備え付けのレモンをたまに何も考えずに噛んで痛い目見る。
どーもこんばんは
レモン自体は好きなんだけどねぇ…。
さてさて、本日は前回更新したJ1監督名鑑のPart2でございます。
詳しくはPart1の方からご覧下さい!それではスタート。
(Part1同様、情報は2020年2月21日付けのものとします)
浮嶋敏 監督
現職:2019年10月〜
生年月日:1967年9月4日(52歳)
国籍:日本
出身地:東京都
前職:湘南ベルマーレU-18監督(2019年〜2019年10月)
現役時代の所属チーム:富士通サッカー部など
監督を務めた主なチーム:横浜FCジュニアユース、横浜FCユース、湘南ベルマーレU-18など
昨季は曹貴裁監督絡みのゴタゴタ、高橋健二代行監督の下でそのゴタゴタに引き摺られるかのような大スランプを経て、文字通り火中の栗を拾うような形で監督に就任。就任からの3試合では3連敗を喫したものの、ラスト3試合を1勝2分で乗り切って松本、磐田の追撃を振り切り、プレーオフでは徳島と引き分けて何とか課せられたミッションを成し遂げる事は出来た。主力の流出もあって昨季以上に苦しいシーズンが予想されるが、システム変更にも着手する今季は浮嶋監督の腕の見せ所でもある。
ピーター・クラモフスキー 監督
現職:2020年〜
生年月日:1978年10月16日(41歳)
国籍:オーストラリア
出身地:シドニー(オーストラリア)
前職:横浜F・マリノスヘッドコーチ(2018年〜2019年)
監督を務めた主なチーム:U-17オーストラリア代表
メルボルン・ビクトリーやオーストラリア代表でもアンジェ・ポステコグルー監督の右腕としてコーチの職を務め、2018年からポステコグルー監督と共に横浜FMに入団するとサッカースタイルの確立、そして優勝に大きく貢献。今季からは自身のネクストステージとしてトップチームの監督に初挑戦する。どう転ぶかはわからないが、今季のJ1新任監督で最も興味深い存在かもしれない。2018年には家庭の事情で一時帰国したポステコグルー監督に代わって第17節FC東京戦で1試合だけ代行監督を務めているが、その時は5-2で敗れている。
現職:2019年9月〜
生年月日:1967年11月6日(52歳)
国籍:イタリア
出身地:マルケ州フェルモ県(イタリア)
前職:サガン鳥栖監督(2016年〜2018年10月)
監督としての主な実績:Jリーグ1stステージ準優勝(2015、FC東京)など
昨季途中に大不振に陥った名古屋の監督に就任したが、指揮を執った8試合の結果も1勝3分4敗だった事で続投が発表された際には少なくない賛否両論に曝された。丸山祐市や太田宏介、米本拓司に吉田豊などかつての教え子も多くいる中でその声を跳ね返せるかどうか。イタリア時代から日本通として知られており、後にインテルに移籍する事になる長友佑都をセリエAに導いた人物としても知られる。タレントのパンツェッタ・ジローラモとも知人の間柄。
宮本恒靖 監督
現職:2018年7月〜
生年月日:1977年2月7日(43歳)
国籍:日本
出身地:大阪府富田林市
前職:ガンバ大阪U-23監督(2017年〜2018年7月)
現役時代の所属チーム:ガンバ大阪、レッドブル・ザルツブルク、ヴィッセル神戸
日本代表出場試合数:71試合3得点
監督を務めた主なチーム:ガンバ大阪ユース、ガンバ大阪U-23
監督としての主な実績:ルヴァン杯ベスト4(2019、G大阪)
シーズン途中から指揮を執った2018年も初めてフルシーズンで指揮を執った2019年も、ガンバの伝統感すらあるとは言ってもわかりやすいまでに前半不調後半好調という構図だった。いよいよ3年目。昌子源も獲得し、昨夏に復帰した宇佐美貴史と井手口陽介もコンディションを取り戻した今年はまさしく序盤からも結果が求められる一年となる。MBSの応援番組「ガンバTV〜青と黒〜」のロッカールーム密着企画にて、冷静沈着なイメージのあるツネ様が選手に激しいゲキを飛ばすシーンはガンバファンのみならず多くのJリーグファンにインパクトを与えた。もはや風物詩となったツネコレは恐らく今年も健在。こういう歳の取り方したい。
現職:2019年〜
生年月日:1957年6月18日(62歳)
国籍:スペイン
出身地:ビスカヤ県メニャカ(スペイン)
前職:東京ヴェルディ監督(2017年〜2018年)
現役時代の所属チーム:ゲルニカ、ログロニェス、カステジョンなど
監督を務めた主なチーム:エスパニョール、レアル・ソシエダ、ビジャレアルなど
監督としての主な実績:コパ・デル・レイ優勝(2005、エスパニョール)、UEFAインタートトカップ優勝(2008、デポルティボ)、J1昇格プレーオフ準優勝(2018、東京V)など
近年のJリーグ外国人監督の中で最も評価の高い監督として数えられる人物の一人。東京Vの立て直しに貢献した実績を評価されて昨季は初のJ1となるC大阪の監督に就任したが、ポゼッションスタイルを維持しながらも強固な守備組織を築いて5位に入り、失点もリーグ最小を記録した。スペインと言えばポゼッションサッカー!攻撃サッカー!というイメージが一人歩きしているが、そんな中でロティーナ監督は特に「良い攻撃は良い守備から」という部分を非常に大切にしている監督と言える。
