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【ワイクラシコ第4ラウンド】J1第20節 ガンバ大阪 vs 京都サンガFC マッチプレビューと今季の3試合プレイバック!4ヶ月で4試合もやってんのかよ!

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Threadsはじめました

 

どーもこんばんは

 

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さてさて、7月8日、パナソニックスタジアム吹田にて明治安田生命J1リーグ第20節、ガンバ大阪vs京都サンガFCの一戦が行われます!

 

 

ご存知の通り、私はガンバのファンであり、サンガのファンです。勝手にこのカードの事は「ワイクラシコ」と一人で呼んでいます。サンガがJ2に潜伏していた頃からずっとこのカードを待ち侘びていた訳ですが、まさか2年で6試合も見ることになるとは夢にも思わず。今季はルヴァン杯で同組に入りましたので、実に4ヶ月の間に4試合対戦するという実に恐ろしい日程となりました。もちろん全部見に行きましたよ。ええ。

 

 

という訳で今回はいよいよ第4ラウンド。

今回のワイクラシコ企画は、せっかく4回も戦った訳ですから、今季のここまでの3試合を改めて振り返った上で、共に調子が上がりつつあるチーム同士の対戦の簡単なマッチプレビューを書けたらと。

 

 

 

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第1ラウンド

2023JリーグYBCルヴァンカップグループE第1節

京都サンガFC1-3ガンバ大阪

3月8日19:00@サンガスタジアム by Kyocera

京都得点者:山﨑凌吾(34分)

G大阪得点者:福田湧矢(30分),ダワン(40分),石毛秀樹(79分)

 

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ルヴァン杯の初戦。リーグ戦を3試合消化した中で始まるカップ戦だっただけに、両チームともこれまで出場機会の少なかった選手の躍動に期待が集まった。

序盤から試合のペースを掴んだのはガンバ。直近のリーグ戦からスタメンを総替えしたサンガと異なり、ガンバはレギュラーメンバーをベースとした布陣で挑んだが、その中でも初先発となった山本理仁や福田湧矢が躍動。特に福田とファン・アラーノを配置した左サイドで攻撃がよく回り、前半の2点はいずれもそこから生まれた。最後は途中出場の石毛が結果を残して3-1で快勝。今季初出場となった東口順昭も安定したプレーを披露した。

一方、サンガはガンバとのメンバー構成の差はあったが、内容としては完敗に近い敗戦に。それでも、例えばユース生の喜多壱也はガンバの著名なアタッカー陣と90分間渡り合うなど、若手選手にとってはポジティブな経験を与える試合ともなった。

 

 

 

第2ラウンド

2023明治安田生命J1リーグ第8節

京都サンガFC2-1ガンバ大阪

4月15日16:00@サンガスタジアム by Kyocera

京都得点者:豊川雄太(22分),パトリック(82分)

G大阪得点者:石毛秀樹(37分)

 

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サンガにとってはまさしく自分達のコンセプトを前面に押し出した勝利となった。

序盤から果敢なプレッシングでガンバをガンバ陣内に押し込んでいく事でハーフコートゲームの様相を確率。その流れで先制点を獲得した。その後はガンバも両WGのポジション修正を経て形勢を持ち直し、前半のうちに石毛のスーパーゴールで試合を同点に持ち込む。前半はサンガの時間とガンバの時間が明確に分かれるような展開となった。

後半も暫くはそういう展開が続いていたが、選手交代を通じてリズムを生み出したのはサンガの方で、ガンバはサンガが目論むカウンターゲームのような試合に巻き込まれていく形となる。お互いに好機を活かせないまま迎えた82分、ガンバのビルドアップをプレスで詰めたサンガは三浦弦太からパウリーニョがボールを奪うと、最後は古巣対決となったパトリックが決め切ってサンガが勝ち越し。終盤、ガンバに訪れた決定機はGK若原智哉が阻止し、サンガが勝利を収めた。

前節初勝利を収めていたガンバは連勝を狙いたい局面で敗北を喫し、次の勝利は実に7試合後の第15節まで待つ事態に至る。一方のサンガもこの試合の勝利を最後に、第17節まで白星から遠ざかる事となった。ちなみにどっちもアウェイ新潟戦である。

 

 

第3ラウンド

2023JリーグYBCルヴァンカップグループE第5節

ガンバ大阪0-1京都サンガFC

5月24日19:00@パナソニックスタジアム吹田

京都得点者:木下康介(19分)

 

