RK-3はきだめスタジオブログ

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スムーズ〜明治安田生命J2リーグ第40節 ブラウブリッツ秋田vsヴァンフォーレ甲府 マッチレビュー〜

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緊張の一戦ですな…

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J2リーグ第40節、ブラウブリッツ秋田vsヴァンフォーレ甲府の一戦です!

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

2021年のJ2も残り3試合。本日は日曜日ですが、土曜日に1位磐田と3位長崎、2位京都と8月以降1敗しか喫していない岡山の対戦が行われました。日程くん仕事するなぁ…。

1位磐田、2位京都、3位長崎の上位3チームは揃ってドロー。磐田は前節の時点でJ1昇格を決めていたので、2位京都から4位甲府までの3チームが残り一枠を争う状態となっていましたが、そもそも今節は京都は王手をかけている状態。そんな中で昨日、長崎は京都との勝点差を詰められなかったのでJ1昇格の可能性が無くなり、あと一枠の切符を手にする可能性があるのは京都か甲府…というシチュエーションになっています。

今日の試合、奇遇にも前節が京都戦だった秋田と対峙する甲府は引き分け以下でJ1昇格の可能性が消滅。イコール京都のJ1昇格が決まり、2021年の昇格レースは完全決着という事になります。何度も言っております通り、私はサンガファンですのでソワソワしながらこの試合を見ますが…果たして「J2のプロ」とも言えよう甲府は最後に意地を見せるのでしょうか。

両チームスタメンです。

 

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秋田は前節京都戦からスタメンを2人入れ替えてきましたが、今日はGKも田中雄大から新井栄聡に変更してきました。新井は今季4試合目の出場になります。

一方の甲府ですが、こちらはスタメンを4人変更。中村涼太朗は前節松本戦ではボランチ起用だった事を踏まえると、中盤の中央4枚は総替えに近い形になっています。

 

 

本日の会場は秋田県秋田市、ソユースタジアムです。

今年から初めてJ2を戦う秋田は無事に来季もJ2で戦う権利を手にしました。そんな秋田のホームスタジアムがオープンしたのは太平洋戦争7ヶ月前の1941年5月。過去に2度の国体の会場になった他、オリンピックの翌年にオリンピック種目に入らなかった競技を行うワールドゲームズの2001年大会のメインスタジアムとしても使用されたスタジアムです。Jリーグで言えば、過去に鹿島、千葉、山形がホームゲームを開催した事も。…新スタどうなるんだろう。

試合前には長らく秋田でプレーし、昨年引退した前山恭平氏引退試合が開催。秋田のOB選手らが多く集います。また、この季節で東北ですからね…先着2000名にはカイロがプレゼントされるそうです。

 

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立ち上がりは膠着状態が続いていました。秋田はいつものような前線からのアグレッシブな守備が嵌まったとは言い難く、一方で甲府甲府でシュート数でもポゼッションでも甲府が上回っていたとはいえ、チャンスというチャンスはあまり得られないまま時間が進んでいきました。どちらペースかといえば甲府ペースであるものの、両者ともに「どこか掴み切れない」みたいな状況が続いていきます。

 

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しかしそんな中で迎えた29分でした。セットプレーからチャンスを作ろうとしていた甲府は左サイドからコーナーキックを得ると、野津田岳人のボールは一度秋田DFに跳ね返されますが、こぼれ球を荒木翔がエリア外からダイレクトでミドルシュート。これが決まって甲府が先制。

甲府先制後も、前半の流れは甲府が先制する前と比べても大きな変化はなく、そのまま甲府リードで前半を終えます。

 

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後半も両チームの基本的な流れは変わらなかっただけに、そうなると前がかりになり始めた秋田に対して先制点を取れた甲府が効率よくカウンターを仕掛けていくような、甲府からすれば理想的な流れにもなってきました。68分にはカウンターの流れから長谷川元希が豪快な一発を突き刺して甲府が追加点。

 

 

 

その後はなんというか、ただただ甲府の安定感が光ったような時間が続きました。秋田は攻めようとはするけれど、全部甲府に絡め取られていくかのように攻撃が頓挫。逆に甲府には2度ほど3点目を獲得するチャンスが生まれたりで、終わってみれば甲府の完勝と言っても差し支えのない試合内容。安定した試合運びを見せた甲府昇格へ一縷の望みを繋ぎました。

 

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甲府甲府でなぜ最後の最後まで上位を維持できているのかがよくわかる試合内容でしたね。なんやかんやで甲府って、昇格は出来なくても悪くない位置でフィニッシュさせている訳で。その辺りの安定感だとか、そういったものは光ったような試合だったと思います。どちらかといえばセーフティーファーストを考えていたようにも移りましたが、そこからカウンターに繋がるまでの運び方は実にスムーズでした。その辺りはやっぱり、チームとしての意思統一が出来ている証拠なのでしょう。

 

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【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

明治安田生命J2リーグ第40節

ジュビロ磐田2-2V・ファーレン長崎

ファジアーノ岡山0-0京都サンガFC

ブラウブリッツ秋田0-2ヴァンフォーレ甲府

モンテディオ山形3-5FC町田ゼルビア

栃木SC1-0ツエーゲン金沢

ザスパクサツ群馬0-0アルビレックス新潟

大宮アルディージャ1-3水戸ホーリーホック

ジェフユナイテッド千葉2-0ギラヴァンツ北九州

東京ヴェルディ1-1FC琉球

松本山雅FC1-1レノファ山口FC

愛媛FC1-2SC相模原

 

 

1位 ジュビロ磐田(87)

2位 京都サンガFC(82)

3位 ヴァンフォーレ甲府(76)

4位 V・ファーレン長崎(75)

5位 FC町田ゼルビア(68)

6位 アルビレックス新潟(67)

7位 モンテディオ山形(65)

8位 ジェフユナイテッド千葉(62)

9位 FC琉球(61)

10位 ファジアーノ岡山(56)

11位 水戸ホーリーホック(55)

12位 東京ヴェルディ(52)

13位 ブラウブリッツ秋田(47)

14位 レノファ山口FC(42)

15位 栃木SC(42)

16位 ザスパクサツ群馬(40)

17位 大宮アルディージャ(38)

18位 SC相模原(37)

19位 ツエーゲン金沢(37)

20位 ギラヴァンツ北九州(35)

21位 愛媛FC(34)

22位 松本山雅FC(33)

 

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前節で磐田がJ1昇格を決め、残り一枠昇格の可能性を残しているのは2位京都、3位長崎、4位甲府の3チーム。その中で王手をかけていた京都が引き分けに終わり、かつ甲府が勝利したことで昇格争いの行く末は次節持ち越しとなりました。また、長崎は磐田と引き分けた事でJ1昇格の可能性が消滅。磐田はJ2優勝に王手をかけています。

白熱の残留争いは今日は3試合の直接対決が組まれました。栃木vs金沢の試合は1-0で勝利した栃木が残留に大きく前進し、対する金沢は降格圏の19位に転落。松本vs山口は引き分けに終わり、山口には大きな、松本には致命傷になりかねない勝点1となりました。そして本日最大の注目を集めた愛媛vs相模原の試合はまさしくJリーグ史に残るような試合展開の末、最後はラストワンプレーの決勝点で相模原が勝利。この結果、相模原は残留圏の18位にジャンプアップしています。20位北九州、21位愛媛、22位松本の3チームは次節にも降格決定の可能性があります。

 

 

日本シリーズすごかったね

ではでは(´∀`)