トルステン・フィンク 監督
現職:2019年6月〜
生年月日:1967年10月29日(52歳)
国籍:ドイツ
出身地:ドルトムント
前職:グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ(2018年7月〜2019年6月)
現役時代の所属チーム:SGヴァッテンシャイト、カールスルーエSC、バイエルン・ミュンヘンなど
監督を務めた主なチーム:FCインゴルシュタット04、FCバーゼル、ハンブルガーSVなど
監督としての主な実績:スイス・カップ優勝(2010、バーゼル)、スイス・スーパーリーグ優勝(2010〜2011、バーゼル)、天皇杯優勝(2019、神戸)
ファン・マヌエル・リージョ監督、吉田孝行監督と6月までに2人も監督が退任した激動期の中で神戸の監督に就任。当初は苦しむ事もあったがトーマス・フェルマーレンと酒井高徳を獲得した事を機に3バックにシステムを変更すると、フィンク監督就任前は7連敗などで残留争いに巻き込まれていたチームを最終順位8位にまで押し上げ、元旦には天皇杯を制してクラブ史上初のタイトルをもたらした。神戸というクラブ柄もあって、今季どうなるかは益々注目される。現役時代に最も長く在籍したのは言わずと知れた名門バイエルン・ミュンヘン。7シーズンに渡って守備的MFとしてバイエルンを支えた。バイエルン視点で言うと「カンプ・ノウの悲劇」と呼ばれるUEFAチャンピオンズリーグ98-99決勝にも途中出場している。
城福浩 監督
現職:2018年〜
生年月日:1961年3月28日(58歳)
国籍:日本
前職:JFA関東地域統括ユースダイレクター(2017年)
現役時代の所属チーム:富士通サッカー部、エリースFC
監督を務めた主なチーム:U-17日本代表監督、FC東京、ヴァンフォーレ甲府など
監督としての主な実績:AFC U-17選手権優勝(2006、U-17日本代表)、ナビスコ杯優勝(2009、FC東京)、J2リーグ優勝(2012、甲府)、J1リーグ準優勝(2018、広島)など
JFKという愛称やらリアクションの大きさやらで何かとネタにされる事も多いが、一昨年は極限までリアリズムを突き詰めたサッカーでJ1準優勝、昨季は順位こそ落としたものの、若手が躍動して内容的にも面白さを増したサッカーで年間を通して上位に居続けた。川辺駿、荒木隼人、森島司、大迫敬介など今が伸び盛りの選手らと共に今年こそタイトルを獲得できるか。川崎フロンターレとFC東京の試合は今や「多摩川クラシコ」と呼ばれる人気カードになったが、元々富士通の出身である同氏は両チームのプロ化に関与しているなど両チームと深い関係を持つ。
金明輝 監督
現職:2019年5月〜
生年月日:1981年5月8日(38歳)
国籍:韓国
前職:サガン鳥栖コーチ(2019年〜2019年5月)
現役時代の所属チーム:ジェフユナイテッド市原、カターレ富山、サガン鳥栖など
監督を務めた主なチーム:サガン鳥栖U-15、サガン鳥栖U-18
監督としての主な実績:プリンスリーグ九州(2017〜2018、鳥栖U-18)など
今季のJ1リーグで最年少かつ、唯一1980年代生まれとなる監督。2018年にはマッシモ・フィッカデンティ監督、2019年にはルイス・カレーラス監督の解任に伴い2年連続難しい状況の中で監督に昇格したが、いずれもギリギリのところで鳥栖をJ1残留に導いた。2018年はラスト5試合のところで監督に就任し3勝2分と無敗で残留に成功し、2019年はぶっちぎり最下位だったチームを何とか建て直した実績があるので、初めてスタートから指揮を執る今季の仕上がりが注目される。現役時代、鳥栖では1シーズンで公式戦出場も1試合のみのプレーだったが、引退後はそのままアカデミーで鳥栖一筋のキャリアを積んでいる。
片野坂知宏 監督
現職:2016年〜
生年月日:1971年4月18日(48歳)
国籍:日本
出身地:鹿児島県鹿児島市
前職:ガンバ大阪ヘッドコーチ(2014年〜2015年)
現役時代の所属チーム:サンフレッチェ広島、柏レイソル、ガンバ大阪など
監督としての主な実績:J3リーグ優勝(2016、大分)、J2リーグ準優勝(2018、優勝)
ガンバでは西野朗監督、長谷川健太監督、広島では森保一監督の下でコーチを務めて名参謀として知られていた片野坂監督。広島のコーチを2013年に退団し、翌年からガンバのコーチに就任しているのでコーチとしてJ1を個人3連覇している事になる。2015年シーズンを最後に監督に挑戦するためガンバのコーチを退団する際には、まるで海外移籍に挑戦する主力を送るような気持ちになったガンバファンは多い。そして就任した大分をじっくり育て上げてJ1に戻し、台風の目にまでなった昨季の躍進をどこか喜ばしく思っていたガンバファンや広島ファンは多いはず。2018年には日本代表コーチ就任も噂されたように最も注目度の高い監督の一人である事に疑いの余地は無い。G大阪コーチ時代の2015年には準々決勝で退席処分を受けた長谷川健太監督の代行として、1試合だけACLでも監督を務めた。
…東西で分けると、湘南って今年西側になるのね…。
ではでは(´∀`)