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【ガンバvsPSG!!】ガンバ大阪vsパリ・サンジェルマン直前、ガンバのACL以外での海外クラブとの印象的な対戦3選!

チケット悲喜こもごも

 

どーもこんばんは

 

さてさて、7月25日、いよいよPSG Japan Tour 2022 第3戦、vsパリ・サンジェルマンが行われます!

 

 

 

チームの現在の調子は色々あれど、やっぱりみんなソワソワしてますよね。

なんてったって、もちろんパリがメッシ、ムバッペ、ネイマールセルヒオ・ラモスマルキーニョス…パリが歴史上稀に見るクラスのスター集団で、彼らを生で観る事が出来る、彼らといつもの青黒のユニフォームが相見える瞬間を見る事が出来る…それに伴う高揚感ですよ。ドリームマッチですからね。

それに加えて、ガンバがこういう……海外クラブのジャパンツアーの対戦相手になるのって、それこそJリーグ初期を最後に全く無かったんですよね。それは2000年代のガンバがそういう方針じゃなかった事もありますけど、やっぱり集客が見込めるカードになる訳で、関西で試合を行う時は集客力のある大阪長居スタジアムを本拠地とするセレッソ大阪が選ばれがちでした。当時のガンバは万博記念競技場でしたからね。それを思えば、パナソニックスタジアム吹田を持てるようになったメリットはこういうところにもあるのかもしれません。

 

 

 

という訳で、今回のブログでは……ガンバ大阪ACL以外で戦った印象的な海外クラブとの試合を3試合振り返ってみます!

久々のプレシーズンマッチ、お祭りエンターテイメント!それを前に、ガンバが経験したワールドワイドな過去の勝負を思い返していきましょう。

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

#1 バティゴールとルイコスタ

プレシーズンマッチ1995

ガンバ大阪3-4フィオレンティーナ

1995年6月10日@万博記念競技場

G大阪得点者:スクリーニャ(1分)、プロタソフ(46分)、平岡直起(89分)

フィオレンティーナ得点者:ジョヴァンニ・テデスコ(21分)、ガブリエル・バティストゥータ(29分、66分)、ルイ・コスタ(54分)

 

ガンバは欧州クラブの日本ツアーでの試合は25年近く組まれていないが、1995年頃まではほぼ全てのJクラブが欧州クラブとの親善試合を行なっており、欧州サッカーも現在より群雄割拠の時代だった事もあって、来日して試合を行うクラブの顔触れも実に多彩だった。そんな中で来日したフィオレンティーナは、94-95シーズンにセリエA得点王に輝いたガブリエル・バティストゥータ、当時23歳で、ポルトガル史上最高のファンタジスタに数えられるルイ・コスタと2人のスーパースターを揃えていた。ちなみに、当時のフィオレンティーナの監督はかの有名なクラウディオ・ラニエリである。

開始早々にガンバが先制して幕を開けた試合は1-1で迎えた26分、ルイ・コスタのピンポイントクロスにバティストゥータが合わせて逆転。ガンバも後半に旧ソ連代表のスタープレーヤーだったプロタソフのゴールで同点に追い付くが、ルイ・コスタに勝ち越し弾を許した末、最後は再びルイ・コスタバティストゥータのホットラインが炸裂。それでもガンバも最後に1点を返し、終わってみれば3-4と熾烈な打ち合いとなった。

ガンバ側ではこの試合に、いずれも途中出場で實好礼忠宮本恒靖森下仁志ガンバ大阪ユースU-23の監督を務める3人が出場している。宮本は当時18歳で、これがユース1期生としてのルーキーイヤーだった。バティとルイコスタが万博で観れたのか……。

 

 

 

#2 ガンバ史上最高の聖戦

FIFAクラブワールドカップ2008

ガンバ大阪3-5マンチェスター・ユナイテッド

2008年12月18日19:30@横浜国際総合競技場

G大阪得点者:山﨑雅人(74分)、遠藤保仁(85分)、橋本英郎(90+1分)

マンU得点者:ネマニャ・ヴィディッチ(28分)、クリスティアーノ・ロナウド(45+1分)、ウェイン・ルーニー(75分、79分)、ダレン・フレッチャー(78分)

 

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言わずもがな、伝説の試合。

当時のマンチェスター・ユナイテッドは長い伝統を持つ彼らの歴史の中でも史上最強なのでは?と思わせるほどの実力とスター性を有していた。一方のガンバも、西野朗監督の下で築き上げた攻撃的サッカーはACLの優勝で一つの到達点に達し、文字通りその集大成をぶつける試合となった。

