RK-3はきだめスタジオブログ

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【ラスト西京極】ホーム最終戦千葉戦直前!私が観戦に行った西京極でのサンガの試合で印象に残っている試合ベスト10!

まさかビジャとトーレスの2トップが日本で引退するなんて…ねぇ。

 

どーもこんばんは

 

10年前には妄想すら出来なかったわ。

 

 

 

さてさて、いよいよ11月16日は京都サンガFCのホーム最終戦という事で、たけびしスタジアム京都にジェフユナイテッド千葉を迎えての一戦となります。

現在8位ながらJ1昇格プレーオフ進出の可能性を残すサンガにとって、この一戦はJ1昇格の為には引き分けさえも許されない勝利必至の一戦である事は言うまでもありません。今年から就任した中田一三監督の下、成長を遂げた2019年のサンガ、クラブ創立25周年イヤーの集大成が問われる事になります。

 

 

 

…それと同時に負けられない理由がもう一つ。

京都サンガFCは今年で創立25周年を迎えました。この25年間、ずっとサンガがホームスタジアムとしていたのは今季途中からたけびしスタジアム京都という名称になった西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場というクソ長い名前のスタジアムです。

 

 

 

各地で様々な最新鋭のスタジアムが誕生した今、西京極は決してスタジアムとして優れている訳ではありません。しかし、私としては結構家の近くにあり、初めてサッカーを観た場所もここ。一番通ったスタジアムもここ…。思い出は深く、思い入れは凄く強いスタジアムで、ガンバのスタジアムであるパナスタが自分にとって聖地なら、たとえボロくとも西京極はある種の故郷だと思っています。多分、それはこれからも。

京都サンガFCは来年から、京都府亀岡市に建てられた新スタジアムに移転します。最新鋭の球技専用スタジアムへの期待と同時に胸に抱くのは西京極を去る一抹の寂しさです。そう、千葉戦は長年親しんだ西京極でのラストゲーム25周年を機に、26年目へ…サンガは西京極から羽ばたく事になります。

そこで今回は、私が過去に西京極で観た試合のベスト10という思い出前回のランキングを更新していきます。完全に私の主観…というかそもそも私が観に行った試合というのが前提な訳ですが、同じ試合を観に行った方もきっといる事でしょう。

今回のブログのテーマは、GLAYTAKUROさんがDAIGOさんに楽曲提供した曲の歌詞を引用します。

 

「今夜、ノスタルジアに酔おう」

 

それではスタート。

 

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第10位

【嗚呼無情、雨の西京極】

2012Jリーグディビジョン2 第42節

京都サンガFC0-0ヴァンフォーレ甲府

 

2012年11月11日13:04

 

前年に天皇杯で準優勝。この年のサンガは前年に大ブレイクを果たして日本代表にも招集された久保裕也を筆頭に、後にJ1チームでタイトルも獲得する事になる駒井善成中村充孝や後に韓国代表のレギュラーにまで上り詰めたチョン・ウヨンを擁し、2012年開幕前は昇格どころかJ2優勝の本命扱いされていました。しかし中々勝ち切れないでいる内に甲府に独走優勝を許し、最終節は2位というポジションで勝てば自動昇格…という状況で最終戦を迎えます。

しかし…最後までGK荻昇太の牙城を崩せず、雨の降りしきる西京極で自動昇格を逃した悔しい思い出…。2010年の降格以降、J1昇格に最も近づいたのがこの年と、翌2013年でした。

 

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第9位

宮吉拓実という衝撃】

2008Jリーグディビジョン1 第25節

京都サンガFC1-2ガンバ大阪

 

2008年9月21日18:04

京都得点者:佐藤勇人(23分)

G大阪得点者:山口智(1分)、ロニー(26分)

 

2試合連続で今のところ雨の試合。最近は残念ながら感じる機会の無くなった「サンガとガンバどっち応援しようジレンマ」シリーズからランクインした試合となりましたが、この試合の衝撃はそことは別のところにありました。

サンガが1点ビハインドで迎えた72分、フェルナンジーニョに代わって途中出場したのは当時16歳の宮吉拓実。当時歴代2番目の早さでのJ1デビューとなった宮吉は投入直後、いきなりクリアボールを拾うと自陣が絶妙なロングスルーパスを放つなど好プレーを連発。サンガサポーターの誰もが「!?!?」「こういう選手がサンガから出てくるなんて…」「感動した」「決めろや林丈統」といった感情を抱いた事でしょう。自分にとって、デビューした若手選手に抱いた初めての衝撃だったかもしれません。

 

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第8位

【狂いっぱなしシーソーゲーム】

2006Jリーグディビジョン1 第19節

京都パープルサンガ4-4セレッソ大阪

 

2006年8月23日19:04

京都得点者:松田正俊(9分)、パウリーニョ(54分)、手島和希(73分、89分)

