フランス館とイタリア館というすげえの2トップ
どーもこんばんは
【RK-3くん、万博に行く《54》】
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2025年5月10日
前回に続いて今回もフランス館。だって一緒に行った人が行きたいって言うから…とは言いつつも、万博に人案内するなら絶対連れてく。
やっぱりコンテンツの暴力が過ぎる。パリの万博展示とロンドン五輪開閉会式はコンテンツの暴力2トップだと思ってる。… https://t.co/FhTYpC5qB7 pic.twitter.com/ALB8WnK0AZ
【RK-3くん、万博に行く《63》】
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2025年5月15日
遂に念願のイタリア館(2時間待ち)
ガチもガチ過ぎる。行った事を一生擦れるレベル。#RK3くん万博に行く#大阪・関西万博#EXPO2025#イタリア館 https://t.co/XpKFrzmLH6 pic.twitter.com/pBstlxFjvn
さてさて、本日のマッチレビューは2024/25 UEFAチャンピオンズリーグ決勝、パリ・サンジェルマン vs インテル・ミラノの一戦です!
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フットボールのカレンダーはいつもこの日に向かって進み続ける……それはたとえ欧州選手権があろうとも、FIFAワールドカップがあろうとも、この後のクラブW杯が定着しようとも変わらない日常でしょう。上で列挙した大会群はいわば非日常。日常のクライマックスはいつもこの舞台に向かって歩み続けます。CLファイナルです!
国 立 で 観 た や つ pic.twitter.com/gJqYZ0Pvr9
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2025年5月7日
今年のファイナルのカードは92-93シーズン以来となるフランス勢vsイタリア勢のカードとなりました(32年前のカードがマルセイユvsミランだったってのもまた)。
このゲームは両者にとって時代を完成させる為の戦いと言えるでしょう。パリはカタールがクラブ強化に参入して以降、どれだけ投資しても、どれだけ投資しても、どれだけフランスでは敵無しになってもビッグイヤーだけは辿り着かず、メッシは去り、ネイマールは去り、そしてムバッペも去った。それでも時に後ろ指を差されながらも愚直に取り組んだクラブ拡大路線はいつしか地力と体力をつけさせ、今、ルイス・エンリケの下で圧倒的な完成度をもち、クラブの拡大路線の最後に飾るべきピースを求める戦いに挑みます。
対するインテルはジョゼ・モウリーニョというクラブに三冠をもたらした英雄が去ってからは暗黒時代が待ち受けていました。ユベントスの後塵を拝するだけならまだしもCL出場さえ果たせない時期が続き、アタランタじゃない方の青黒にさえなりかけた時期もあった。それでもアントニオ・コンテの下でセリエA制覇を果たした後、シモーネ・インザーギによってその歩みは更に加速度を増していきました。あと一つ……彼らの復活物語の完遂は最後のピースを残すのみとなっています。
完成するのは新興勢力のサクセスストーリーか、名門の復活物語か。両者共近年、CL決勝という舞台でその物語の完結を逃した過去がある。2つの物語がミュンヘンの地でぶつかり、飛び散る火花がトロフィーに変わる時、その色はどちらに染まるのでしょうか。
両チームスタメンです。
本日の会場はドイツ、ミュンヘンのフースバル・アレナ・ミュンヘンです。
アリアンツ・アレナでお馴染み、バイエルン・ミュンヘンのホームスタジアム。今大会ではネーミングライツの使用が禁じられているので正式名称が使用されていますが、ネーミングライツの方が有名になっているスタジアムと言えるでしょう。外壁をAGC製の特殊フィルムで覆った特徴的な外観は世界で最も有名なスタジアムの一つに至るまでこのスタジアムを押し上げ、ドイツサッカー界のシンボルたる姿にしてみせました。昨年のEUROでも使用されましたが、11ヶ国開催となった前々回大会でも使用されていた事から史上初の2大会連続会場として使われたスタジアムでもあります。
