
万博、通期買っちゃった…
どーもこんばんは
いい感じに暇で通期パスを買ってしまったワイは多分無敵なのである pic.twitter.com/jbJTgI8kTX
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2025年5月13日
さてさて、本日のマッチレビューは2025明治安田J1リーグ第16節、ガンバ大阪 vs サンフレッチェ広島の一戦です!
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ガンバ大阪、起動!……そんな言葉を添えたくなるような躍進を見せているのがここ数試合のガンバです。京都戦でワントップにヒュメット、トップ下で宇佐美貴史を縦関係としたシステムに変更して以降は怒涛の3連勝。それも京都戦、湘南戦、浦和戦は同じものをベースに持ちながら、それぞれに異なったパターンでの勝利を挙げてみせた。それは低迷打破に留まらないチームにとって大きな意味を持った3連勝でした。
それは順位の面を見ても明らかです。例年と比べても勝点の詰まっているシーズンゆえ、京都戦前には14位だったガンバも3連勝で一気に6位までジャンプアップ。「可能性」を語るにはいくらでも理由はある。少なくともチームをそういう状態まで戻してきた。それは間違いありません。対戦相手はここ数シーズンで最も成功したチームである広島です。5位と6位という立場で相対し、ここを取り切って堂々と優勝戦線へ!クラブの最大を図るような一戦になり得るかもしれません。
両チームスタメンです。


ガンバは1-0で勝利した前節浦和戦からメンバーを1人変更。左WGを食野亮太郎から今日はファン・アラーノに変更しており、3連勝のスタートとなった第13節京都戦からはWG以外は同じメンバーを起用し続けています。満田誠は広島からレンタルの立場ではありますが、広島戦の出場不可契約になっていない為出場可能となっています。
広島は1-0で勝利した前節湘南戦からのメンバー変更はガンバ同様に1人のみ。今日は左WBに新井直人が第9節C大阪戦以来となる先発を飾り、左WB起用がメインの東俊希は田中聡の欠場に伴いボランチでの出場となっています。ちなみに荒木隼人は中学年代ではガンバのアカデミーにいました。
本日の会場は大阪府吹田市、パナソニックスタジアム吹田です。
この日はOBとしてユース時代は倉田秋と同期だった下平匠氏が来場。スタジアムではスイーツに特化したスイーツフェスが開催されます。そういえば堂安律プロデュースドーナツ店も継続的に出す感じになりそうですかね。大阪・関西万博開催中なだけあって、太陽の塔を今年眺める事にも心地良さのある昨今。近隣には1970年の大阪万博に関する展示もあったりするので、試合ついでに行ってみるのも乙では。
考えてみれば、近年のガンバvs広島は何かと色々な背景がある試合が多いんですよね。ガンバクラップを始めてやったのは2016年のホーム広島戦だったりしますし、そして広島にとって去年の最終節はこの場所で優勝を逃す苦みと悔しさがあった事でしょう。この場所でこのカードにも、色んなドラマを詰めてほしいところ。
立ち上がりは広島ペースでした。試合開始と共にガンバも前線でボールを動かす時間を確保しようとする動きは見せるなど順調な入りをしたように見えましたが、いつも以上にハイプレスを仕掛けてきた広島を前に中盤で引っ掛けられる場面が多く、そしてそこから広島の1トップ2シャドーにカウンターを決められてしまうような場面が続出。最後の部分では9分にジャーメイン良が抜け出した時の半田陸の対応のようにDF陣が見事な対応を見せてはいましたが、立ち上がりは苦しい展開に。
しかしガンバも14分には右サイドで粘った山下諒也の折り返しに反応したヒュメットが連続シュート。しかし連続してGK大迫敬介にビッグセーブを喰らう形に。
ただ全体としてはやはり広島ペースで、17分には塩谷司が左サイドに展開したボールを左にポジションを取っていた新井直人がクロス。ここに川辺駿が飛び込んで決定機を迎えますが枠外に逃れます。すると19分にはビルドアップからGK一森純のパスをジャーメインに引っ掛けられて決定機。ジャーメインは鈴木がファウルで止める形になりましたが、これがDOGSOと判定されて退場処分に。この場面での新井のFKは阻止しますが80分近くをガンバは10人で戦わざるを得ない状況となります。
ガンバは鈴木の退場に伴いヒュメットを下げて倉田秋を投入して中盤の強度を保とうとします。
しかし33分、中央でボールを収めた広島は右サイドの中野就斗に展開すると、中野のクロスボールをファーでジャーメインが潰れて最後は塩谷司が押し込んで広島先制。なんとか0-0で引っ張りたかったガンバにとってはあまりにも重い失点に。
ベテランの先制弾
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2025年5月11日
起点は #中野就斗 の左足クロス
最後は #塩谷司 がこぼれ球を押し込んだ!
