牡蠣の皆さんの季節が終わりに近づいてる…。
どーもこんばんは
さてさて、本日の企画…というかブログはですね、去年に引き続き「J1監督名鑑」を簡単にですが作ってみようと思います。
去年のがこれ↓
今季、J1の舞台で戦う監督18人をざっくり纏めたのが去年のやつなのですが、「出掛ければ雨が降る」「現地観戦で推しチーム負ける率が高い」でお馴染みの私が書いてしまったせいか、2019年は歴代最多の監督交代が行われる羽目に…(7チーム9回)。今季はなるべくそんなことがない事を祈りつつ、これから書き始めていきます。
(情報はJ1開幕戦が行われる2月21日時点のものです)
ミハイロ・ペトロヴィッチ 監督
現職:2018年〜
生年月日:1957年10月18日(62歳)
出身地:マチュヴァ郡ロズニツァ(セルビア)
前職:浦和レッズ監督(2012年〜2017年7月)
現役時代の所属チーム:レッドスター・ベオグラード、ディナモ・ザグレブ、シュトゥルム・グラーツなど
ユーゴスラビア代表出場試合数:1試合0得点
監督を務めた主なチーム:シュトゥルム・グラーツ、サンフレッチェ広島、浦和レッズなど
監督としての主な実績:J2リーグ優勝(2008、広島)、J1リーグ1stステージ優勝(2015、浦和)、ルヴァン杯優勝(2016、浦和)、Jリーグ2ndステージ優勝(2016、浦和)、Jリーグ最優秀監督賞(2018、札幌)など
今やすっかりJリーグでもお馴染みの名物監督。広島、浦和で代名詞のようになった3-4-2-1を採用し、広島を上位常連のチームへ、低迷していた浦和を再び優勝争いの出来るチームに戻した後、2018年から指揮を執る札幌ではエレベーターチームと揶揄されていたチームを1年目で4位、昨年はルヴァン杯準優勝まで導き、3年目の今季は益々期待が高まる。「ミシャ」の愛称で親しまれており、選手に限らず「ミシャの下で学びたい」と札幌の地を踏む指導者も多い。
木山隆之 監督
現職:新任
生年月日:1972年2月18日(48歳)
国籍:日本
前職:モンテディオ山形監督(2017年〜2019年)
現役時代の所属チーム:ガンバ大阪、コンサドーレ札幌、水戸ホーリーホック
監督を務めた主なチーム:ジェフユナイテッド千葉、水戸ホーリーホック、愛媛FCなど
監督としての主な実績:J1昇格プレーオフ準優勝(2012、千葉)、天皇杯ベスト4(2018、山形)
千葉、愛媛、山形の3チームをJ1昇格プレーオフ進出に導き、J2の舞台で脚光を浴び続けていた監督は仙台に引き抜かれる形で遂にJ1の舞台に立つ。地方クラブである愛媛をプレーオフに導いた事や、千葉では「あの時木山監督にもう一年与えていれば…」という声が聞こえる事からもJ2界隈での評価の高さが窺える。J1でどれだけやれるか期待される存在。ちなみに、監督デビューは2008年に現役最後のクラブとなった水戸から。Jリーグ史上最年少監督(当時)となり、同時に1970年代生まれとして最初のJリーグ監督となったが、監督デビュー戦で退席処分を受けている。
現職:新任
生年月日:1969年5月18日(50歳)
国籍:ブラジル
出身地:プレジデンチ・プルデンチ(ブラジル)
前職:CAブラガンチーノ監督(2019)
現役時代の所属チーム:柏レイソル、コリンチャンス、ASローマなど
ブラジル代表出場試合数:37試合3得点
監督を務めた主なチーム:パルメイラス、SCインテルナシオナル、レッドブル・ブラジルなど
監督としての主な実績:カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB優勝(2019、ブラガンチーノ)、カンピオナート・パウリスタ最優秀監督(2019、ブラガンチーノ)
