そういえば去年国立行った時は横浜に泊まってました
どーもこんばんは
ハッスル東京遠征①
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2024年11月27日
東京と言いながらいきなりの横浜。
高さ制限のある街から来た男にみなとみらいは眩しすぎる pic.twitter.com/reJ063tBqF
さてさて、本日のマッチレビューはAFCチャンピオンズリーグElite 2024/25 ラウンド16第1戦、上海海港 vs 横浜F・マリノスの一戦です!
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今年から新たなフォーマットとなったACL、いや、ACLエリート。その舞台もいよいよ決勝トーナメントまでやってきました。
前回大会は決勝戦まで進出。しかしその決勝では第1戦に勝利しながら第2戦で屈辱的な敗戦を喫するという「あの場所に立ったがゆえの悔しさ」を見たマリノスにとって、ACLで目指すべき目標は優勝しかなくなった……そのプレッシャーとハードルの高さは、ある意味では特権とも呼ぶべきでしょう。特に昨季もプレーした選手にとっては、この舞台へのモチベーションには並々ならぬ思いがあるはずです。
そしてなんといっても今日の相手、上海海港を率いるのはマリノスにとっての英雄の一人であるケヴィン・マスカットです。クラブをリーグ優勝に導き、昨年のACL準優勝に於いても、グループステージの指揮を執ったのは他ならぬ彼だった……図らずも2試合連続で同じ相手、同じスタジアムとなったこの一戦。いわゆるポステコグルー路線と異なる道を歩んだその時に立ちはだかるマスカットを相手に、マリノスはどんな結果を、どんなプレーを見せられるのでしょうか。決勝トーナメントの開幕です!
両チームスタメンです。
図らずもACLでは2試合連続の上海海港とマリノスのカードとなりました。
マリノスは直近の第4節湘南戦からはスタメンを4人変更。リーグ戦では全4試合に先発している渡辺皓太、渡邉泰基のポジションにはそれぞれ山根陸とサンディ・ウォルシュを起用。左MFにはエウベルではなく遠野大弥を置きました。前回の上海戦から植中朝日か天野純を1.5列目に起用する4-4-1-1のようなシステムを採用している流れを踏襲し、今日もアンデルソン・ロペスを先頭に1.5列目に植中を起用しています。
本日の会場は中国、上海の浦東フットボールスタジアムです。
大型陸上競技場の多かった中国において、上海海港もこれまでは上海体育場と上海虹口足球場を上海申花と共同使用する形で本拠地としていましたが、中国サッカー界の流れでサッカースタジアム建設の機運が高まる先駆け的存在として上海海港が建設して2020年にオープン。同年開催の世界的なeスポーツ大会であるLeague of Legends World Championshipがこけら落としとなりました。
球場の座席や装飾はクラブカラーに合わせて赤色に統一。元々は中国で開催予定だったアジアカップ2023に向けて建設していましたが…。
𝑀𝐴𝑇𝐶𝐻 𝐃𝐀𝐘!!🚨🌊
— 横浜F・マリノス【公式𝕏】 (@prompt_fmarinos) 2025年3月4日
ラウンド16突破へ、重要な初戦!
全員で戦い、横浜に勝利を持ち帰ろう🔥
🏆ACLエリート 2024/25 ラウンド16 第1戦
🆚上海海港
⌚️21:00(JST)KO
🏟️上海浦東足球場
💻#DAZN▶️https://t.co/KQDQyt3YpN#fmarinos | #ACLElite pic.twitter.com/PYknmCDl7g
開始早々に上海のフー・フアンが負傷退場となる計算外が上海に生じた中で最初の好機はマリノス。11分には左サイドからのクロスにアンデルソン・ロペスが合わせるもGKがセーブします。いずれにしても今日のマリノスは、上海のクロスボールに対するエリア内での対応の拙さを突くべくサイドアタックを主体とした攻撃を実施。自陣から繋ぎながらサイドへの持っていくプランで試合を進めます。
それでもマリノスは焦れずにボールを動かしながらプレーを続けると30分でした。右サイドでヤン・マテウスとのパス交換からボールを持った松原はポケットに走り込む植中朝日へスルーパス。ここでボールを持った植中は巧みに相手DFを制しながら折り返すと、相手DFに当たってディフレクションしたボールにロペスが反応してマリノス先制!
右サイドのポケットを巧みに活かした松原と植中の機転からエースの一発でスコアを動かします。
アウェイの地で大きな先制点!