🏆明治安田J1第16節
🆚G大阪×広島
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なんとかガンバも攻撃姿勢は示そうとしましたが、10人の状態での戦い方を整理しきれないまま前半終了。
ガンバは考え得る最悪のパターンの中で後半へ。
後半からガンバは宇佐美貴史を下げて岸本武流を投入。半田を右CBとした3バック(5バック)に変更し、中盤は倉田をアンカー、アラーノと満田をインサイドハーフとして山下を頂点に置く形にシフトしました。
すると後半は倉田がアンカーとして捌き役に徹しながらアラーノと満田が持ち運ぶ役割を担い、岸本と黒川を絡ませながら山下の裏抜けを狙う形が想像以上に機能。53分には倉田がミドルを放つと、59分には抜け出した山下が塩谷に倒されて得たFKを満田が狙いますが……シュートは僅かに枠の上へ。
数的不利ゆえ、広島にカウンターを喰らうような場面での恐怖は常にガンバに襲い掛かってはいたものの、79分に東俊希のCKから荒木隼人が合わせた場面はGK一森が好セーブ。直後にガンバは山下とアラーノを下げてジェバリと南野遥海を送り込み、満田&倉田のボランチに南野とジェバリが2トップになる形を組んでどうにか同点弾を狙いに行きます。
85分には黒川のクロスが流れたところを回収した岸本から良いクロスボールが入ったものの、ジェバリのヘッドは荒木のマークに遭ってミートしきれません。
終盤は広島もさすがに低くブロックを組むようになり、そうなると10人で広島の3バックを崩すにはやはり難しいところがあって………なんとか打開しようと試みて、アディショナルタイムにもジェバリが良いクロスを上げる場面もありましたが、あと一歩シュートまで届かず試合終了。
早々とした段階で壊れてしまった試合。そこから見事な立て直しを後半に向けてやれたガンバでしたが、猛攻は実らず連勝は3でストップしました。広島は3連勝です。
ここまでの試合で良い流れだっただけに勿体無い印象は拭えないゲームだったと思います。
立ち上がりこそ前線でボールを持って繋ぐ、時間を作っていくという試みは見えていましたが、広島のミドルゾーンでの強度に押される形になり、試合を通してWボランチのところで展開しにくい状況に広島が持ってきてしまった。彼らが鈴木と満田を如何に前を向かせないかを重視したプレスをしてきた事でそこでボールを失う場面は多く、そこからショートカウンターに持ち込む流れを広島に構築されてしまっていた。この試合は鈴木の退場でプランが大きく狂ったことは確かなんですが、そのシーンの時点で危ない状況になっていたなと。そういう意味でも14分のヒュメットの決定機を沈めきれなかった事は尾を引いてしまった……抑え切ったGK大迫敬介が殊勲であった事は確かなんですが。一森のシーンに関しては、これまでの貢献を踏まえた時に一つのミスが彼の価値を落とす訳ではないとはいえ、あのプレーに関してはいくらなんでも擁護の余地はなかったと思います。
で、やはりポイントだったのは後半の戦いぶりでしたし、後半にあのパフォーマンスを見せた事、あのシステムを絞り出してきたポヤトス監督のアイデア、ぶっつけ本番で応えた選手達には賞賛しかないです。
鈴木が退場した時点でピッチ上に本職ボランチはゼロ。ヒュメットを下げて緊急投入した倉田も4-1-2-3のインサイドハーフならともかくボランチは彼にとってはあくまでサブポジションという状況だった訳で、あの状況になった以上はヒュメットや宇佐美より速さか強さがハッキリしている山下やジェバリに割り切って賭けるしかなかったところは実情としてありました。その中で中谷を中央に左に福岡、右に半田を置いた3バック、中盤は倉田をアンカーにアラーノと満田をインサイドハーフにして山下をワントップにした形は監督にとっても賭けだったと思いますが、結果には繋がらずともその狙いは大正解でしたね。
試合後に複数の選手が言及しているように、ボールを持った時はセンターラインの中谷と一森が一列ずつ上がってビルドアップに加わる。サイドにボールが出た時は中央とのスペースに半田や福岡が出ていく。中盤では倉田がボールを捌きながら保持時のシステムを整える時間を作る。福岡と半田のところ、要は中谷に固定せず3バックの2人は残して1人は上がる形に関してはピッチ内でのアレンジだったと福岡が言及していましたが、倉田でバランスを取りながら岸本と黒川は勇気を持って幅を取り、アラーノと満田を関与させながらCBが絡む形でサイドの局面で数的有利を創出するチームとしての機転は本当に素晴らしかったと思います。特に右サイドで圧倒的な上下動とカバーリングを見せた半田は彼がこのリーグでトップSBの1人であることを存分に示しましたし、中盤で全権を握りパスを散らしてコントロールし続けた倉田の姿には、彼がユースから昇格した時に予想された姿が投影されているようで、圧巻と共に感慨深さもありましたね。
