今日の注目は酒井宏樹、江坂任、武藤雄樹に関する因縁です。武藤に関しては円満移籍でしたが…。特に酒井にとっては初めて「柏との対戦」というシチュエーション。果たして…!両チームスタメンです。
前節G大阪戦で負傷退場した明本考浩に代わり、今日は第27節湘南戦以来のスタメンとなるキャスパー・ユンカーがワントップとして先発。その他の10名は前節と全く同じメンバーを起用してきました。古巣対決となる酒井、江坂は揃って先発です。
柏は前節清水戦からスタメンを2人変更。今季の柏は3-4-2-1がメインシステムでしたが、第31節仙台戦から4-4-2にシフトし、今日もそれを継続しています。前節は右サイドハーフとして起用されたマテウス・サヴィオは今日は2トップの一角として先発。古巣浦和との対戦となる武藤はベンチスタートです。
本日の会場は埼玉県さいたま市、埼玉スタジアム2002です。
今月13日に開場20周年を迎えた、国立競技場に代わる新たな日本サッカーの本拠地とも言うべきスタジアム。現在カタールW杯アジア最終予選が開催されていますが、近年の最終予選の名場面……大黒将志の一撃、中村俊輔の直接FK、本田圭佑のPK、山口蛍のミドル、井手口陽介のW杯決定弾……その舞台はいつも埼スタでした。先日のオーストラリア戦の激闘も記憶に新しいところですね。
ちなみに、今年の埼スタは「#埼スタといえばカレー」をハッシュタグにした「埼スタカレープロジェクト」を行なっており、前節G大阪戦に続いて今節もOB選手のプロデュースカレーが販売されるとの事。また、本日は「ワクチン・検査パッケージ」の対象試合として開催されており、10000人+5000人の来場が可能になっています。
立ち上がりは膠着した状態が続いてきましたが、先制点は浦和が今季を通じて目指していたような展開から生まれます。15分、自陣で丁寧なビルドアップをしていた浦和は柴戸海がワンタッチではたいたところから一気にギアチェンジ。江坂が自らドリブルで持ち運んでハーフェーラインを超えてから前線にパスを送ると、キャスパー・ユンカーの横パスに完全にフリーで抜けた汰木康也が冷静に決め切って浦和先制!
更に浦和の勢いは止まりません。20分には再び押し込んだ浦和は柴戸がペナルティエリア内でエメルソン・サントスに倒されてPKを獲得すると、関根貴大がこれをきっちり決めて早々と2点のリードを奪います。
更に更に浦和。23分には山中亮輔のアーリークロスがDFに当たってこぼれたボールを汰木が拾うと、ファーストタッチを上手く設定してそのままシュート。これが鮮やかに決まり、浦和は飲水タイムまでの間に、そして先制点から僅か8分間の間に3点決めて一気にリードを広げます。
柏は33分に神谷優太の切り込んでからの柔らかいクロスをマテウス・サヴィオが頭で合わせて1点を返します。しかし1点を返したと思った矢先、前半アディショナルタイムにはキム・スンギュのGKを浦和が拾ったところから一気に攻撃を展開。平野佑一のスルーパスに抜け出したユンカーが決めて前半だけで今季最多となる4得点を記録。浦和の3点リードで前半を終えます。
浦和は後半からユンカーを下げて小泉佳穂を投入してゼロトップ気味のシステムに。一方の柏は椎橋慧也を下げて仲間隼斗を投入した攻撃的な形にシフトしますが、試合の流れは浦和が握り続けたまま変わらず、当然のチャンスも浦和の方に多く回っていきます。59分、左サイドに流れた小泉のクロスにファーサイドに待っていた江坂が冷静に決めて5点目…!
柏は65分に三原雅俊と古巣対決となる武藤を、73分には細谷真大を立て続けに投入します。しかし柏は明確にチャンスを作る事が出来なくなり、結局終盤まで柏の2点目よりも浦和の6点目の気配の方が長い時間が延々と続いていきました。
結局試合は5-1のまま終了。スコアと内容がそのまま比例したような試合展開を浦和が見事モノにし、ACL圏内を争う神戸と名古屋にプレッシャーをかけました!一方、柏は得失点差も踏まえると痛い大敗です。
まぁ………5-1という大差でしたけど、試合の内容とスコアに関しては妥当っちゃ妥当だったような試合だったのでは。浦和のやりたい事が前面に出ていましたし、柏は柏で全ての攻撃が機能不全に陥っていましたし。なんやかんやでGKキム・スンギュを中心にそこを耐えられる力は持っているチームですけど、今日はそこに委ねる事が出来なかった…と。それであれば、浦和の温まってしまった総攻撃の前になす術も無くなってしまったのは致し方なかったようにも見えましたね。
それにしても浦和の1点目はすごい鮮やかでしたね。ビルドアップからギアチェンジ、そしてラストパスまで。あのゴールは本当に見事でした。美しかったです。
そういえば山中も古巣対決やん
ではでは(´∀`)