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リーグ戦5連敗中(7戦未勝利)のガンバ、4連敗中(6戦未勝利)のサンガというお互いになかなかキッツイ状況で迎えたルヴァン杯。特にガンバは4日前のことがあっただけにどことなくスタジアムは触りの悪い雰囲気が続いていたが、ガンバとしては勝てば決勝トーナメントが決まる可能性を持ち合わせていた。一方、サンガはサンガで勝てばE組の首位に立てる状況。フルメンバーに近いスタメンを揃えたガンバに対し、サンガはそもそもスタメン自体が流動的だったので、お互いにスタメン戦線にいるメンバーを起用してのキックオフとなった。

サンガも持ち味のプレッシングに鋭さが欠けていたが、ガンバもこの日は著しく収まりが悪く、両チームの状況を象徴するかのようにお互いが苦しい試合を強いられていた。そんな中でサンガは前半のうちに獲得したPKを木下が仕留めて先制。ガンバも後半に入ってPK獲得の好機を掴んだが、鈴木武蔵のキックは抜擢されたGK太田岳志がビッグセーブ。その後、ガンバは宇佐美貴史にも決定機が訪れたが、最後はサンガが守り切る構図となった。

 

 

 

第4ラウンド

2023明治安田生命J1リーグ第20節

vs京都サンガFC

7月8日19:00@パナソニックスタジアム吹田

 

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【ざっくり展望】

ガンバもサンガも前節は敵地でスコアレスドロー。ただ、サンガは2連勝からのドローゆえに3戦無敗であり、ガンバに至っては4連勝だった為に5戦無敗という状況になっている。ガンバは5連敗、サンガは6連敗を超えての今の状況だけに、両者とも掴みかけた上昇気流は手放したくない。

 

視点でのポイント】

前節横浜FC戦は良い時間帯と悪い時間帯が試合の中で波のあるような展開となったが、トータル的に言えば引いた相手に四苦八苦する展開となった。

その点で言えばサンガは基本的にプレス主体のチームなので、横浜FC戦のように引いた相手とどう戦うか…という試合にはなりにくいとは思う。なんなら、一つ剥がす事が出来ればむしろやりたい放題の試合展開に持ち込める可能性もある。一方、1-2で敗れた前半戦がそうだったように、先にサンガにハーフコートゲームの状態を作られる展開となればそこから脱出する事はそう簡単な話ではなく、それこそ前半戦の決勝点に繋がった三浦のミスのような場面が相次ぐ可能性は否定できない。

それを踏まえると、ガンバにとっては「序盤の主導権を握れるか否か」が全てになってくる。鹿島戦のように立ち上がりを支配出来れば理想的。逆にガンバにとって苦しいのは前半の陣取り合戦に敗れて、カウンターゲーム的な展開に持ち込まれる展開だろうか。その点を踏まえるとCFはジェバリではなく宇佐美貴史を起用し、鹿島戦のようにフリーマン的に使う事で人に当たってくるサンガ守備陣をズレさせる…といったプランもあるかもしれない。

 

サンガ視点でのポイント】

前半戦のガンバ戦はサンガにとって、やろうとした事・チームコンセプトを文字通り存分に出せた試合だった。基本的にガンバはビルドアップを重視したチームである事は変わりないので、前半戦でネタ・ラヴィを潰してパスコースを消しながらハーフコートゲームを作る流れに上手く持ち込めた前半戦も見ると、サンガにとってのガンバはチームスタイル的に相性の悪い相手ではないのは確かだと思う。サンガが勝てる時は相手をサンガの得意なフィールドに引き摺り込む展開が多いが、その意味ではガンバはタイプ的には引き摺り込みやすいスタイルの相手と言える。

だが問題は、スタイルの噛み合わせの優位点を活かして押し込めた前半戦の時からガンバのスタイルが純粋にかなり洗練されてきたというところ、プレッシング回避の術を着実に身につけてきたというところであり、チームとして果敢なプレッシングを決める事で背後を好き放題に取られてしまう可能性はリスクとして否定出来ない。前半戦の時のサンガには「押し切る勇気」が大事だったが、今のガンバを相手にするなら求められるのは「チャレンジとステイ」のバランスになる。特に中盤はチャレンジを重視するのか、ステイを重視するかで人選は大きく変わってくるだろう。

攻撃に関しては、ガンバはあまりセットプレーでの守備に強いチームではない。対してサンガは長身プレーヤーのオプションも多いだけに、セットプレーでの集中力とアイデアは上手く使えれば試合を決め得るポイントになる。

 

 

まさか堂安来るとは

ではでは(´∀`)