教えてくれ
どうやったらPSGは当たるんだ
どーもこんばんは
イープラスでチケットが落ちました
— R (@blueblack_gblue) 2022年6月10日
パリサンジェルマンは嬉しそうに
「チケットをご用意できませんでした」
「できませんでした」「できませんでした」 pic.twitter.com/xTi63YFEvX
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ第17節、ガンバ大阪vs横浜F・マリノスの一戦です!
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偉大な歴史を背負った30年もの月日を歩みながら、その集大成となる30周年にこれでもかと苦難を浴びせられ、屈辱を味わったガンバにとって、31年目となる2022年のテーマはまさしく「変革」でした。エンブレムも変えた、ロゴも変えた、マスコットも増えた、ブランディングも一新した……そして監督には、西野朗体制と長谷川健太体制でコーチを務めた歴史を知り、そして大分で革新的なサッカーを見せた斬新さを併せ持つ片野坂知宏監督を招聘。「カタノサッカー」と呼ばれる新しいスタイルを植え付けようというトライの一年として開幕を迎えました。
しかしながら、スポット的にカタノサッカーの片鱗やポテンシャルを見せる試合はありながらも、基本的にはここまでのガンバは道半ば感が強く、特に欠場者が続出して野戦病院状態に陥った5月は悪夢のような時期とすら形容出来ました。そんな中でも天皇杯岐阜戦…まぁ、J3相手に延長まで行ってんじゃねぇよと言えばそれまでなんですが、あの試合で見せたサッカーにはいくつかの可能性も散らばっていましたし、ガンバにとって一つのきっかけになり得る内容だったのも確かです。
変革はこれから、新たなフェーズを迎える事でしょう。負傷者も帰ってきたパナスタで迎えるは首位のマリノス。今のJリーグでは川崎と共に、クラブとしての確固たるスタイルと好成績を両輪で持ち合わせているチームです。そんなマリノス相手にどんなサッカーを見せるか、カタノサッカーの新章をめくったと言えるようなパフォーマンスをピッチで見せられるのか。新たな戦いが始まります。
両チームスタメンです。
ガンバはシステムとしては4-2-3-1で組んできました。トップ下の位置には石毛秀樹が入り、右に小野瀬康介、左に山見大登という組み合わせです。そして今日のトピックはなんと言っても怪我人の復帰。そう、神、GK東口順昭が遂に今季初出場となりました!!東口のみならず、右SBには髙尾瑠が第8節清水戦以来となる復帰を果たし、ベンチには倉田秋が髙尾同様に清水戦以来の復帰。ただし、今日は昌子源と黒川圭介がメンバーを外れています。
2チーム分組めるようなスカッドで、基本的にはローテーション的な選手起用を徹底しているマリノスは、お馴染みの4-2-1-3にいつもの主力を配置。ただその中で、今日はユース卒の18歳・西田勇祐がベンチ入りしています。大分でJ3時代から共闘した師弟関係の片野坂監督と岩田智輝、横浜FCユースの同期である小野瀬と高丘陽平など、様々な縁も交差する構図ですね。
6月1日に天皇杯の岐阜戦はありましたが、第15節広島戦が中止になった影響もあり、リーグ戦のホームゲームとしては5月8日の第12節神戸戦以来となりました。先日は日本代表vsチュニジアの試合が行われた関係でガンバウォールも代表仕様の装飾でしたが、今日はいつものガンバ仕様に戻っています。
今日の試合はサッカーと音楽の新たな祭典「GAMBA SONIC」として開催されます。記念すべき第1回目のアーティストは今季のガンバの選手入場曲「Bolero」を歌うDef Tech。試合前には「Bolero」を、ハーフタイムにはインディーズとして史上初めて出場した紅白歌合戦で披露した「My Way」を披露してくれるとの事。DJ和のDJパフォーマンスやエンブレムをドカンとあしらったTシャツのプレゼント、更にガンバOBで現在はスペインでプレーするダイキニワこと丹羽大輝氏の来場など、イベントてんこ盛りの1日となっています。
開始早々にいきなりマリノスがペナルティエリア内で波状攻撃を仕掛けてくる場面はあったものの、そこをDF陣の粘りで耐えた後はガンバが押し込めるようになっていきました。
攻撃時は石毛がトップ下の位置に入りつつ、逆にプレスの際は石毛が最前線にまで顔を出す陣形の組み方をすると、積極的なプレスはいきなり目に見える効果を生み出します。7分、マリノスのゴールキックからのビルドアップに対して連動したプレスを仕掛けると、最後はパトリックが引っ掛けたところに反応したダワンが流し込んでガンバ先制!!
