LINE MUSIC慣れるまでもうちょい時間かかりそう
どーもこんばんは
さてさて、昨日ですかね…サッカー界に激震が走りましたね。
チャンピオンズリーグ準々決勝でバイエルン・ミュンヘンに2-8という凄まじい負け方を喫したFCバルセロナ。
これを受けてキケ・セティエン監督を解任し、クラブOBでもあるロナルド・クーマン監督を招聘してチームの建て直しを試みました。
しかし日本時間8月26日早朝、かねてからフロントとの対立などの理由によってメッシがバルサに対して正式な退団希望となる文書を送った事が報じられ、バルサ側もそのような内容や文書を受け取った事を認めました。最終的に残留するのか移籍するかは別として、これで少なくとも今のメッシがバルサ退団を第一に物事を進めようとしているのは確定的です。
これまで度々、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長を始めとしたクラブフロントとの対立が囁かれていたメッシですが、遂にその対立は来るところまで来た…と。
移籍の現実味に関しては、メッシの契約には「2019-2020シーズン終了後にメッシ側が望めば違約金無しで退団が可能」という条項が設けられていました。メッシに設定された違約金は7億ユーロ(887億円)。さすがにこんな金額払えるクラブなんて無い訳で、メッシはこの条項を利用して違約金がかからない形での移籍を模索しているのです。対するバルサ側は「上記の契約条項は2020年6月10日で失効している」と主張しています。これだけ見れば、違約金の扱いに関してはバルサ側の主張が正しいように見えますが、今年は新型コロナウィルスの影響によりバルサの19-20シーズンが終わったのはCL準々決勝で敗退した8月13日。裁判云々…なんて話も示唆されており、あくまで6月10日を失効期限とするバルサの主張が認められるか、或いは日付よりも19-20シーズン終了後を重視したメッシ側の主張が認められるか…が、とりあえず今後の争点になります。
そもそも、退団に至った理由としてはバルトメウ会長就任以降、バルサというクラブの方向性の転換の結果により、相次ぐ補強の失敗やバルサのスタイルそのものの揺らぎ、カンテラの冷遇など様々な問題が生じた結果、「フロントと選手」というよりも「フロント中枢とそれ以外」の間で大きな溝が生まれた事に端を発しています。事実、バルサが1月に監督に招聘しようとしたシャビ・エルナンデス(アル・サッド監督)がオファー拒否した理由の一つにはバルトメウ会長との関係が上手くいっていないのも要因として挙げられるほど、バルトメウ派とそれ以外の対立構造は今のバルサに於いて相当深刻な問題と化しています。
勿論、今のバルサの内部事情の歪みの一つにはメッシ自身が一選手以上の力を持ち過ぎてしまっている部分も否定出来ず、少なくともメインキャストの誰かが去るまでこのゴタゴタは続いていくでしょう。……まぁ、その辺り、バルサのゴタゴタと近年の凋落に関しては連載モノのブログを現在書いているところですので、近いうちに公開したいと思いますが……(その時はよろしくね☆)
…で、じゃあ今回のブログでは何を書こうかというと……メッシの移籍先について考えてみたいと思います!