C大阪得点者:古橋達弥(30分)、大久保嘉人(46分、87分)、藤本康太(71分)

 

この年の残留争いはサンガ、セレッソ、そこにアビスパ福岡を含めた3チームで入れ替え戦の枠を争う…という構図に早い段階からなってしまっていました。そんな中で行われたのがこの真夏の京阪ダービー。そしてこの試合はとんでもなくカオスな撃ち合いが繰り広げられる事に…。

サンガが先制したと思ったら逆転され、追いついたと思ったら勝ち越され、最後はまさかのDF手島和希の2ゴール…勝ち切れなかったけど、試合としては異常なまでにスリリングでハラハラドキドキしっ放しの一戦でしたね。

 

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第7位

【勝った気はしない】

2013J1昇格プレーオフ準決勝

京都サンガFC0-0V・ファーレン長崎

 

2013年12月1日14:04

 

この年のJ2はガンバ大阪ヴィッセル神戸というJ2に居たらダメな戦力を持つ2チームが当然のように自動昇格枠の独占してしまっていたので、ある意味でサンガが入った3位こそ1位みたいな感覚さえありました。しかし当然ながらそんな言い訳が通用するはずもなく、2年連続で3位としてプレーオフに運命を委ねる事になります。

対するはJ2昇格1年目ながら6位に入ってプレーオフ進出を果たした長崎。しかし試合は90分間ずっと長崎に押されっぱなし…。何度も肝を冷やすシーンを迎えながらも、GKオ・スンフンのスーパーセーブ連発で何とか無失点で耐え切ったサンガは「引き分けなら上位チームが決勝進出」というレギュレーションの恩恵を受けて何とか決勝進出を果たしました。けど…結果的には勝った訳ですが、ここまで勝った気がしないのも初めてくらいだった…。

ちなみにこの試合、ちょっとだけNHKの中継に映り込みました。

 

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第6位

【豪雨の劇的勝利】

2007Jリーグディビジョン2 第6節

京都サンガFC2-1アビスパ福岡

 

2007年4月1日16:05

京都得点者:パウリーニョ(51分)、アンドレ(89分)

福岡得点者:古賀誠史(63分)

 

境遇がどこか似ているからなのか、サンガファンでアビスパ福岡をライバル視している人って結構多いと思うんですよ。特にこの年は一緒に降格して…っていう状況もありましたし。そんな中で迎えた、シーズン序盤の名勝負がここにランクインです。

西京極って屋根がないんで…土砂降りなんか降られるとまあ大変なんですわ。しかもこの試合は4月1日。エイプリルフールである事を願いたいくらいの豪雨のせいでクッソ寒い。そんな状況でのライバル福岡との対戦でしたが、熱戦は最後の最後にアンドレが決勝ゴールを決めて2-1での勝利を飾りました。雨の中でも観てて良かった…なんて思いながらアンドレのセレブレーションを見てましたね。パウリーニョアンドレの2トップめちゃくちゃ好きでした。

 

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第5位

【進化】

2008JリーグヤマザキナビスコカップAグループ第2節

京都サンガFC3-3浦和レッズ

 

2008年3月23日17:00

京都得点者:徳重隆明(36分)、柳沢敦(46分)、渡邉大剛(54分)

浦和得点者:エジミウソン(19分、35分、39分)

 

私が最初にサンガのJ1を見たのは2006年。この年は開幕から負けまくりで、福岡やセレッソも大概酷かった事でギリギリまで粘れたものの、まあそりゃ落ちるわ、という成績でJ2に落っこちました。そして即戦力クラスの補強は林丈統だけだった2006年とは異なり、この年は柳沢敦佐藤勇人シジクレイ増嶋竜也など大型補強を施行。そんな中で迎えた、やっぱり圧倒的戦力で優勝候補筆頭の一戦はこの年のサンガを試すような試合だったように思います。だって、代表組居ないっつったってスタメン豪華過ぎるんだもん。当時の浦和なんて、明らかに異常に強いチームでしたし。

前半だけでエジミウソンハットトリックを許して1-3になった時はどこか「…。」感はありましたが、後半に入ると一気に大爆発。柳沢敦渡邉大剛がゴールを決めて2点さを追いついたサンガに、最後は勝てなかったものの感動を覚えました。そして極め付けはこの年の夏…。

筋力も無いくせに増嶋竜也のロングスロー真似しようとした当時小5の私。

 

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第4位

【道連れ東京関西同盟】

2010Jリーグディビジョン1 第34節

京都サンガFC2-0FC東京

 

2010年12月4日15:34

京都得点者:ドゥトラ(34分)、ディエゴ(90+1分)

 

この年のサンガは最下位だけは回避したものの、湘南ベルマーレと一緒にぶっちぎりで不振に陥り、かなり早い段階で降格枠の下2つを固めてしまいました。また、この年は優勝争いも名古屋が独走していて第31節の時点で優勝を決定させた事で、最終節の注目は神戸かFC東京かの争いとなった残留争いに。FC東京からすれば、勝てば自力で残留が出来る状況でぶっちぎりブービーのサンガ相手ですから、さぞ優位な状況と言えたと思います。