昨年監督を務めたCAブラガンチーノと契約などの面で若干ゴタゴタしているとはいえ、そのブラガンチーノでは優秀な成績を収めての来日となるので監督として波は来ている状態と言える。2013年から2015年まではASローマやシャフタール・ドネツクといった欧州の強豪チームでアシスタントコーチを務めて経験を積み、前述のブラガンチーノでは見事チームを1部リーグ昇格に導いた。ブラジル代表経験も豊富で、2001年にはローマの一員として中田英寿らと共に18年ぶりのスクデット獲得に貢献。1996年には柏レイソルでもプレーし、24年ぶりのJリーグ復帰となる。
大槻毅 監督
現職:2019年5月〜
生年月日:1972年12月1日(47歳)
国籍:日本
前職:浦和レッズ「海外クラブとのネットワーク構築推進プロジェクト」プロジェクト責任者(2019年3月〜5月)
現役時代の所属チーム:ソニー仙台FCなど
監督を務めた主なチーム:浦和レッズユース監督
監督としての主な実績:ACL準優勝(2019、浦和)
間違いなく今のJリーグで色んな意味での人気が一番高い監督。2018年の暫定監督時のオールバックスタイルが「組長」「アウトレイジ」と話題になり、2019年5月の監督再就任時にはオールバック封印を宣言したが、初陣で見せたツーブロックスタイルは「結局アウトレイジやないか!」とJリーグファンの期待に応えてしまった。Wikipediaでも愛称の項目に「組長」「アウトレイジ」と書かれてしまっている。とはいえ、全てが上手くいった2018年とは違い、2019年は低迷した成績面から批判を受ける事も多くなった。4バックにシフトした今季は再び人気と評価を高める事が出来るかが問われる。
ネルシーニョ 監督
現職:2019年〜
生年月日:1950年7月22日(69歳)
国籍:ブラジル
前職:スポルチ・レシフェ(2017年12月〜2018年4月)
現役時代の所属チーム:サンパウロ、サントス、ジュベントスなど
監督を務めた主なチーム:コリンチャンス、ヴェルディ川崎、名古屋グランパスエイトなど
監督としての主な実績:ブラジル全国選手権優勝(1990、コリンチャンス)、NICOSシリーズ優勝(1995、V川崎)、J1リーグ優勝(2011、柏)、Jリーグ最優秀監督賞(2011、柏)、天皇杯優勝(2012、柏)、ナビスコ杯(2013、柏)など
こちらもJリーグでお馴染みの名将。それがきっかけでちょっとした騒動にはなったが、ヴェルディ川崎を率いていた1995年には日本代表監督に内定していた事もある。2014年を最後に柏の監督を退任したが、ヴィッセル神戸、スポルチ・レシフェの監督を経て昨季、J2降格を喫した柏の監督に再就任してチームをJ2優勝に導いた。今年で70歳になるが、2010年のJ2優勝→2011年のJ1優勝のようなネルシーニョ監督自身が柏で体現したストーリーの再現を狙う。
長谷川健太 監督
現職:2018年〜
生年月日:1965年9月25日(54歳)
国籍:日本
前職:ガンバ大阪監督(2013年〜2017年)
現役時代の所属チーム:清水エスパルスなど
日本代表出場試合数:27試合4得点
監督を務めた主なチーム:浜松大学、清水エスパルス、ガンバ大阪など
監督としての主な実績:ナビスコ杯(2014、G大阪)、J1リーグ優勝(2014、G大阪)、天皇杯優勝(2014〜2015、G大阪)、Jリーグ最優秀監督賞(2014、G大阪)、J1リーグ準優勝(2019、FC東京)など