まず、それでもメッシが他の一流選手のピーク時よりも遥かに凄まじいパフォーマンスを見せているバケモノである点は言わずもがなとしても、少なくともメッシのキャリアに於いてピークは一応過ぎてはいます。そういった選手が長く在籍したクラブを退団して現役を続行する場合、その選択肢は大きく分けて2つ。
・ヨーロッパの他のチームに移籍してCL出場などトップレベルでのプレーを継続する
・ヨーロッパから離れて若干隠居に近い形での現役生活を続け、ビジネスやコーチングの勉強、人脈作りなども並行して行う
前者の代表格で言えばレアル・マドリードからユベントスに移籍したクリスティアーノ・ロナウド、パリ・サンジェルマンからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したズラタン・イブラヒモビッチ、ユベントスからパリ・サンジェルマンに移籍したジャンルイジ・ブッフォン(その後ユーベに復帰)辺りが挙げられます。移籍先のクラブの格は幾ばくか落ちますが、今季マンチェスター・シティからレアル・ソシエダに移籍したダビド・シルバ、バイエルン・ミュンヘンからフィオレンティーナに移籍した昨季のフランク・リベリーもカテゴライズするなら前者でしょうか。
逆に後者のケースとしては、それこそバルサで言うならばカタールのアル・サッドに移籍したシャビ・エルナンデス、そしてヴィッセル神戸に移籍したアンドレス・イニエスタのようなケースがあります。マンU→LAギャラクシー→ACミランと辿ったイブラヒモビッチやチェルシー→上海申花→ガラタサライというルートを通ったディディエ・ドログバのようにヨーロッパに戻ってするパターンの選手もいますね。
それを踏まえて、ソースや根拠があるとか無いとか、あまり考えずに移籍先候補を挙げていきたいと思います。
ホームスタジアム:エティハド・スタジアム
監督:ジョゼップ・グアルディオラ(4年目)
昨季リーグ戦順位:プレミアリーグ2位
何と言っても資金力とメッシに繋がる人脈の両方を兼ね備えたチーム。監督であるジョゼップ・グアルディオラがバルサを率いた時期はメッシが最も輝いた時期という表現も出来、恩師の下で再起を図りたいとメッシが考える可能性も高い。シティ自身も悲願のCL制覇に向けたラストピースと捉えていると思われ、真偽はともかく既にメッシとグアルディオラ監督がコンタクトを取った報じるメディアも出ている。
フロントにもグアルディオラ監督が招いたバルサ系の人物が多く在籍しており、それ以外にもアルゼンチン代表で親友とも言える間柄のセルヒオ・アグエロも在籍している。総合的にみて移籍先の本命、最有力候補とするに足る根拠は多い。
場所:フランス、パリ
ホームスタジアム:パルク・デ・プランス
監督:トーマス・トゥヘル(2年目)※退任の可能性アリ
昨季リーグ戦順位:リーグ・アン1位
桁外れの資金力を持つパリの強豪。今季はCL決勝まで進んだがバイエルンの前に散り、シティ同様にラストピースとしてメッシの獲得を目論んでいるはず。バルサ時代にメッシとネイマールは良い関係を維持しており、ネイマール退団後もメッシはネイマール復帰を熱望していたとの話もある。それは実現しなかったが、代わりにネイマールを迎えに行く形もあり得るのか。
2010年代の王であるメッシが、2020年代の王になり得るキリアン・ムバッペと共演するのは見てみたかったりもする。
場所:イタリア、ミラノ
ホームスタジアム:ジュゼッペ・メアッツァ
監督:アントニオ・コンテ
昨季リーグ戦順位:セリエA2位
その中身は実情は同じではなくとも、インテルがメッシを獲得したがっているという話自体は今に始まった事ではなく、それこそ噂レベルであれば10年前から度々出ていた。そして昨今ではメッシの実父がミラノに家を買っただとかインテルのオーナーを務める蘇寧グループが既に高額な移籍金用意しているだとかのニュースもあり、加えて現在インテルのジュゼッペ・マロッタCEOはユベントス時代にレアルからクリスティアーノ・ロナウドを引き抜いたチームのうちの一人という実績もある。
そういったいくつかの報道が理由となり、イギリスのブックメーカーが発表したメッシの移籍先のオッズではマンチェスター・シティに続いて2番手人気となっていた。
④MLS(メジャーリーグサッカー=アメリカ)のどこか
中国や中東よりも年俸は多少少ないが、引退後のビジネス的なプランを考えている選手はそれに向けてアメリカ移籍を比較的早い段階から選択する選手も少なくない。その典型例が2007年にレアルからLAギャラクシーに移籍したデイビッド・ベッカムだろう。そもそも「単純にアメリカ生活をしてみたい」と思う選手も割と多いし、ベッカムやイブラヒモビッチのようにその後ヨーロッパに復帰するハードルもそこまで高くはない。
