スタバとかでフラペチーノ頼んで
カップを閉じて
クリームがぐちゃってなる度に
「あぁっ…」
ってなるのは私だけじゃないはず。
どーもこんばんは
さてさて、19-20UEFAチャンピオンズリーグはベスト8進出チームが出揃い、これからはポルトガル一極開催によるファイナルラウンドが始まります!
従来のチャンピオンズリーグとは大きく異なる一発勝負の連続と超短期決戦……これまでのCLとは大きく違う熱線が期待出来るんじゃなかろうかと。
既にヨーロッパサッカー見まくってるぜ、的な方はおそらくどちらかと言えばJリーグ専の私より知ってるでしょうから、今回はこれを機にチャンピオンズリーグ観てみよう!という方向けにファイナルラウンドに進出した8チーム全てをご紹介(2部構成)します!
各チームの基本的なデータに加えて、そのチームの注目人物なんかも書いていけたらと思っています。
まずは大会スケジュールから。
キックオフは全て日本時間です
ベスト8
【1】8月12日28:00 アタランタvsパリ・サンジェルマン
【2】8月13日28:00 RBライプツィヒvsアトレティコ・マドリード
【3】8月14日28:00 FCバルセロナvsバイエルン・ミュンヘン
【4】8月15日28:00 マンチェスター・シティvsオリンピック・リヨン
ベスト4
8月18日28:00【1】vs【2】
8月19日28:00【3】vs【4】
決勝
8月23日27:00
ベスト8進出チーム図鑑
所属リーグ:イタリア、セリエA
ホームタウン:ベルガモ
ホームスタジアム:アトレティ・アズーリ・ディターリア
創立年:1907年
19-20セリエA順位:3位
19-20コッパ・イタリア成績:5回戦敗退
CL過去最高成績:初出場
監督:ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(4年目)
ベスト8までの試合結果
GL1 vsディナモ・ザグレブ(A)●0-4
GL2 vsシャフタール・ドネツク(H)●1-2
GL3 vsマンチェスター・シティ(A)●1-5
GL4 vsマンチェスター・シティ(H)△1-1
GL5 vsディナモ・ザグレブ(H)○2-0
GL6 vsシャフタール・ドネツク(A)○3-0
B16-1 vsバレンシア(H)○4-1
B16-2 vsバレンシア(A)○4-3
今季のチャンピオンズリーグで彗星の如く現れたダークホースの筆頭。名将・ガスペリーニ監督の下で洗練された攻撃的サッカーで、5年前までは良くて中位だったチームは今季も3位に入るなど大躍進を見せており、今回のCLで最も注目すべきチームと言っても過言ではない。初出場となった今季のCLでは3試合で3連敗かつ10失点という凄まじいスタートとなったが、後半3試合を2勝1分で大逆転で決勝トーナメントに進むと、ベスト16ではバレンシアを2戦合計8得点で撃破というよりもはや爆破。アレハンドロ・ゴメス、ヨシップ・イリチッチら、魅力的なアタッカー陣の織りなす攻撃サッカーは一見の価値あり。
正直なところ、総合力も問われる従来のホーム&アウェイ方式ならアタランタの旅はベスト8が関の山だったのうにも思う。だが、今回のシステムならアタランタが勢いで突き進む事だって十分可能だろう。「まさか」が重なった今季を更なる「まさか」で飾る可能性は低い訳でもない。
アタランタの注目人物
→ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(監督/イタリア)
2016年からアタランタの監督を務め、アタランタをここまで引っ張り上げた最大功労者。比較的少数派に位置する攻撃的サッカーを志向するイタリア人監督の中でも「3-4-3の使い手」として名を馳せた人物であり、かつてはユベントスの下部組織で長く監督を務めていた事もあって若手や無名のタレントの登用にも積極的。トップレベルの監督として一躍有名になったのはジェノア時代だったが、ジェノアでの活躍を買われて就任したインテル・ミラノで結果を残せなかった事から「終わった監督」との烙印を押される事もあったが、アタランタでの活躍で新時代のトレンドに再び躍り出るなど評価を復活どころか更に爆上げさせた。
経験豊富なベテラン監督ではあるがチャンピオンズリーグに関してはインテル時代に1試合指揮したのみなので、ここからは彼にとっても未知の世界。62歳で迎える新たな黄金期に期待は高まる。
所属リーグ:フランス、リーグ・アン
ホームタウン:パリ
ホームスタジアム:パルク・デ・プランス
創立年:1970
19-20リーグ・アン順位:優勝
19-20クープ・ドゥ・フランス成績:優勝
CL過去最高成績:ベスト8(12-13、13-14、14-15、15-16)