ガンバファンにとって今でもこの試合が特別なのは、当時のマンUの強さは勿論、これがプレシーズンマッチではなく公式戦だった事、マンU相手でもガンバが攻撃的な姿勢を見せ、最終的には3点をもぎ取った事……事実として、シュート数や支配率などのスタッツはガンバの方が上回っていたのだ。もちろん、その結果が3-5の敗北だった事は実力差を突きつけられた事に他ならない。だがそれでも、この試合をリアルタイムで見られた経験は今でも幸運に思っている。当時の私は小5。テレビの前でもあれだけ興奮できる試合に出会うこともそうそうない。試合展開については敢えて語らない。YouTubeにいくらでも転がってるだろうから、是非それを見てほしい。ファンデルサールがポストを蹴った瞬間を一生忘れる事はないだろう。

マンUがどこまで本気だったかどうかはともかく、この試合は小さくないインパクトを欧州にも与えたという。敵将のアレックス・ファーガソンは「(GKの)ファンデルサールに助けられた場面が多かった」「(決勝のリガ・テ・キト戦後に)リガ・テ・キトに遠藤保仁ほどの選手はいなかった」とまで語り、あくまで話の引き合いにであって深い意味はなくても、ジョゼ・モウリーニョが例え話にガンバ大阪の名前を出したりもしていた。クラブW杯史上最も強烈なインパクトを与えたJクラブは2016年の鹿島アントラーズだろうが、2008年当時は日本代表も海外組が5人いたら多い方みたいな時代で、日本サッカーと世界の距離は2016年や現在とは比較にならない程だった。。日本サッカーの、やっぱりこの夜の90分はエポックメイキングな90分間だったと今でも思う。

 

 

 

#3 THE南米・超南米・ド南米

スルガ銀行チャンピオンシップ2015

ガンバ大阪0-3リーベル・プレート

2005年8月11日19:00@万博記念競技場

リーベル得点者:カルロス・サンチェス(8分)、ガブリエル・メルカド(31分)、ゴンサロ・マルティネス(61分)

 

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ナビスコ杯王者とCONMEBOLスダメリカーナ王者となった南米のチームが対戦するスルガ銀行杯。ガンバは2014年のナビスコ杯を制した事で、2008年大会以来となる出場権を得た。先日、ブラジル代表がキリンチャレンジカップを予想以上に喜んでくれた事が話題になったが、南米の選手やクラブのトロフィーへの執着はこちらが想像するより遥かに強い。そういう意味では、Jリーグクラブよりも南米の方が熱量が高い大会でもあった。

そんなスル銀杯で過去最もスター集団だったのがこの時のリーベル・プレートだろう。ボカ・ジュニアーズと並び、アルゼンチンで最も偉大なクラブの2トップ状態である彼らは、後にヨーロッパでも活躍するガブリエル・メルカドやマティアス・クラネビッテル、ヨーロッパでの実績があるルイス・ゴンザレスなどがいて、何よりスーパースターとしてハビエル・サビオラがいた。ガンバはスル銀杯さえ獲れればクラブW杯以外の全てのタイトルを獲得した事になる為に本気度は高かったが、2日前まで行われていた東アジア選手権に代表選手を6名も出しており、2日前の最終戦には出場しなかった倉田秋藤春廣輝のみベンチに入るなど難しい編成ではあった。ちなみに私はウキウキで観に行っている。

 

 

試合は、サポーターが道頓堀ジャックを敢行するほどの熱の入れっぷりを見せたリーベルの実力を見せつけられる。ガンバもパトリックの決定機や二川孝広二川孝広したプレーなどで好機は作り、決して内容の悪い試合ではなかった。しかししたたかに2点を取られると、後半には鮮やかな、まるでお手本のようなカウンターで失点。それでも、欧州強豪に引けを取らないブランドを持つリーベルとの戦いは貴重な財産となった。

 

 

 

フレンドリーマッチとはいえ、ガンバがACL以外で海外クラブと戦うのは前述のリーベル戦以来です。ブラジル人カルテットvsネイマールマルキーニョス昌子源のムバッペとの再戦、中村仁郎や坂本一彩も海外にバレちゃう!?そして何と言っても、ガンバはこの試合で「クリロナともメッシとも対戦経験のあるチーム」になる訳で。

リーグでは苦しい状況ですが、何かこれからに良い影響を与えられるのようなゲーム、そして非日常としてのサッカー・エンターテイメントに浸れる90分に期待しています。

 

 

ネイマールvs宇佐美はやっぱり見たかったよ…

ではでは(´∀`)