ボールポゼッションこそマリノスの方が優位ではありましたが、今日のガンバは要所要所をしっかりとプレスで嵌め込む事で試合の流れはガンバに傾いた状態を生めていました。14分には右サイドから小野瀬康介が左足で上げたクロスにパトリックがヘッドで合わせましたが、ここはGK高丘陽平が好セーブ。
マリノスも20分には水沼宏太のパスに抜け出したレオ・セアラのシュートがネットを揺らしましたが、オフサイドポジションにいたエウベルの位置がGK東口に影響を与えたとしてオフサイド判定になりノーゴール。
ボールを持つマリノスに対し、どちらかと言えばガンバはやはりどうしてもカウンター気味のスタンスを取らざるを得ない形にはなっていましたが、そんな中でもカウンター時は複数の選手が連動して良い形でチャンスにつなげられており、30分には小野瀬、38分には山見にシュートチャンス。必ずしもガンバペースとは言えずとも、悪くないリズムと1点のリードで前半を終えます。
後半最初にガンバがチャンスを作ったものの、その後はじわじわとマリノスペースへ。56分にはマリノスがカウンターを発動し、自陣からのロングフィードに抜け出した水沼のアーリークロスに西村拓真が反応してこの日最大の決定機を迎えましたが、西村のシュートは枠の上に外れて難を逃れました。
しかしその刹那…56分、渡辺皓太のパスを受けた水沼のクロスをファーサイドのエウベルがヘッド。一度は東口がビッグセーブで弾きましたが、こぼれ球に詰めた渡辺の折り返しを西村が詰めて同点…。
同点になった直後、ガンバは髙尾を下げて柳澤亘、奥野耕平を下げて齋藤未月を投入します。しかし61分、クロスがファーに流れたボールを拾ったエウベルが持ち直して右サイドに送ると、抜け出した水沼が冷静に決めてマリノスが逆転。前半のリズムから一転、一気に再び劣勢の立場に陥ったガンバは、失点に直後にこちらも怪我からの復帰となる倉田を石毛に替えて送り込みます。
70分に仲川輝人とマルコス・ジュニオールを突っ込んできたマリノスに対し、ガンバも71分にレアンドロ・ペレイラとウェリントン・シウバを投入。しかし状況は改善せず、むしろ選手の入れ替えで鋭さを維持し続けたままのマリノスのカウンターの脅威に常に曝される事に。
トドメは試合終了間際、カウンターの場面で渡辺に上手く入れ替わられた際にクォン・ギョンウォンがこの日2枚目のイエローカードを提示されてTHE・END。ガンバ、前半戦最終節を逆転負けで落として3連敗となりました。
んー………。
前半はね、わりかし上手く行ってたと思うんですよ。マリノスに低い位置でボールを持たせる状況を作った事でダワンの先制点にも繋がりましたし、小野瀬や奥野が抜け出したカウンターの場面のように、結構テンポの良いやり方で攻め込むことができた…と。マリノスがハイラインながら自分達にとっての低い位置でボールを回している状況のギャップを上手く付けていたと思いますし、逆にマリノスは少しずつスペースがなくなっていって、前半はマリノス視点では結構やりにくかったはずです。
ただ後半になると、マリノスがコンパクトというよりは全体的に深みをとってきて、ガンバが前半よりもボールを持てるようになってしまったんですね。その事によってピッチの各所にスペースが生まれたし、ガンバは前半のようなショートカウンターを思い描いていたから、渋滞してしまう攻撃にギャップを感じてくると。逆にマリノスはボールさえ奪えば、スペースを与えた状況のマリノスなんてもうギャングに等しい訳で……。そこから先はもう、マリノスが培ってきたクオリティというか。当然ながら私はガンバファンですので、マリノスに逆転弾を取られた時ってのは「うわぁ……」って感情が先行しましたけど、右WGでパサーとクロサーに徹していた水沼がスッと入り込んで決める流れとか、やっぱちょっと痺れましたもんね…解説の木場昌雄さんの言葉を借りれば、マリノスは確かに"首位に相応しいチーム"でしたし、ガンバからすればガンバどうこうというより、シンプルな力負け、全ての面でのクオリティで劣ってしまったような感覚はありましたね…
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
明治安田生命J1リーグ第17節
湘南ベルマーレ2-0FC東京
1位 横浜F・マリノス(34)
2位 鹿島アントラーズ(33)
3位 川崎フロンターレ(33)
4位 柏レイソル(30)
5位 サンフレッチェ広島(27)※
6位 セレッソ大阪(26)
7位 FC東京(25)
8位 サガン鳥栖(24)
9位 京都サンガFC(20)
10位 名古屋グランパス(20)
11位 北海道コンサドーレ札幌(20)
12位 アビスパ福岡(19)
13位 浦和レッズ(18)
14位 ジュビロ磐田(18)
15位 ガンバ大阪(17)※
16位 清水エスパルス(16)
17位 湘南ベルマーレ(16)
18位 ヴィッセル神戸(11)
※1試合未消化
前半戦の最終戦となる第17節ですが、横浜FM・鹿島・川崎のトップ3はいずれも勝利を飾り、今年の前半戦はマリノスが首位で折り返す形になりました。マリノスはG大阪に勝利して3連勝。勝ち切れない試合の続いていた鹿島は今日は京都に勝ち切り、連敗中だった川崎は2-2で迎えた85分からの3ゴールで勝利し、4位柏も勝点3を獲得して後を付けています。
今日は下位陣の勝利が目立ちました。ここまで9戦未勝利が続いていた浦和は名古屋に3-0で快勝。平岡宏章監督に代わって就任したゼ・リカルド監督の初陣となった清水は福岡も3-1で勝利。更に同じく下位の磐田と湘南もそれぞれ上位の鳥栖とFC東京に勝利した一方、最下位の神戸は柏に逆転負けを喰らって最下位を抜け出せず。また、横浜FMに逆転負けを喫したG大阪も浦和と磐田に抜かれて15位となり、残留争いに巻き込まれています。
東口順昭神様おかえりなさい!!
ではでは(´∀`)