監督:トーマス・トゥヘル(2年目)
ベスト8までの試合結果
GL1 vsレアル・マドリード(H)○3-0
GL2 vsガラタサライSK(A)○1-0
GL3 vsクラブ・ブルージュ(A)○5-0
GL4 vsクラブ・ブルージュ(H)○1-0
GL5 vsレアル・マドリード(A)△2-2
GL6 vsガラタサライSK(H)○5-0
B16-1 vsボルシア・ドルトムント(A)●1-2
B16-2 vsボルシア・ドルトムント(H)○2-0
カタール王族によるクラブ買収から10年近い月日が経とうとしているが、今やチームとしての完成度を相当高まりを見せている。トゥヘル監督の下で戦術的にも成熟しており、レアルをボコった初戦や逆転勝ちを収めたホームでのドルトムント戦の輝きは圧巻だった。そろそろ機が熟しても不思議ではない。
が、不安材料はそれでも多く残っている。まず怪我人が続出しており、ドルトムントに移籍したトーマス・ムニエとの短期契約交渉も決裂した。キリアン・ムバッペは遠征メンバーには帯同したが12日のアタランタ戦出場は厳しく、マルコ・ヴェッラッティはポルトガル入りもしておらず、挙句の果てにはトゥヘル監督まで怪我したらしい。また、リヨンにも同じ事が言えるがリーグ・アンは5大リーグの中では唯一リーグ打ち切りを選択しており、4月以降パリが戦った公式戦はクープ・ドゥ・フランス決勝のサンテティエンヌ戦のみであり、これが他のチームと比べて体力的な面で有利に働くのか、或いは試合勘の面で不利に働くかのどちらに転ぶかは読みにくい。
戦力的に見ればパリは決勝進出は出来そうな組み合わせに恵まれた。だが他の3チームは「THE・曲者」みたいな感じである事に加えて、16-17のバルサ戦、18-19のマンU戦に代表される悲劇的な負け方からも見て取れるようにパリは戦力ほどの絶対感を欧州の舞台では出せていない。パリにとってこれからはその絶対感を手に出来るかどうか、レアルやバルサ、バイエルンなどの枠組みに入る権利を持てるかどうかが試される舞台となる。
パリの注目人物
→ケイラー・ナバス(GK/コスタリカ)
今季レアルから加入するなり守護神の座をがっちりキープ。クープ・ドゥ・ラ・リーグ決勝のリヨン戦はPK戦にまでもつれ込んだが、そこでナバスがPKストップに成功していきなりタイトル獲得に貢献した
なによりナバスはレアル時代に守護神としてレアルのCL3連覇に大きく貢献ている。欧州の舞台での経験値や勝負弱さに欠けるパリにとって最も欠けている部分を豊富に持っている選手であり、欧州制覇のキーマンたる存在と言える。PK戦にも強く、一発勝負になった為PK戦に持ち込まれる可能性も増えた事を踏まえると強み。
所属リーグ:ブンデスリーガ
ホームタウン:ライプツィヒ
ホームスタジアム:レッドブル・アレナ
創立年:2009年
19-20ブンデスリーガ順位:3位
19-20DFBポカール成績:ベスト16
CL過去最高成績:グループステージ3位(17-18)
監督:ユリアン・ナーゲルスマン(1年目)
ベスト8までの試合結果
GL1 vsベンフィカ(A)○2-1
GL2 vsオリンピック・リヨン(H)●0-2
GL3 vsゼニト・サンクトペテルブルク(H)○2-1
GL4 vsゼニト・サンクトペテルブルク(A)○2-0
GL5 vsベンフィカ(H)△2-2
GL6 vsオリンピック・リヨン(A)△2-2
B16-1 vsトッテナム・ホットスパー(A)○1-0
B16-2 vsトッテナム・ホットスパー(H)○3-0
アタランタと共に今大会のダークホースと呼ぶべきチーム。レッドブルグループが買収してから、オーストリアのレッドブル・ザルツブルクと同様に「有望な若手選手を獲得・重宝する」というスタンスでチーム強化を図っており、リバプールに移籍したナビ・ケイタやCL終了後のチェルシー移籍が決まっているティモ・ヴェルナーなどライプツィヒ産は日に日に増えつつある。監督にも今世界で最も注目されている若手指揮官ナーゲルスマンを招聘した今季は本命無きグループHを1位で制し、ベスト16では昨年準優勝のトッテナムを2戦合計4-0で撃破。アタランタ同様、大会レギュレーションが変わった事で更に先まで行ける可能性は増したかもしれない。
ただ、ベスト8の相手は堅さには抜群の定評があるアトレティコ。ヴェルナー抜きでここを撃破出来るかどうかはかなり難しいが、期待したい気持ちは大きい。
ライプツィヒの注目人物
→ユリアン・ナーゲルスマン(監督/ドイツ)
