そうめんの季節が終わる…。
どーもこんばんは
さてさて、今回は以前更新した此方の企画の続きです!
ざっくりした説明などなどは、前回のブログを見て頂ければ幸いでございます。
それでは早速続きから始めましょう。第5位からです!
5位 マンチェスター・ユナイテッド 07-08
監督 アレックス・ファーガソン
決勝 マンチェスター・ユナイテッド1-1(6PK5)チェルシー(ロシア、モスクワ/ルジニキ・スタジアム)
チャンピオンズリーグのベスト4進出を果たした4チーム中3チームがイングランド勢というシーズンが06-07シーズンから3シーズン連続で続くなど、現在がリーガ独壇場と言われているようにプレミアリーグ最盛期とも言われていた中、2000年代はアーセナルが2シーズン優勝を飾った以外は全てのシーズンでマンUとチェルシーがリーグ優勝を飾りました。そんな2チームのイングランド勢同士の対決となったのが07-08シーズンだった訳ですが、やや波の見られたチェルシーと違って圧倒的な安定感があったのがこの時期のマンU。
名将ファーガソンの下でクリスティアーノ・ロナウドは世界トッププレイヤーに名乗りを上げ、その他にもウェイン・ルーニーやリオ・ファーディナンド、エドウィン・ファン・デル・サールなど反則レベルの戦力を擁して黄金期を築いたチームです。
ちなみにこの年の優勝で参加したクラブW杯でマンUから3点もぎ取ったのが我らがガンバ大阪。
4位 FCバルセロナ 08-09
決勝 FCバルセロナ2-0マンチェスター・ユナイテッド(イタリア、ローマ/スタディオ・オリンピコ)
このランキングで6位に入った05-06シーズンの優勝以降、2シーズンに渡って無冠に終わったバルサはフランク・ライカールト監督を解任して当時の時点ではバルサのセカンドチームの監督経験しかなかったグアルディオラを監督に昇格させます。今やすっかり世界の名将となったグアルディオラがトップチームの監督1年目で三冠達成しちゃったというトンデモチーム。
シーズン開幕当初はグアルディオラの経験不足の点であったり、デコやロナウジーニョを放出した事などから期待値はそこまで高くなかったチームでしたが、当初は放出候補だったサミュエル・エトー、移籍1年目の昨季は思うほど活躍出来なかったティエリ・アンリ、そしてこの年から10番を託されたリオネル・メッシのトリデンテと呼ばれた3トップが異次元の活躍。終盤にはジェラール・ピケがスタメンの地位を掴み、セルヒオ・ブスケツ、ペドロ・ロドリゲスが出場機会を掴み始めたのもこのシーズン辺りから。マンUとの決勝でゴールを決めたメッシがスパイクにキスしながらゴールセレブレーションを行ったシーンは名シーンです。
海外サッカーではバルサ好きでやらせてもらってる私ですが、その中でも一番好きなのはこの08-09シーズンのバルサです。
3位 バイエルン・ミュンヘン 12-13
監督 ユップ・ハインケス
決勝 ボルシア・ドルトムント1-2バイエルン・ミュンヘン(イングランド、ロンドン/ウェンブリー・スタジアム)
近年のチャンピオンズリーグに於いて、「チート」という言葉が一番似合っているように感じたのはこの年のバイエルンだったのではないでしょうか。各ポジションに隙の無い人材を揃え、アリエン・ロッベン、フランク・リベリーの両サイドの破壊力は尋常ではなく、トニ・クロース、バスティアン・シュバインシュタイガー、トーマス・ミュラー、フィリップ・ラームなどドイツ人選手も翌年のブラジルW杯で優勝を果たす中心選手を要所要所に据えたチームはベスト8でユベントス、ベスト4でバルサに快勝。特にバルサ戦はトラウマレベルの圧勝でした。
同じくハインケス監督が率いた前年はリーグ戦、カップ戦、チャンピオンズリーグと全ての大会で準優勝に終わるという悔しいシーズンを過ごしたバイエルンが、ドイツ勢同士の決勝となったこの舞台で前年の国内タイトル獲得を阻んだドルトムントにリベンジを果たして三冠を獲得したこのシーズンから、ブンデスは完全にバイエルン一強状態となりました。
2位 インテル・ミラノ 09-10
監督 ジョゼ・モウリーニョ
決勝 バイエルン・ミュンヘン0-2インテル・ミラノ(スペイン、マドリード/サンチャゴ・ベルナベウ)
06-07シーズンからリーグ戦で5連覇を達成したインテルですが、「カルチョ・スキャンダルでユーベとミランがスランプになったからじゃないの?」という声が絶えなかったインテルにとって、それらの声を払拭する為にもCLは是が非でも欲しいタイトルで、同時に中々届かないタイトルでもありました。
そんな中でモウリーニョ体制2年目となった09-10シーズンはウェズレイ・スナイデル、ディエゴ・ミリート、ルシオ、ゴラン・パンデフらを補強。特にズラタン・イブラヒモビッチはバルサに移籍したものの、トレードの形でサミュエル・エトーを獲得し、これが結果的に良くも悪くもイブラヒモビッチ頼みだった数シーズンのサッカーから幅が広がり、チーム力の向上に繋ったと言ってもいいでしょう。
圧倒的なカリスマ性を持つモウリーニョの下で一致団結したチームは全員がハードワークを厭わずに強固な守備力を築き、スナイデルの圧倒的な展開力にミリート、エトーが絡むカウンターの破壊力で優勝まで駆け上がったインテル。特に黄金期のバルサの猛攻撃を耐え抜いたカンプ・ノウでの準決勝2ndレグは今でも伝説となっています。
1位 FCバルセロナ 10-11
決勝 FCバルセロナ3-1マンチェスター・ユナイテッド(イングランド、ロンドン/ウェンブリー・スタジアム)
スペイン代表がユーロ2008を制した頃からスペイン代表とグアルディオラ率いるバルサを中心に世界を席巻する事になったポゼッションサッカー、ティキ・タカの流れは、この10-11シーズンのバルサが間違いなく頂点で最盛期と言えるチームだったと言えるでしょう。私も4位に挙げた08-09シーズンの方が好きではありますが、どちらが強いかと言われればそれは10-11の方だと思います。
チームとしての実力、戦術の一貫性という意味での完成度も当然に群を抜いていますが、チャンピオンズリーグ決勝のスタメン11人中8人がクラブの下部組織出身で監督のグアルディオラもカンテラ出身ですし、下部組織から一貫した戦術や育成プランという点も含めて、サッカークラブとしての理想形すら示したように思えるのが10-11を含めた4シーズンのペップ・バルサだったのではないでしょうか。
このシーズンから監督に就任したモウリーニョの下でレアルも低迷期から復活し、そのレアルに国内カップ戦の決勝で敗れた為三冠達成とはなりませんでしたが、2011年4月のリーグ、国内カップ戦決勝、チャンピオンズリーグ準決勝と続くレアルとのクラシコ4連戦は今でも記憶に残る方も多いでしょう。
さて、なんとか10チーム揃え切りました。
皆さんはどのチームがベストでしょうか?
そして今シーズンのチャンピオンはこれらのチームと肩を並べる存在となりうるのでしょうか?ますます目が離せません。
ではでは(´∀`)