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底上げ〜明治安田生命J1リーグ第28節(延期分) 川崎フロンターレvsヴィッセル神戸 マッチレビュー〜

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新総裁も決まったという事で

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第28節(延期分)、川崎フロンターレvsヴィッセル神戸の一戦です。

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

代表戦の関係から急遽9月末に延期する形で日程が組み込まれたこの試合は首位川崎と4位神戸の注目の上位対決となりました。

主力選手の海外移籍や負傷離脱もあった川崎はリーグ再開後はやや不振に陥り、福岡戦で喫した初黒星、ACLでは蔚山戦にPK戦の末敗れてベスト16敗退と苦しい戦いが続いています。しかしここ2試合…鹿島戦、湘南戦では内容こそ芳しくなくとも、2試合続けてアディショナルタイムに得点を決める粘りと勝負強さを見せて、一時は勝点差1にまで詰められた横浜F・マリノスとの差を再び広げています。今日勝てば勝点差は12にまで広がるので、何としても、少しでも早く余裕ある状態に持ち込みたいところでしょう。

シーズンを通して粘り強さを見せているといえば神戸も同じで、三浦淳寛監督への風当たりが物語るように、神戸も今季は内容ごと見事な試合がそこまで多かった訳ではありません。しかし今季の神戸は引き分けになりそうな試合を勝利に、敗れそうな試合を引き分けに持ち込む事ができています。今日勝てば3位に浮上する神戸。元々、川崎の開幕からの連勝を止めたのは菊池流帆のヘディングシュートでした。果たして今夜の結果は如何に…!?

両チームスタメンです。

 

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川崎は前節からスタメンを6人変更。前節湘南戦では谷口彰悟ボランチ起用や4-4-2に近いシステムを採用したりもしましたが、今日は従来通りの4-1-2-3の形に戻しています。新加入のマルシーニョも左WGで先発スタート。前節はベンチスタートとなったレアンドロ・ダミアン家長昭博、ジェジエウらも今日は先発です。

対する神戸ですが、9月5日の広島戦で負傷退場した山口蛍に加えて今日はセルジ・サンペールも欠場となった為、ボランチはレギュラーコンビを双方欠いた上で戦う事に。そこで今日は本職はCBながらも山口の離脱以降はボランチで起用されている大崎玲央、そして前節Jリーグデビューを果たしたばかりの櫻井辰徳が起用されました。サンペール以外のスタメンは前節清水戦と同じです。

 

 

本日の会場は神奈川県川崎市等々力陸上競技場です。

東京オリンピックの際にはイギリス代表がキャンプ地・練習場として使用した事や川崎のACL参戦もあって、7〜8月は等々力での開催試合が1試合もなく前節湘南戦が3ヶ月ぶりの等々力開催となった川崎。本日は「かわさき水まつり」というイベントが開かれ、水に関する各種ブースやフィンランドブースの出典、更に夏限定の「水ユニ」と呼ばれる限定ユニフォームを着用して試合に挑みます。

そういえば等々力は球技専用スタジアムとして大幅改修になるとの話もありますが、その進展にも注目ですね。

 

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序盤から川崎がボールを支配して、ピッチをワイドに使いながら攻撃の機会を伺っていましまが、先制点はわずかな瞬間から生まれました。自陣でアンドレス・イニエスタにボールが渡るとそこから前線へ巧みなロングパス。抜け出した大迫勇也ペナルティエリア内でジェジエウを引きつける形で粘ると、最後は折り返したところに武藤嘉紀が合わせて神戸が先制。武藤はこれで2試合連続ゴール。

 

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その後も川崎はボールを持ち、サイドから展開するようなところまでは持っていく事が出来ていたものの、その先のところまでなかなか持っていけないもどかしい時間が続いていました。対する神戸は今日はどちらかと言えばシンプルな攻撃に徹しており、そこに大迫や武藤、そしてイニエスタがコミットしていく事で主導権を握っていた形に。前半は神戸の1点リードで終えます。

 

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しかし後半に入ると川崎がギアを一段上げてきました。53分、家長のスルーパスに抜け出したマルシーニョがペナルティエリア内に切り込むと、菊池流帆が後ろから倒す形になって川崎がPKを獲得。このPKは家長がポストに当ててしまいましたが、直後の56分に今度は山根視来のクロスが大崎の手に当たってまさかのPKおかわり。今度はこれをダミアンが決め切って川崎が同点に追いつきます。

 

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神戸は失点直後に櫻井を下げて佐々木大樹を投入して中坂勇哉をボランチに下げた直後に大崎が負傷交代。山口、サンペールの穴を埋めていた大崎までアウトという非常事態に陥ってしまいます。すると今度は72分でした。右サイドを駆け上がった山根がライナー性のクロスを入れると、これがトーマス・フェルマーレンの足に当たってオウンゴール。川崎が逆転!

 

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神戸は76分にイニエスタのシュートがあと一歩のところでGKチョン・ソンリョンに阻まれた直後、神戸はイニエスタと中坂を下げてリンコンボージャン・クルキッチを投入。ボージャンをトップ下気味、リンコンと大迫の2トップのような形にして反撃に出ますが、神戸はそれ以降なかなか攻撃の糸口を掴む事が出来ません。

 

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そして85分、途中出場の宮城天が神戸のビルドアップをカットして右サイドに繋ぐと、右サイドの深い位置までボールを運んだ旗手怜央のパスを受けた家長が左脚で鮮やかな一撃!これが最終的にはトドメの一発となって川崎が3-1で勝利。3試合連続の逆転勝利で5連勝となり、マリノスとの差を更に広げました!

 

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前半は神戸のゲームというか、川崎が攻めあぐねている、神戸が効率よくやれているという印象がやっぱり強めの45分ではあったと思うんですよね。神戸はシンプルな形でこそあったものの、イニエスタ、武藤、大迫の間で機動力は生まれていましたし。ただ、後半に入ると川崎のギアが変わったというか、圧でそのまま神戸を押し込み切れるようになったと。特にサイドを切り裂くような攻撃は何度も出来ましたし、1点目と2点目、そして家長が外してしまったPKに繋がる場面もそういう形で生み出されたものでしたから、そういう圧をあの場面から押し出せたのは強みでしょうか。

何にせよ、川崎は少しスランプ状態から脱した感はありますね。やはりあの状態からこうやって持ち直せたのはチームとしての最低基準なるものがどんどん高い位置に押し上げられていった事の証左なのでは。

 

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お腹壊した。

ではでは(´∀`)