32歳231日でのCLベスト8進出は当然ながらCL史上最年少。ホッフェンハイム時代から若手指揮官として注目され、レアルが監督就任オファーを出した事もあったが「最大のステップだったけど、正しいステップではなかった」と断ったエピソードからも、年齢にそぐわない堅実性が見て取れる。1987年生まれという事は、即ちリオネル・メッシと同学年という事になり、第3GKのフィリップ・チャウナーなんかはナーゲルスマンより年上。かつてはアウクスブルクⅡで監督を務めていたトゥヘル監督の下でスカウトをしており、その時にトゥヘルからの助言もあって指導者の道を進み始めた。準決勝でパリと当たれば指定対決となる。
ベスト16のトッテナム戦、ナーゲルスマンはサッカー史に残る名将ジョゼ・モウリーニョのチームを完膚なきまでに叩き潰した。その姿が今から16年前、監督としては若手だったモウリーニョがアレックス・ファーガソンを打ち負かした光景とどこか重なって見えた人は少なくないはず。
所属リーグ:スペイン、ラ・リーガ
ホームタウン:マドリード
ホームスタジアム:ワンダ・メトロポリターノ
創立年:1903年
19-20ラ・リーガ順位:3位
19-20コパ・デル・レイ成績:ベスト32
CL過去最高成績:準優勝(73-74、13-14、15-16)
監督:ディエゴ・シメオネ(9年目)
ベスト8までの試合結果
GL1 vsユベントス(H)△2-2
GL2 vsロコモティフ・モスクワ(A)○2-0
GL3 vsバイヤー・レヴァークーゼン(H)○1-0
GL4 vsバイヤー・レヴァークーゼン(A)●1-2
GL5 vsユベントス(A)●0-1
GL6 vsロコモティフ・モスクワ(H)○2-0
B16-1 vsリバプール(H)○1-0
B16-2 vsリバプール(A)○3-2
今年はバルサにアントワーヌ・グリーズマンを、マンCにロドリを引き抜かれたように、レアルとバルサというスペインの2強とは違って選手はどちらかと言えば引き抜かれる立場にある。国内での立場的にはドルトムントに近い部分があるかもしれない。だが、アトレティコの場合はシメオネ監督の長期政権の影響もあって主力が抜かれようとチームとしてやる事は変わらず、欧州の舞台では好成績を残し続けている。
すごく雑に端的に言えば「カップ戦に強いチーム」で、近年にはバルサやバイエルンでさえも撃破し、今季もベスト16では圧倒的な強さでプレミアを制したリバプールを壮絶な試合展開で撃破。シメオネ監督の現役時代のような粘り強いプレースタイルは今回みたいな一発勝負でより活きるのかも。
アトレティコの注目人物
アトレティコにとってはクラブ史上最高金額、そしてサッカー史に於いても歴代トップクラスの移籍金で今季開幕前にベンフィカから加入した20歳のネクストスター。背番号もグリーズマン退団で空き番号となった7番を与えられ、ファンの期待も最高潮…だったが、怪我も多く今のところは期待されたほどの活躍は出来ず、シメオネ監督は20歳という年齢も考慮して擁護するコメントを度々発しているがマルカ紙の「期待外れベストイレブン」に名を連ねてしまう始末。データ上では「そんなに悪くなかった」とする擁護記事も出ているが、少なくとも満足のいくシーズンでは無かった、難しいシーズンを過ごしたのは確かだった。
だが批判はあれど、随所に才能を感じさせる瞬間は見せている。ヨーロッパサッカーの舞台でスター候補生がスターになる為にはチャンピオンズリーグでの活躍は必須。フェリックスの覚醒はアトレティコの鍵さえ握っている。
ファイナルラウンド開催スタジアム紹介その①
エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ
開場:2003年
収容人数:50095人
主な使用チーム:スポルティングCP
ポルトガルの3大クラブのうちの一つ、スポルティングCPのホームスタジアムで、ポルトガルで開催されたEURO 2004の開催会場となる事を前提に建設されたスタジアム。一時期は現在ヴィッセル神戸でプレーする田中順也もここに在籍していた。また、04-05シーズンにはUEFAカップ(現・UEFAヨーロッパリーグ)の決勝が行われ、決勝まで勝ち進んだスポルティングCPは本拠地優勝のチャンスを手にしたが、ロシアのCSKAモスクワに1-3で逆転負けを喫している。
このスタジアムの柿落としは2003年8月に行われたスポルティングCPとマンチェスター・ユナイテッドの親善試合だったが、この試合は世界のサッカー史に於いて伝説とされている試合でもある。スポルティングが3-1で勝利した試合後、当時マンUを率いていたアレックス・ファーガソン監督は一人の若手選手に注目し、イングランドに帰る機内の中で獲得の意思を固め、実際にシーズン開幕までに彼をチームに迎え入れた。その若手選手こそ、そこから長らくサッカー界のトップを走り続ける事になるクリスティアーノ・ロナウドである。
Part2に続く!
辛党寄りだけど生クリーム大好き。
ではでは(´∀`)