ポヤトス「左WGよろしく」
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2025年5月11日
倉田「御意」
ポヤトス「今日はトップ下よろしく」
倉田「御意」
ポヤトス「怪我人多いしボランチ頼むわ」
倉田「御意」
ポヤトス「徳真退場したしアンカーやって」
倉田「御意」
試合後に選手から「チームにとってポジティブな部分になった」「この負けには無駄にならない」というコメントが出たり、ポヤトス監督も試合後に「選手のことは自分たちは本当に自慢したいですし、誇りに思っています」と胸を張っていたように、負けてなお実のあるゲームだった事は間違いありません。上述したようにポヤトス監督の機転やそれに応えた選手もそうですし、特にいつもと大きく異なる上に比重も大きいタスクを求められた3バックと倉田、山下の5人は大いに讃えられるべきでしょう。同時にぶっつけ本番のやり方ではあったとはいえ、ボールの動かし方にはこれまでのベースや蓄積があったからこそこのシステムが通じた訳で、瞬間的なアイデアと長期的な努力の両輪が見られた事は素晴らしかった。ポヤトス監督が「このように退場になった時の練習はなかなか難しい」と語りましたが、逆に言えば今日しかできない練習をやったという考え方もできる訳で、例えばオプションとしての3バックを考えられるようになるだとか、今後に向けて幅も広がるパフォーマンスだったんじゃないでしょうか。
一方、それだけのパフォーマンスを見せたからこそ11対11の時にヒュメットが決定機を仕留められなかった事、鈴木の退場に繋がる一森のミスは悔やまれるところではありますし、何より0-0で前半を乗り切った上で後半のシステムを見せられたらどうなっていたんだろう…という気持ちもあるんですよね。ただ、逆に言えばあの展開になったからこそあのシステムもある訳で……そこは人生の性にも似たというか、難しいところです。確かな事は、数字にはならなかったけどこの負けには価値があったという事。それはこの試合を見たガンバファンのほとんどが思った事ではないでしょうか。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
2025明治安田J1リーグ第16節
1位 鹿島アントラーズ(34)
2位 柏レイソル(30)※1
3位 京都サンガFC(28)※2
4位 浦和レッズ(26)
5位 サンフレッチェ広島(26)※1
6位 ガンバ大阪(23)
7位 セレッソ大阪(22)
8位 清水エスパルス(22)
9位 ヴィッセル神戸(21)※2
10位 FC町田ゼルビア(21)
11位 アビスパ福岡(21)
12位 湘南ベルマーレ(21)
13位 東京ヴェルディ(20)
14位 FC東京(19)※1
15位 ファジアーノ岡山(19)
16位 川崎フロンターレ(18)※2
17位 名古屋グランパス(16)
18位 横浜FC(15)※1
19位 アルビレックス新潟(13)※1
20位 横浜F・マリノス(8)※3
※1 1試合未消化
※2 消化試合数が1試合多い
※3 3試合未消化
首位鹿島とACLE準優勝からの復帰初戦となる川崎の対決は、川崎を今の地位まで引き上げた鬼木達監督が鹿島の監督として立ちはだかる…という意味合いも含めて国立競技場に5.9万人の観客が訪れるなど大きな注目を集める中、鹿島は前半に先生を許しながらも船橋佑のJリーグ初ゴール、田川亨介の移籍後初ゴールで逆転勝利。3位京都と4位浦和は下位チームにそれぞれドローで終わった一方、柏はホームで岡山を2-0で下して2位キープ。3連勝のC大阪が一時機の15位から7位までジャンプアップしましたが、1位鹿島から6位G大阪までの勝点差は11とやや開きが出ています。
下位陣は降格圏に苦しむ横浜FCが福岡を下して6試合ぶりの勝利。名古屋、新潟も上位相手に勝点1を重ねた一方、こちらもACLEから帰国して初戦となった横浜FMはC大阪に敗れ、未だに最下位を脱出できていません。