そんな中でサンガがドゥトラのゴールで先制点を奪うと、わかりやすく焦っていくFC東京。すると後ろの席の観客が「…神戸、浦和にボロ勝ちしとるやんけ!!」とお叫びになられ、更に攻め込むFC東京は全てが空回り。最後はディエゴがPKを沈めてゲームセット。サンガが今のところJ1最後となっているゲームで意地を見せた思い出の試合です。

神戸の状況やFC東京の状況も聴きながらのこの展開だったので、なんかずっとテンション高かったですね。なぜかイカゲソ食べてたのを覚えています。

 

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第3位

【鹿島に勝つ日が来るなんて】

2008Jリーグディビジョン1 第17節

京都サンガFC2-1鹿島アントラーズ

 

2008年7月16日19:04

京都得点者:柳沢敦(11分)、佐藤勇人(84分)

鹿島得点者:野沢拓也(21分)

 

前述の通り、柳沢敦佐藤勇人シジクレイ増嶋竜也に始まり、夏場にはフェルナンジーニョ水本裕貴まで補強したサンガが2006年とは明らかに違う事はこの時点で既に明らかでした。ある意味でその象徴の一つとも言えるような試合がこの試合だったように思います。

鹿島のレジェンド、柳沢にとって初の古巣対戦というところも注目されましたが、その期待に応えるようにまずは柳沢のゴールで先制点。その後追いつかれたものの、終盤に佐藤勇人ミドルシュートでこのシーズン優勝を果たす鹿島に勝利を収めました。鹿島戦の勝利自体なら、2006年にもナビスコ杯で観戦したのですが(ちなみに加藤大志が2枚目のイエローカードを貰ったのに審判が忘れててプレー続行しちゃうという小ネタもあった試合です)、リーグ戦という舞台で鹿島に勝ったという事実に凄く感動したのを覚えてますね。

ちなみに、西京極ラストゲームの相手となる千葉には佐藤勇人が在籍しており、佐藤は今シーズンでの引退も表明しています。何か感慨深いものも感じます…。

 

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第2位

【そしてJ1へ…】

2007J1・J2入れ替え戦第1戦

京都サンガFC2-1サンフレッチェ広島

 

2007年12月5日19:06

京都得点者:田原豊(28分、39分)

広島得点者:平繁龍一(88分)

 

コンサドーレ札幌東京ヴェルディ1969などと激しい昇格争いを繰り広げた結果、サンガはセレッソ大阪ベガルタ仙台を振り切って3位で入れ替え戦進出圏内でフィニッシュ。しかし相手は、そもそも16位に落ちた事すら意外と思われていた広島でした。この時の広島は駒野友一佐藤寿人といった現役日本代表のみならず、柏木陽介槙野智章など北京五輪世代の主力も揃えており、下馬評は広島有利。そんな中でキックオフした初戦、12月の超寒い西京極の中で渡邉大剛田原豊の流れで2得点を獲得。終盤に1点を返されたものの、寒空の西京極は熱狂に包まれました。

その後、敵地での試合を0-0で乗り切ったサンガはJ1昇格が決定。今やJ1昇格に向けて残る可能性はプレーオフのみとなったサンガ。あの時の再現が出来れば…。

 

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第1位

【初めて観た歓喜

2005Jリーグディビジョン2 第37節

京都パープルサンガ3-1水戸ホーリーホック

 

2005年10月22日14:04

京都得点者:パウリーニョ(42分、59分)、星大輔(89分)

水戸得点者:ファビオ(66分)

 

私がサッカースタジアムで、現地で観た初めての歓喜の瞬間はこの日のJ1昇格でした。2005年のサンガは首位を独走し続けており、もう昇格が決まるのは時間の問題だった事は確かです。ただそれでも、自力で昇格を決めるチャンスがこの日にあったんだもの。そりゃ白熱しますよ。西京極に虹がかかって(ガチでかかったのよこの日)、最後の最後…星大輔が右脚を振り抜いて3点目。あの瞬間はやっぱり凄い感動しましたね…。ちなみに、当時の私は星大輔の11番ユニフォームを着て応援してました。

 

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さぁ、いよいよ西京極ラストゲームです。

対戦相手の千葉はオリジナル10の一つですから、その分西京極での対戦も過去多い相手の一つ。しかも現在の千葉には今シーズン限りでの引退を表明している佐藤勇人のみならず、増嶋竜也工藤浩平というサンガ、そして西京極に縁深い選手が複数いるのも何かの縁でしょうか…。

サンガは当日、25周年を記念した限定ユニフォームで闘います。西京極最後の一戦、一瞬たりとも目を離さず焼き付けましょう!

 

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サンガドリンク。

ではでは(´∀`)