RK-3はきだめスタジオブログ

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【ワイクラシコ】ガンバ大阪 vs 京都サンガFC!〜外国籍選手が躍動した過去の対戦を振り返ろう〜

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京都にも大体揃えられる万博ショップあんの助かる

 

どーもこんばんは

 

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さてさて、4月29日、2025明治安田J1リーグ第13節、ガンバ大阪vs京都サンガFCの試合がパナソニックスタジアム吹田にて行われます!

 

 

 

継続的に私のブログなりXを読んでくださっている皆様はご存知の通り、私めはガンバとサンガを応援しているという立場です。

昔にNoteに書いたりもしましたが……いかんせんサンガがJ2として過ごす時間が長すぎて、2022年の対戦時には勝っても100%喜べない、負けても100%悔しがれない…そんな歪なジレンマが何よりの幸せであるとこの身と心で強く感じたものです。

 

 

そう考えれば昔から、私にとってこの2チームはガンバを追うサンガの構図で見ていた訳ですが……それがなんと今シーズン。

 

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まだ若干のこの現実にフワフワしていますが、確かな事は私が勝手にワイクラシコと呼んでいるこのカードが、今までに見たことのない構図と感覚になった…という事です。

そのサンガの躍進のキーマン、象徴はなんといってもラファエル・エリアスでしょう。そしてまた、強力な外国籍FWといえばかつてはガンバのイメージでもあったと。という訳で今回は、過去のガンバ大阪vs京都サンガで外国籍選手が輝いた5試合を振り返っていきます。

 

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1996 Jリーグ第27節

京都パープルサンガ2-1ガンバ大阪

1996年10月30日19:04@京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

京都得点者:エジミウソン(62分)、カルロス(70分)

G大阪得点者:スクリーニャ(54分)

 

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翌年に優勝を争うことになるヨジップ・クゼ監督体制一年目のガンバは前半戦は悪くなかったものの、後半戦に低迷。一方のサンガは今だに擦られる"開幕16連敗"の影響で最下位は早々とほぼ確定状態だったが、実はこの年は後半戦に限れば勝ち越してシーズンを終えている。

試合は後半に動く。ガンバは後半にスクリーニャのゴールで先制したが、サンガは直後にエリア内での混戦からエジミウソンが押し込んで同点に追いつくと、70分にDFでありながらその名の通り(?)ロベルト・カルロスを彷彿とさせるFKでゴールを量産していたカルロスがロングFKを直接叩き込んで逆転。サンガにとっては初の3連勝にして初の逆転勝利となった。

 

 

 

2000 Jリーグディビジョン1 2ndステージ第9節

ガンバ大阪3-0京都パープルサンガ

2000年8月12日19:01@万博記念競技場

G大阪得点者:ニーノ・ブーレ(39分,55分)、稲本潤一

 

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1stステージではガンバもサンガも残留争いに巻き込まれる形となったが、1stステージ最下位から巻き返しを図るサンガに対し、ガンバは2ndステージではシドニー五輪世代の若手選手が相次いで台頭。そこにこの年から加入したビタウ、そして2ndステージから加入したニーノ・ブーレがハマり、優勝争いに食い込む躍進を見せた。

この試合ではクロアチア代表経験を持つニーノが大爆発。39分には山口貴之のスルーパスからトゥーキック気味のシュートを決め切ると、55分にはエリア外でパスを受けると自ら切り崩して2点目。終了間際にはまさしくスターへの階段を駆け上がっていた稲本潤一がドリブル突破から押し込み、ヤングガンバの勢いを証明する勝利を挙げて次節での首位浮上に繋げた。ちなみにこの日、サンガの中盤でフル出場していたのが4ヶ月後にガンバに来る事になる遠藤保仁である。

 

 

 

2006 Jリーグディビジョン1第33節

ガンバ大阪3-2京都サンガFC

2006年11月26日@万博記念競技場

G大阪得点者:マグノ・アウベス(34分,48分,89分)

京都得点者:パウリーニョ(9分,80分)

 

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あまりにも伝説の試合。この試合については下記で詳しく書いたのでそちらを是非に。

 

 

2024明治安田J1リーグ第31節

京都サンガFC2-2ガンバ大阪

2024年9月22日19:30@サンガスタジアム by KYOCERA

京都得点者:ラファエル・エリアス(27分,60分)

G大阪得点者:山田康太(20分)、中谷進之介(87分)

 

「今年の降格は京都で一枠は決まりだろうな…」とすら囁かれた5月から一転、9月のサンガはまさしく台風の目と化しリーグを席巻していた。この試合は引き分けに終わったが、サンガにとってはクラブ史に於ける重要なゲームになったと言える。

20分にはガンバが先制するが、直後の27分にはサンガの救世主、エリアスがガンバのミスを見逃さずに同点ゴールを奪う。更に60分、原大智のサイドチェンジを受けたエリアスが対面のDFを巧みなステップワークで振り切って左脚一閃。エリアスが2点目を取った時のその光景は、今までのサンガの歴史の中で見た事のない景色だったように思う。一方、優勝争いに生き残る為にはこれ以上勝点を落とす訳にいかないガンバも終盤に中谷が同点ゴールを奪い、アディショナルタイムには中谷が幻のゴールを押し込むなど意地を見せた。

 

 

この試合はサンガにとって、もうアンタッチャブルレコードとさえ思われていた「2万人の壁」を突破し、2002年以来となるクラブ史上3度目の2万人越えとなる20323人の来場を達成した。私にとってはサンガが2万人を突破する瞬間をこの目で見られた出来た事、その相手がガンバだった事、そしてそのゲームがこんなにもスリリングで魅力的な展開になった事……それを見て人生の喜びとはこのようなものかと、素直に胸に抱きながら帰路に着いていた。

 

 

中東転売時代とかあったな…

ではでは(´∀`)