スーパーカップも終わりまして。
いよいよ後は開幕戦を待つだけとなりました。
という訳で本日は我らがガンバ大阪企画です。
オリジナル10の一員としてJリーグに参加し、実に30年。1回J2に落ちちゃいましたけど、ガンバはそのほとんどをこの国のトップカテゴリーで過ごしてきました。
…というか30年前ですよ、30年前。Jリーグが開幕した時、20代の人間は誰も生まれてないんですよ。となれば、そりゃ現役として過ごせる期間の長くないJリーガーなだけに、30年前と今とではメンバーは大幅に異なる訳です。そりゃそうだ。
そして何より、開幕戦はその時々の監督の"色"なるものも如実に出たりする訳で。というわけで今回は【ガンバ大阪、歴代開幕戦のスタメン遍歴!】をお届けします。
さすがにこれまでの30シーズン全部を取り上げる訳ではありませんが、過去の開幕戦のメンバーで印象的だった試合を数試合ピックアップして振り返りつつ、このクラブの主軸とされた選手の移り変わりを楽しんで振り返ってもらえたらなと。そういう主旨です。
Jリーグをもっと楽しめる(かもしれない)【Jリーグ開幕ガイド2023】作りました!是非お使いくださいませ。
↓
↓
↓
オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。
↓
【1993年】
記念すべき開幕戦。ブラジル人の2人以外は1992年のナビスコ杯から継続したようなメンバー構成になっている。
当時のガンバで永島と並ぶスターであった礒貝洋光は序盤の数試合は欠場していた。
【1997年】
メンバーを見てもわかる通りのガンバ新時代。稲本潤一が当時の最年少記録となる17歳6ヶ月で、しかも開幕スタメンまで飾った。小島宏美や、開幕戦には出場していないが宮本恒靖もこの年からレギュラーに定着している。
エムボマ旋風でお馴染みの1997年。エムボマ伝説のボレーでお馴染みのこの試合は宇佐美貴史や登里享平が現地観戦していたらしい。
【2001年】
シドニー五輪世代の選手が次々と台頭したガンバは2000年2ndステージで優勝争いに絡み、今年こそいよいよタイトル!と意気込んで獲得したのが、共にシドニー五輪の予備登録メンバーに選ばれていた山口智と遠藤保仁だった。
宮本恒靖、新井場徹、小島宏美、二川孝広、都築龍太などは総じて24歳以下。稲本遠藤のWボランチすげえ……。
【2005年】
後に初優勝を飾る一年。この年のベースは2004年には大体完成していたので、そこにアラウージョを加えた形になった(その後で徐々に家長昭博が台頭してくる)。
ちなみに橋本英郎がボランチとして定着するのもこの年からで、序盤まではWB起用の方が多かった。橋本と二川の両WBってのもなかなか…。
【2006年】
前年度王者として明神智和、加地亮、マグノ・アウベス、播戸竜二など大型補強を敢行した2006年。
この試合の時点ではまだそう呼ばれてはいなかったが、いわゆる「黄金の中盤」の4枚がそのままスタメンに嵌め込まれた最初の試合だった。前半戦はここから宮本をスタメンに復帰させた3バックに戻したが、夏場に山口を左SBに配置した4-4-2にした辺りから「黄金の中盤」が定着し始めて、2007年頃から明確に看板となった印象。
【2013年】
西野朗監督体制では、2007年以降は2トップの組み合わせ以外は良くも悪くも顔触れはあまり変わらない形になっていった。それが西野監督の退任と2012年の降格で崩壊し、新たに長谷川健太監督体制でJ2の戦いを強いられた2013年の開幕スタメンがこれ。
基本的には2012年に似た面々だが、家長昭博や倉田秋など、いわゆる黄金の中盤時代はなかなか出てこれなかった面々が前年から出始めていた。
【2014年】
2013年は前半戦は前年度に近いメンバーで戦ったが、少しずつメンバーの変更を行った結果、終盤には結構違う形になっていった。その2013年終盤を引き継いだ形のスタメンがこのメンバー。
このスタメンで印象的なのはやはりFW遠藤。今野泰幸と内田達也のボランチも当時はよく見たコンビだった。ちなみに宇佐美貴史は負傷で2014年の序盤戦を欠場している。
【2017年】
阿部浩之、大森晃太郎のサイドプレーヤーが両方退団。長谷川監督が「遠藤をどう活かすか」を念頭に置いて採用したのがこのシステムだった。
結局、今野の長期離脱もあってこのシステムはそう長くは続かなかったが、個人的にはこのシステムをもう少し見てみたかった気持ちはある。2017年前半戦は堂安律が台頭した。
【2018年】
クルピ体制で今でも最もポジティブな文脈で語られる試合。市丸瑞希と福田湧矢のボランチスタートの衝撃は今でも語り継がれている。
ボランチのみならず、ファン・ウィジョの右WG起用や中村敬斗の抜擢といったサプライズ要素もあり、後にクルピ体制が失敗に終わった時には「開幕戦に騙された」という声も。一方、この試合での福田や中村、後の食野亮太郎や髙江麗央の抜擢など、成績はともかくクルピの見る目は評価される声も多い。
【2020年】
この時の基本システムは3-1-4-2で、この日のシステムは"対マリノス"を強く意識していた側面が強かったが、オ・ジェソクを除いてはこの後も宮本体制の主軸であり続けた選手達である。
遠藤や矢島慎也は宮本体制ではアンカー起用も多かった。2019年の序盤は2018年を踏襲したメンバー構成だったが、5月頃から宮本体制では一気に世代交代に踏み切った。
【2022年】
負傷が理由とはいえ、石川慧の先発起用や柳澤亘を3バックの一角とした起用など、スタメンが発表された時点から界隈が結構ざわざわしたメンバー。システムも3-4-2-1だったので、片野坂知宏監督のスタイルは結構感じられるメンバーになっていた。
この年も開幕戦はほんと、負けたとてすっごい良かったんだけどね…。
次回、京都サンガFC編!
ぽやぽや
ではでは(´∀`)