ってなんのCMだっけ
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューはUEFAチャンピオンズリーグベスト16第2戦、チェルシーvsアトレティコ・マドリードの一戦です。
FCバルセロナ、レアル・マドリードを出し抜いて現在ラ・リーガの首位を走るアトレティコ。ディエゴ・シメオネ監督の下で堅守とハードワークを徹底して磨き上げたチームですが、今季は特に攻撃面での迫力が増しています。一方のチェルシーは年明けにフランク・ランパード監督を解任し、昨年のCLファイナリストでもあるトーマス・トゥヘル監督を招聘してからは復調傾向。中立地、ルーマニアで行われた1stレグではオリヴィエ・ジルーのスーパーゴールでチェルシーが1-0で先勝しましたが、果たしてベスト8最後の切符を掴み取るのはどちらに?
両チームスタメンです。
本日の会場はイングランド、ロンドンのスタンフォード・ブリッジです。
新型コロナウィルスのパンデミックの影響で入国制限や隔離措置などが採られる地域も多いので、イングランド勢ではリバプールやマンチェスター・シティが中立地(共にハンガリー)での開催を余儀なくされ、1stレグもマドリードではなくルーマニアでの開催となりました。ですがロンドンに本拠地を置くチェルシーは2ndレグを予定通りホームスタジアムで開催。これは他のロンドン勢でELに挑むアーセナルとトッテナムも同様です。
これまでは3バックを採用していたアトレティコは従来の4-4-2に戻し、立ち上がり10分は相当ガンガン飛ばしたハイテンションな試合の入りを見せます。ただ、押し込みはするもののチャンスになるようなボールの奪い方や持ち方までは出来ず、15分頃になってくるとペースも少し落ち着き始めました。
ペースが落ち着くと、今度は既にリードを持つチェルシーがしっかりボールを繋いで試合を組み立てていきます。アトレティコがなかなか有効な攻撃手段を掴めないまま迎えた34分、カウンターからカイ・ハフェルツが抜け出して左サイドにスルーパスを送り、このパスを受けたティモ・ヴェルナーの折り返しをハキム・ジャシュが冷静に決めてチェルシーが先制。リードを2点目に拡げます。
アトレティコのラッシュに落ち着いて対応したチェルシー。前半は巧くアトレティコをいなしたような形で終え、前半の時点で延長戦の可能性は潰えた中で前半を終えます。
後半開始からシメオネ監督はマリオ・エルモソを投入。立て続けに53分にはヤニック・カラスコを下げてムサ・デンベレ、そして59分にはルイス・スアレスを下げてアンヘル・コリア…と、次々に交代カードを切ってきます。しかしチェルシーに完璧にパスコースを閉じられてしまったアトレティコは元々ボールポゼッションにこだわらないタイプのチームであることがかえって裏目になり、慣れないボールを持たされる展開にボールを失った瞬間にチェルシーにカウンターを喰らう苦しい展開が続いていきます。
アトレティコからボールを奪ったチェルシーがカウンター仕掛け続けていく姿はまるでどんどんリプレイ映像のようにすら映り始めて、更にアトレティコを窮地に追い込んだのが82分、アトレティコのCKの際にステファン・サヴィッチがアントニオ・リュティガーに対して肘打ちを行ったとして一発退場に追い込まれるなど、アトレティコにとっては完全に踏んだり蹴ったり。
結局アディショナルタイムには、またしても怒涛のカウンターから最後は途中出場のエメルソンがサイドネットに決め切ってゲームセット。圧巻の試合運びで完勝を収めたチェルシーが勝利し、13-14シーズン以来となるベスト8進出を決めました!
いやぁ…チェルシー凄かったですね。というか13-14以来ベスト8行ってなかったんですね。
確かに立ち上がりのアトレティコは相当飛ばしてきて、かなり前へ前へと押し込んできたのは事実です。とはいえ実際にアトレティコがチャンスを得たシーンといえば26分のPK疑惑のシーンくらいなもので、それもチェルシーのミスパスが原因。アトレティコがギアを入れてきた時間帯でも自力で決定機を生み出せてはいませんでした。勿論、そうさせなかったチェルシーの試合運びは見事でしたし、カウンターを完結させるスピードと技術を兼ねたタレントもいて……チェルシー優勝も、あり得なくはないと本気で思えるほどの試合ではありましたね。
【ベスト8進出チーム】
ボルシア・ドルトムント(ドイツ)
パリ・サンジェルマン(フランス)
レアル・マドリード(スペイン)
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
2年連続のベスト8進出となったのはパリ、シティ、バイエルンの3チーム。その中でもドルトムントは16-17シーズン、チェルシーは13-14シーズン以来のベスト8進出となりました。
ミラバケッソ
ではでは(´∀`)