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2025年3月4日
決めたのはやはりトリコロールのエース🇫🇷#アンデルソンロペス 最後はヘッドで叩き込む🔥
🏆ACLエリート ラウンド16 第1戦
🆚上海海港×横浜FM
📱#DAZN ライブ配信中#DAZNFootball #Jみようぜ pic.twitter.com/YA3UQ8iXEm
上海も32分にはレオナルドの縦パスから混戦に持ち込み、最後はグスタボがシュートを放つも僅かに枠外へ。個を持つ上海を前にひやっとする場面はあったとはいえ、試合全体としてはマリノスのコントロール下でゲームは進んでおり、前半はマリノスのリードで終了。
後半の頭にも一つチャンスを作ったマリノスは、後半はボール奪取よりも陣形の維持を念頭に置いたプレスを高い位置から行いつつ、リードを得ている事もあってセーフティーな形で試合を進めていきました。59分には相手のパスをロペスがカットすると、ルーズボールになったボールを植中が収めてキープ。ヤン・マテウスにスルーパスを通しますが、マテウスのシュートはGKがファインセーブ。
一方の上海も69分にはマリノス守備陣が上海の右サイドに釣られたところで豪快なサイドチェンジを展開すると、抜け出した途中出場のリー・シュアイがニアを射抜く強烈なシュート。しかしこれはニアポストに救われ、こぼれ球にレオナルドが反応したところも山根陸の素晴らしいブロックでなんとか阻止。75分にも此方も途中出場のワン・ジェンアオのクロスにマテウス・ビダルが頭で合わせるなど、上海も試合をクローズさせようとしてきたマリノスをオープンに引き摺り込もうとするように、攻守交代を経ながらサイドでの流動性を持てるようになっていきます。
ここまで選手交代を行っていなかったマリノスは疲労が見え始めた遠野と植中を下げてエウベルと天野を投入。この時間になると上海が猛攻を仕掛けてきましたが、猛攻の時間が長くなるに連れて上海のバランスが崩れてくるとマリノスは巧みにポケットを突いた速攻ができるようになっていきました。
85分には前がかりになった相手の背後を突き、天野のクロスにエウベルが飛び込む決定機を迎えるもシュートが上手くヒットせず。88分にも再び天野のクロスからロペスが合わせ、こぼれ球にも永戸が走り込みますが、GKのファインセーブとティアス・ブラウニングのスーパーブロックで阻止。
70〜80分台はハードな展開にもなりましたが、試合終了が迫ってくる頃にはマリノスも上手く時間を使うようにゲームをクローズさせて試合終了。
リーグ戦では白星から遠ざかっているマリノスですが、ACLではこれで2025年3連勝!敵地での第1戦を見事に制しました。
ベスト8へ一歩前進💪#アンデルソンロペス の先制点を守り切った#横浜F・マリノス が1-0で上海海港に先勝!
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2025年3月4日
1点のアドバンテージを持ち帰り
ホームでの第2戦に挑む🔥
🏆ACLエリート ラウンド16 第1戦
🆚上海海港×横浜FM
📱#DAZN ライブ配信中#Jみようぜ pic.twitter.com/tRl8nTGc1k
全体的に上手くゲームを進められたと思います。欲を言えばマリノスとしては前半にもう少しチャンスを作りたいところだったとは思いますが、それでも少ない決定機を確実に決めて、試合全体としてはマリノスの支配下におけていまし置けていましたから、チームとしての減点要素は特にないゲームだったんじゃないかと。
開幕戦までは3-4-2-1だったマリノスは第2節以降は植中や天野を1.5列目的に起用する4-2-3-1(4-4-2)でプレーしていますが、試合を通して攻守に於いて4-4-1の間を植中か天野が縫っていくような形で、チーム全体としてのオーガナイズは機能していたように思います。特にそこでちゃんと幅を取りつつ、植中ないしは天野がしっかりとポケットを取っていくという連動は常にできていた。先制点もそういうパターンでしたし、後半にカウンターでいくつか作った好機も天野がそういう動きをしっかり務めていたので、チームとしての機能性は見せたんじゃないかと思います。
マリノスに関しては今はスタイルを継承というより変換しようとしている最中で、Jリーグではそこのギャップに苦しんでいる部分はあると思うんですね。ただ今日の上海の守備陣はマリノスのサイドが幅を取ったら素直についてきてくれたので、マリノスの選手からしてもJリーグの試合と比べてスペースが可視化されていた…要は「ここにこう動けばここが空くからここに走る」みたいな流れがすごく見えやすい試合ではあったように感じました。それはマリノスが新しいやり方で進めていくにあたって、結果的に今日の上海の守り方はデモンストレーションにすごく適した形になったようにも思います。後半の上海が前がかりになってきた時のカウンターにしてもそうですし、特に後半は苦しい中でもちゃんとどこにスペースがあるかを見極められた結果が終盤にいくつか訪れた決定機だった訳で。
2点目を取れれば一番良かったのはそうですが、守備でも強い個を持つ相手に粘り強く戦えましたし、そういう「新スタイルの成功体験」が可視化されやすい試合の設定で勝てた事の意味は相当大きいんじゃないでしょうか。特に植中や天野の活かし方だとか、選手個々の頭の中を整理できるゲームだったんじゃないかなと。
みなとみらいでジェットコースター乗りそびれた
ではでは(´∀`)