最も評価の高い日本人監督の一人。清水時代は多くの若手選手を日本代表に育て上げ、G大阪時代は多くの選手を日本代表に育てつつタイトルも多く獲得。現職のFC東京では低迷していたチームを立て直し、昨季はアウェイ8連戦などがありながらも最後の最後まで優勝を争った。G大阪時代の2014年には三冠を達成しているので、現時点では日本人監督で唯一の三冠監督でもある。作者のさくらももこ氏が同級生という縁で「ちびまる子ちゃん」に登場する「ケンタ」のモデルになっているのは有名な話だが、浜松大学サッカー部監督時代の教え子の一人が昨年大ブレイクしたお笑いコンビ「EXIT」のりんたろーであるというエピソードも出てきた。
鬼木達 監督
現職:2017年〜
生年月日:1974年4月20日(45歳)
国籍:日本
出身地:千葉県船橋市
前職:川崎フロンターレコーチ(2010年〜2016年)
監督としての主な実績:J1リーグ優勝(2017〜2018、川崎)、ルヴァン杯優勝(2019、川崎)
2012年途中から2016年まで指揮を執り、今の川崎のスタイルの礎を築きながらもタイトルには至らず勇退した風間八宏監督の後を継ぐ形でコーチから昇格したのが2017年。そこから関塚隆監督の時から「シルバーコレクター」と言われ続けたチームをJ1連覇に導き、昨季は3連覇こそ逃したが札幌をPK戦で下してルヴァン杯を制覇。3シーズンしか無い監督歴で3シーズン連続何かしらのタイトルを獲得した事実は見事としか言いようが無い。現役時代は「川崎で長くやってた人」というイメージが強いが、実は鹿島にも計6シーズンとそこそこ長く在籍していた。
アンジェ・ポステコグルー 監督
現職:2018年〜
生年月日:1965年8月27日(54歳)
国籍:オーストラリア
前職:オーストラリア代表監督(2013年10月〜2017年11月)
現役時代の所属チーム:サウス・メルボルン、ウエスタン・サバーブSC
オーストラリア代表出場試合数:4試合0得点
監督を務めた主なチーム:ブリスベン・ロアー、メルボルン・ビクトリー、オーストラリア代表
監督としての主な実績:Aリーグ優勝(2011〜2012、ブリスベン)、FIFAワールドカップ出場(2014、オーストラリア代表)、AFCアジアカップ優勝(2015、オーストラリア代表)、J1リーグ優勝(2019、横浜FM)など
2018年から取り組んできたチーム改革が身を結び、昨年は魅力的な攻撃サッカーで見事マリノスに16年ぶりのJリーグ王者の座をもたらした。攻撃的なスタイルは監督キャリアを通じて体現してきたもので、死のグループに組み込まれた事で3戦全敗ではあったが、オーストラリア代表を率いた2014年ブラジルW杯でもそのスタイルは一定の評価を得ている。今季、マリノスは2014年以来となるACLに出場するが、ポステコグルー監督としてはブリスベン・ロアーを率いた2012年以来の出場。その際は初戦でFC東京と対戦して0-2で敗れている。
下平隆宏 監督
現職:2019年5月〜
生年月日:1971年12月18日
国籍:日本
前職:横浜FCヘッドコーチ(2019年1月〜5月)
監督としての主な実績:天皇杯ベスト4(2017、柏)、J2優秀監督賞(2019、横浜FC)
昨季5月にタヴァレス監督の解任に伴いヘッドコーチから監督に昇格。その時点で横浜FCは14位だったが、そこからの29試合で僅か2敗という成績を残して一気に昇格争いに食い込み、最終的には2位でJ1自動昇格を決めた。2016年途中から2018年途中まで率いた柏では柏ユースの選手を中心に伊東純也、中村航輔、中山雄太など若手選手が大きく飛躍。期待の若手が多く所属する横浜FCでもその辺りの手腕も期待される。招集はされたものの日本代表で出場機会は無かったが、現役時代は90年代の柏のレジェンドの一人。
Part2に続く!
牡蠣…牡蠣…。
ではでは(´∀`)