ミュンヘンでの決勝開催は今回で5回目。このスタジアムではチェルシーvsバイエルンをチェルシーが制した11-12シーズン以来2回目となります。そしてCL決勝がフランス勢vsイタリア勢のカードになるのは92-93シーズン以来32年ぶりですが、その時も舞台はミュンヘンでした(当時のスタジアムはミュンヘン・オリンピア・シュタディオン)。
📍 Munich Football Arena
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) 2025年5月31日
Champions League final ⌛️#UCLfinal pic.twitter.com/3CFn1pB9JG
立ち上がりはパリのペースで進んで行きました。ボールポゼッションを最重要視するパリは自陣からスローペースにボールを繋ぎながらじわじわと前進しつつ、ミドルゾーンを制圧するような陣形を組んだから少しずつ縦へのアクションを加えていきます。
試合が動いたのは12分、左サイドにボールを運んでそこからパスで打開を試みたパリはポケットに侵入したドゥエへヴィティーニャがパス。ドゥエが更に繋いでGKゾマーさえも掻い潜った先に走り込んだハキミは無人のゴールへ冷静に流し込んで先制!この試合が古巣対決でもあるハキミの得点でパリがリードします。
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— WOWOWサッカー (@wowow_soccer) 2025年5月31日
🇫🇷パリ・サンジェルマンに先制点!
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ペナルティエリア内でドゥエからボールを受けたハキミが流し込んだ🤩
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その後もペースは圧倒的にパリでした。先制直後は少しインテルがボールを持つ場面もありましたが、パリは非保持の時にもインテルのボールホルダーを外へ追い出しながら逃げ場を潰すようなプレスをかけていき、ボールを奪えれば高いポゼッション能力でゲームをコントロールしていく蟻地獄的な展開へと試合を早くも移動させていきます。
20分、ダンフリースが試みたロングスローはブロックの末にインテルのCKに…かと思われましたがパチョがギリギリでボールを残すとそこからパリがカウンター展開。クヴァラツヘリアを介してデンベレがボールを持ち運ぶと、ファビアン・ルイスとヴィティーニャを嘲笑うようにマイナスに折り返されたボールをドゥエが叩き込んでパリ追加点!!
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— WOWOWサッカー (@wowow_soccer) 2025年5月31日
前半は2-0でパリ・サンジェルマンがリード!
ドゥエの貴重な追加点シーン⚽️
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🇫🇷パリ・サンジェルマンの19歳がスタメン起用にこたえるゴール!🔥
インテルは後半巻き返しなるか!?
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インテルも37分にはチャルハノールのCKからテュラムが合わせるなどチャンスがゼロというわけではなかったものの、試合としてはパリが完全に支配していたような試合展開に。
インテルはパリ相手に隙を見出せず、スピード感を発揮できるようなスペースを作れないまま前半は終了。パリがリードで後半へ。
後半の立ち上がりもクヴァラツヘリアが50分までに2度のシュートチャンスを迎えるなどパリのペースでスタート。インテルはビルドアップがままならない中で、常にサイドで優位な状況を構築してくるパリを捕まえられない状態が後半も続いていました。パリは61分にもハキミが好機まで持ち込み、3点目には至らずともパリのゲームである構図は変わらず。
インテルはビセック、ザレフスキ、カルロス・アウグスト、ダルミアンを立て続けに投入(ビセックは途中出場のち負傷交代)。それでも反撃の糸口が掴めないまま時間が進んで行きます。
64分、パリはデンベレのヒールパスからヴィティーニャが繋ぐと、思いっきり爆発してきたドゥエが抜け出してニアに流し込むシュート。遂に決まった決定的な3点目!更にパリは直後に大殊勲のドゥエを下げてバルコラを投入すると、73分には前がかりになったインテルのミスを見逃さなかったパリはクヴァラツヘリアが抜け出して4点目。再三チャンスに関与していたクヴァラツヘリアも遂にゴールゲット!
