
ニュースのビンタを張り合う午前2時!
どーもこんばんは
さてさて、2025明治安田J1リーグが完結しました。
ガンバとしては…はい、あまりにも、あまりにも色々ありすぎたシーズンでしたね。えげつないアップダウンでしたよ。8月→9月の落差なんかとても正気じゃいられねえ。あれだけ丁か半のようなシーズンを過ごしたその結果がほぼ真ん中の9位というのも数字の妙というか、上の時期もあって下の時期もあって真ん中らへんの感覚が一切ないまま中位になったという。
で、そんな中…ガンバ大阪は2025年限りで3シーズン指揮を執ったダニエル・ポヤトス監督の退任を発表。
2023年も2024年も2025年も好不調の時期は割とはっきりしていて、そういう意味では紆余曲折だらけではありましたが、その過程を追う事も含めて楽しい3シーズンでした。… https://t.co/CrUyuFQIwm pic.twitter.com/jqhoIJCqFZ
— RK-3 (@RK3_gsgb) 2025年11月25日
来季は新たな監督を迎え、ポヤトス体制の財産も活かしながら、ハーフシーズンの百年構想リーグから新しいガンバを構築する為の新しい冒険が始まります。
さて、この季節のお楽しみ、そして来季に向けて重要で重要で重要な要素となってくる補強動向。この新たな変革期にそこでどう振る舞えばチームは伸び、弱体化を防ぐことができるのか。そして新体制にどんなアプローチができるのか。新たなGMも迎え入れるという話の中で、今回は補強の展望、そしてポジション別補強優先度を考えていきたいと思います。
【最新移籍動向】12月16日時点
※ブログの内容は12月15日に執筆したものから変更する事はありませんが、移籍情報は随時更新していきます。
《IN》
MF 山本天翔←ガンバ大阪ユース
MF 吉原優輝←拓殖大学
FW 中積爲←ガンバ大阪ユース
FW 當野泰生←ガンバ大阪ユース
FW 植中朝日←横浜F・マリノス
FW 満田誠←サンフレッチェ広島(完全移籍に切り替え)
《OUT》
DF 今野息吹→いわきFC
MF ファン・アラーノ→未定
【おしながき】
①2025ポジション分布
②三上氏の招聘の意図と変化は?
③レンタル組の処遇や如何に
④RB系への移行?監督初挑戦となるウィッシング新監督の意図と狙いは?(後編)
⑤それらを踏まえたざっくり展望(後編)
⑥ポジション別補強優先度考察(後編)
【2025年のJリーグを振り返る記事をまとめたページを開設しました。随時更新していくので是非!】
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【オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。】
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①2025ポジション分布
※△はレンタルで獲得中の選手。◇はレンタルで他クラブでプレーしている選手。●は既に退団が決まっている選手。
【ゴールキーパー】東口,荒木,一森,張
【センターバック】福岡,三浦,中谷,佐々木[半田]
【サイドバック】半田(右),黒川(左),岸本(右),初瀬(左右),◇中野(左右),◇今野(左)[福岡(右),佐々木(左)]
【ボランチ】安部,鈴木,美藤,△満田[倉田]
【ウイング】食野(左右),倉田(左右),岸本(右),山下(右),◇唐山(右),奥抜(左右),●アラーノ(左右),ウェルトン(左右)[宇佐美(左),林(右),△満田(左右)]
【トップ下】宇佐美,名和田,△満田,◇中村[倉田,●アラーノ]
【ワントップ】宇佐美,林,ジェバリ,ヒュメット,◇唐山,南野[△満田]
②三上氏の招聘の意図と変化は?