具体的な候補までは読めないが、メッシ自身MLSという選択肢は少しは入っていると思う。アメリカンドリームって言葉もあるくらいだし。
場所:カタール、ドーハ
ホームスタジアム:ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム
監督:シャビ・エルナンデス(2年目)
昨季リーグ戦順位:カタール・スターズリーグ3位
盟友であるシャビ・エルナンデスが指揮を執るカタールの強豪。中東のクラブがどこまで金を出せるかというのは少々読めない部分があるが、アル・サッド側がメッシ獲得にGOサインを出してくればシャビ監督直々に口説きにくるだろうし、そうなれば可能性はゼロではない。
前述のように、シャビ監督がバルサの監督就任を断った要因の一つにはバルトメウ会長との不仲も挙げられており、現政権が変わるまでバルサ復帰の可能性は低いと考えられている。その為、アル・サッドをある種の「避難所」とする事で会長退任後にシャビ監督と共にバルサに戻るプランも考えているかもしれない。
⑥中国スーパーリーグのどこか
この手の話題になると名前を出さない訳にはいかないのが中国スーパーリーグ。ただ、リーガ側も最近は過剰な人件費を抑える為の制裁を規約に加えるなどリーグとしてはこの風潮を抑えたい傾向にあり、実際に一時期に比べればトッププレイヤーの中国移籍は格段に減っている。その上、新型コロナウィルスの件も省みると中国移籍の可能性はゼロにも近そう。
場所:日本、兵庫県神戸市
ホームスタジアム:ノエビアスタジアム神戸
監督:トルステン・フィンク(2年目)
昨季リーグ戦順位:J1リーグ8位
「はぁ?メッシがJリーグぅ?ないないw絶対ありえへんw」……とも言い切れなくなったのが一番恐ろしいところ。アンドレス・イニエスタの存在も含めて、バルサ関連のスタッフも数名在籍している事から、アル・サッド同様にメッシが避難所に近い扱いとして神戸を選ぶ可能性はある。実際、スペインの有名ジャーナリストもヴィッセル神戸の名を複数候補のうちの一つに挙げていたほど。
ただし、バルサのメインスポンサーを務める楽天はそもそもバルトメウ体制で引っ張ってきたスポンサーという側面がある。一方で、実際にバルサと楽天を繋いだのは三木谷浩史会長と親交があるDFジェラール・ピケとされているので、楽天のポジションがバルトメウ派なのか反バルトメウ派なのか少し読めない部分があり、そのポジション次第で可能性は大きく変動しそう。
場所:アルゼンチン、ロサリオ
監督:フランク・ダリオ・クデルカ(2年目)
昨季リーグ戦順位:スーペルリーガ10位
言わずと知れた、バルサ以外でメッシが唯一「古巣」と呼べるチーム。同チームの下部組織には2000年まで在籍し、そこからバルサのカンテラに移籍した為、ニューウェルズのトップチームでのプレー経験は無い。だが、プロキャリアの全てをバルサで、スペインで過ごしてきたメッシは「アルゼンチンで、ニューウェルズでプレーする事は夢の一つ」とも語っており、具体性はともかくメッシの将来的な希望の一つである事に間違いはない。
ただ、実際にニューウェルズでプレーするとすれば恐らくはそれは本当にキャリア最後のクラブとして選択すると思う。将来的にはニューウェルズ加入の可能性も低くないが、今に関してはその間にもう一つどこかのクラブを挟みそう。
場所:スペイン、マドリード
ホームスタジアム:サンティアゴ・ベルナベウ
監督:ジネディーヌ・ジダン
昨季リーグ戦順位:ラ・リーガ1位
ここまでに挙げたチーム…特に④〜⑧に関しては、メッシがバルサに愛着を持っている事、選手としてはともかく、将来何かしらの形でバルサに関わる可能性を前提にした移籍先候補である。だが、もし仮にメッシがバルサと完全に決別する意思を、そしてバルトメウ会長を筆頭とした現経営陣への憎悪が凄まじい事になっていた場合、浮上してくるのがレアル・マドリードという禁断の選択肢である。
これが実現してしまえば間違いなく大変な事になるし、メッシからすれば当て付け的な意味さえ含むだろう。しかしもし、少しでもメッシにそういう考えがあるとすればレアルのフロンティーノ・ペレス会長が動く可能性を否定し切る事は難しい。奇遇にも右ウイングは補強ポイントだし……。
場所:日本、京都府
ホームスタジアム:サンガスタジアム by Kyocera
監督:實好礼忠(1年目)
昨季リーグ戦順位:J2リーグ8位
過去にもキャリア終盤の多くの選手を受け入れてきた実績あり!
京都という都市ブランド!!
クッソ暑いけど金閣寺も嵐山もすぐに行けるよ!!!
おいでよ京都サンガ!!!!
最後のを言いたかっただけみたいなところはある。
ではでは(´∀`)