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— WOWOWサッカー (@wowow_soccer) 2025年5月31日
止まることを知らない19歳💪
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デンベレ、ヴィティーニャと繋ぎ最後はドゥエがフィニッシュ!🤩
今夜2ゴール目を記録⚽️⚽️
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— WOWOWサッカー (@wowow_soccer) 2025年5月31日
クヴァラツヘリアが左足一閃🔥
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ハーフウェーライン付近から抜群のスピードで抜け出し🏃♂️
DFの前に出るとそのままニアへ叩き込んだ⚽️
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インテルも75分にはテュラムが好機を掴むも、この場面はミラン育ちの守護神ドンナルンマが容赦のない好セーブ。苦しむインテルを尻目に終了間際には途中出場のマユルが決めてパリがとうとう5点目。
そして試合終了。
CL決勝史上初、5点差をつけて勝利したパリがクラブ史上初のチャンピオンズリーグ制覇を果たしました!!!!
Luis Enrique 🏆#UCLfinal pic.twitter.com/qmd0IWhBvH
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) 2025年5月31日
なんていうかもう……かえって何を書けばいいのかわかんなくなるゲームでしたね。パリにとって、そしてルイス・エンリケがつくったチームにとって、1人の監督の任期で一度出るかどうかというレベルのパーフェクトゲームが、体制の到達点のようなゲームが最も重要な試合で出た。それが全てだったと思います。
インテルって基本的にはリアクションをベースにしたチームなんですよね。低めのブロックを組んだところからカウンターの速さと正確性を出していく、状況に応じてプレスの強度を調整する事で割り切った守備も攻撃的な守備も可能にする状況を常に作っておく。その為には相手を吊り出した上でスペースを斜めのコースに見出す必要があるんですけど、まずパリは自分達がボールを持っている時にじわじわとポゼッションしながら押し上げていく事でインテルをインテル陣内に閉じ込めておき、そこからスペースとパスコースを徹底的に葬り去るようなプレスを徹底してきた。その上でボールを奪ったら奪ったで、パリにはデンベレのようなゼロの状態から1を作り出せてしまう選手がいる訳で、そこの打開を軸に選手が連動していく流れを作る事ができる。インテルからすればいわば、11個の蛇口全てを手で押さえられてしまったような感覚で、そうなったら水は飛び散るしかない。その状況でパリの攻撃時のクオリティを正面から受ける形になってしまった。前半10分までにパリがボール保持時のシステムを組んでしまった時点で、さすがに5-0まで行くとは思いませんでしたが……このゲームのある程度の結末は決まっていたように思います。
パリには見事という他ないです。
それこそマンチェスター・シティなんかもそうですが、彼らのプロジェクトは時に後ろ指を差されるように揶揄される事さえもある。その資金にダーティーな疑惑が纏うのは世の常でしょう。しかしながら、この世界にはクラブを買うだけ買って、すぐに飽きたのか放り投げる新興オーナーも多くいる中で、パリという世界を司る土地のブランドも活かしながら、ピッチ内のフットボールや施設に育成組織、果てはアパレルのようなブランディングに至るまでを徹底的に追求して投資していき、それを10年以上も続けてこの栄光に辿り着いた……それは素直に讃えられるべき事でしょう。スーパースターを多く獲得していく中で、2017年のカンプノウや2022年のベルナベウのように屈辱以上のトラウマのような敗北も経験してきた。メッシは去り、ネイマールも去り、ムバッペは去った。それでも一つ一つの努力がクラブの体力と地力を大きく底上げしてきた……多くの成金クラブは名門になる前に朽ち果てていく。この決勝で見せたパフォーマンスは、その資金力を前に過小評価されがちな愚直な努力をピッチに映し出した照明と呼ぶべきでしょう。おめでとうございます。
何気にアジア人プレーヤーも獲った事になるのね
ではでは(´∀`)