まず今季のガンバに於ける最大の変化はフロント人事に変更があった事です。2024年から2シーズンに渡ってフットボール本部長を務めた松田浩氏が退団し、新たに三上大勝氏が本部長の座に就く事となりました。
1971年生まれの三上氏はNEC山形でプレーし、24歳で引退するとNECからモンテディオ山形を立ち上げる過程に尽力。NEC山形退職後は1999年からコンサドーレ札幌に入社し、2025年3月までスカウトから強化部長、GM(ゼネラルマネージャー)に代表取締役まで様々な役職を歴任しました。GM時代は野々村芳和会長(現Jリーグチェアマン)と二人三脚で札幌のJ1復帰及び定着に貢献した人物ですね。
まずは三上氏を招聘した狙いについて考えてみますと……三上氏がガンバに入社する事がほぼ確実、という報道が出た段階では札幌時代に長く務めた役職と同じくに就任するとして報じられていたので、松田浩氏を本部長に据えて立ち上げたフットボール本部(以下:FB本部)を実質的に解体し、従来型のGMを置く組織図に戻すのでは?と予想されましたが、いざ正式発表となるとGMの役職ではなく、松田浩氏が退任したフットボール本部長のポストに入れ替わる形で就く事になりました。基本的にサッカー界ではGMの人として認知されている三上氏をGMではなくFB本部長として招聘した事は、ガンバとしてFB本部の枠組みは継続させたいという事なのでしょう。各部門の部長が変わる訳でもなく、あくまで松田氏→三上氏という形になっているので。
FB本部についての記事を読む限りでは、そもそもガンバとしては「FB本部の長として松田浩を呼んだ」のではなく「松田浩をフロントの中枢として招聘し、話し合いの中でFB本部の骨組みを作った」という形なんですね。で、記事によると交渉の中では松田氏の役職について「GM」という言葉も出ていたとの事で、いずれにしても松田氏を現場サイドのトップとして考えていた、その上でGMではなくFB本部長を新設し、いわば統括部長のポジションになったと。
で、ここでポイントになるのが…松田さんって基本的には現場の指導、管轄がメインの方であって、基本的に経営サイドの人ではないんですよ。実際、上記の記事でも「個人的にはGMは経営サイドの意味合いが強いと思っていて、私はそちらよりもフットボールの現場に近い立場……(中略) フットボールの現場を統括する仕事の方が自分の経験を活かせるのではないかという話はさせてもらいました」という事を述べているんですよね。実際に松田氏は指導者としてキャリアを積んでからマネジメント側に来た訳ですから、そういう向きになるのは自然でしょう。
一方で、これが従来の強化部長をトップとする現場体制ならシンプルなピラミッド型の形として解釈できるのですが、現在のガンバは強化部やアカデミーを会社のセクションではなくFB本部の構成要素として扱っている以上、それを取りまとめる本部長には現場のトップとして経営サイドとの擦り合わせも必要になってくるんですね。となると、現場に必要な現場サイドのスペシャリストは各部門のトップに担ってもらうとして、現場サイドのトップにはむしろ現場の意見をまとめた上で経営サイドとの連携をスムーズにできるような、経営サイドの視点をクラブとしては求めていたんじゃないか…とも推察できるんですね。
そう考えるとFB本部の枠組みを維持した上で本部長だけ交代したのは、松田さんを中心に構築したFB本部というシステムにはクラブとして評価しており、この形を基盤にしていきたい。一方で現場のスペシャリストを統括する立場にはもう少しビジネス的な視点を持った自分を入れたい……その辺りが本部長の交代の理由かつ、指導者ではなくフロントサイドでキャリアを積んできた三上氏を招聘した決め手だったのかなと。今オフにフロントの人材で注目されたのは広島を退団した雨野裕介氏で、セレッソのスポーツダイレクター就任が報じられた際には一部のガンバサポから「なぜ雨野さんじゃなくて三上さんだったのか?」という論争も起こりましたが、ガンバが求めていた人材が「現場に対する知見も持ちつつ、基本的にはフロントサイドで経営的な観点も持つ人物」という事なら雨野氏はリストに入らないでしょうし、三上氏がその候補者になる事は自然な事だと思います。
要はガンバとしては三上氏をFB本部長として招聘する事で、強化部やアカデミーなど現場での仕事を主導するというよりも取りまとめるという統括的な色合いをより強くしていきたい、その上で経営サイドの視点も持っている三上氏を現場のトップとする事で、経営サイドとの連携をスムーズに図りたい…みたいな意図かなと。
③レンタル組の処遇や如何に
現在、レンタルで他クラブでプレー中の選手は以下の通りです。
DF 今野息吹(愛媛FC)
DF 中野伸哉(湘南ベルマーレ)
MF 中村仁郎(FC岐阜)
FW 唐山翔自(東京ヴェルディ)
この中でレンタル先でレギュラーとしてプレーしたのはシーズン途中まではガンバでプレーしていた中野。中村は前半戦はレギュラー、中野同様に途中まではガンバにいた唐山は途中出場メインという形で、今野は怪我の影響もあってあまり出られず…という形でした。
中村と唐山に関しては現時点では判断が難しいと言いますか、今季の補強がクラブが望んだ形で進むかどうか…は大きいポイントになるとは思います。特に中村に関してはクラブとして"ホープ"の扱いではあるでしょうし、怪我の影響もあって殆ど出られなかったところから監督交代となった今季に一度手元に置きたい…みたいな意図はあるかもと。ある意味で一番難しいのは唐山の立ち位置。唐山はポヤトス体制でも"主力ではない"けど"構想外でもない"という微妙な立ち位置にいて、ヴェルディでプレーした今季後半もガンバとしてはどっちの判断もしにくい形だった。ガンバとしても、いくらなんでも唐山をレンタルでたらい回しにし過ぎている感はありますし。ただ今野も含めて来季は百年構想リーグがあるので、一度復帰させた上でそこをテストに26-27シーズンの開幕に合わせて判断するという可能性はあるかなと。
復帰する可能性があるとすれば中野でしょうか。湘南では完全にレギュラーとしてプレーし、初瀬亮が百年構想リーグの開幕に間に合うかも疑わしいという状況で、特にウィッシング新監督に3バック志向があれば3バック適性がより強い中野は復帰させる形で動くのかなと。
【④RB系への移行?監督初挑戦となるウィッシング新監督の意図と狙いは?⑤それらを踏まえたざっくり展望⑥ポジション別補強優先度考察につづく】
ではでは(´∀`)