ズラターン、イブラヒモヴィーッチ
(マンフト風)
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはイタリア、セリエA第19節、ACミランvsアタランタBCの一戦です。
ユーベの一強時代が長らく続くセリエAですが、今季はそんなセリエに大きな異変が。試合数にはバラつきがあるものの、試合前の時点でユベントスは現在5位。そして首位にいるのはユベントス黄金期を指を加えて見ているしかなかったACミランです。10-11シーズン以来の優勝を現実的な目標として捉えられるようになったミランはマリオ・マンジュキッチを新たに補強し、今日勝てばまずは前半戦を首位ターン出来る事になります。
一方、近年成長著しいアタランタも現在6位で、まだまだ優勝は狙える位置と言えます。インテル、ナポリ、ローマ、そしてユベントスといった上位陣を出し抜く為にも首位潰しはなんとかして果たしたいところ。近年稀に見る激しさを見せるセリエAの注目カードです!
両チームスタメンです。
本日の会場はイタリア、ミラノのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァです。
このスタジアムの事はインテリニスタは「ジュゼッペ・メアッツァ」と呼んでミラニスタは「サン・シーロ」と呼んでいる事が有名ですが、正式な名称はジュゼッペ・メアッツァの方。サン・シーロは1980年に現在の名前に改称されるまでの名称だったので、扱いとしては旧称という事になります。
ちなみに、アタランタにとって初のUEFAチャンピオンズリーグ出場となった19-20シーズンでは、アタランタの本拠地が改修中でUEFAの基準を満たせていなかった事から代替としてアタランタはCLのホームゲームをこのスタジアムで行いました。なので準ホーム的な感覚もゼロではないかもしれませんね。
立ち上がりに何度か好機を作ったミランでしたが、そこでのチャンスを活かせないでいると試合は徐々に膠着状態へ。とはいえ、破壊力が売りのアタランタも共に攻めあぐねる時間が続きましたが25分、ロビン・ゴゼンスのフリーキックにクリスティアン・ロメロがドンピシャで合わせてアタランタが1点先制。
思っていたよりは堅い試合になった前半でしたが、ミランは上手いこと自陣内に追いやられる形になり、攻撃の軸であるズラタン・イブラヒモヴィッチも今日はどこか孤立気味。なかなか思うようなボールの運び方が出来ないまま、前半はアタランタの1点リードで終えます。
後半の入りに成功したのもアタランタでした。ミランはスアリオ・メイテを下げてブラヒム・ディアスを投入して変化を付けようとしましたが、53分にヨシップ・イリチッチが自分で獲得したPKを自ら冷静に決めて2-0。更に失点直後にはピエール・カルルが失点前からの不調でプレー続行不可能になるなど苦難続きで、2点ビハインドになって前がかりになるも、逆にイケイケモードに入ったアタランタにカウンターで決定機を作られまくる羽目に。
たまらずミランは70分、アンテ・レビッチとこの日がミランでのデビュー戦となるマンジュキッチを投入。中央にイブラヒモヴィッチ、両翼がクロアチアという心踊る布陣で、マンジュキッチはファーストプレーで決定機を迎えるもこれを決められず。
ですがもはや止められない状態と化したアタランタペースは変わらず。74分の決定機こそポストに救われてなんとか回避しましたが、76分には今日何度も見たハーフェーライン付近でのパスカットからショートカウンターを仕掛けられ、最後はドゥバン・サパタに押し込まれて万事休す。首位こそ維持したものの、ミランはホームでアタランタに完敗を喫しました。
アタランタからしたらこれもある種の粘り勝ちだったように思います。前半は割と耐えて我慢して、イブラヒモヴィッチを孤立させたりミランを焦らさせたりといったところに注力して、1点を取ってしまってからはもうアタランタの十八番とも言えるような攻撃パターンがバンバン決まってましたね。明日のユベントスとナポリの結果次第では4位に浮上します。
一方、最高の前半戦を過ごしたミランでしたが、その前半戦最後のゲームは最悪の結果となってしまいました。今日の試合はシーズンを通してみてもキーポイントにさえなり得る試合で、果たして前半戦の好調がハッタリだったのか、それとも実を伴った結果だったのか…問われるのは次節以降です。
マンフトってやってるの?
ではでは(´∀`)