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絡め取られた〜明治安田生命J2リーグ第32節 V・ファーレン長崎vs京都サンガFC マッチレビュー〜

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なんかソワソワしてきた

 

どーもこんばんは

 

はてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第32節、V・ファーレン長崎vs京都サンガFCの一戦です!

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

昇格戦線はいよいよラストスパート!サンガが再びJ2での戦いを余儀なくされた2011年以降、サンガは史上最も「J1復帰」という言葉がリアリティを持って感じられるシーズンを送っています。

ざっくりと今の構図をまとめると、首位サンガと2位磐田を新潟、町田、長崎、甲府、山形、琉球が追う展開です。2位磐田と3位新潟の勝点差は9ですので、新潟以下6チームはそろそろ「負けたら終わり」に近い状況になってきました。そんな中で今日、サンガは長崎との直接対決を迎えます。5月の松田浩監督就任後に調子を上げ、戦力もJ2屈指の選手層を武器にサンガを出し抜こうと目論む長崎に対して直接手を下し、J1への道筋をもっとハッキリと、明確に映し出す…その為の直接対決です。そもそも、今年のサンガは長崎に15戦無敗を止められてますからね。その精算の意味も込めて…!

両チームスタメンです。

 

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サンガは前節栃木戦からベンチメンバーを含めて全く同じ18人を選んできました。通年で同じメンバーとシステムで戦えているのは、サンガが通年で安定したパフォーマンスを見せられている証の一つでもあるでしょうね。

長崎もスタメンの変更でいえば、前節山口戦を出場停止で欠場したカイオ・セザールがスタメンに戻ったのみ。ベンチには久々に元コロンビア代表のビクトル・イバルボが入っています。

 

 

本日の会場は長崎県諫早市トランスコスモススタジアム長崎です。

元は1969年にオープンし、2014年の国体開催に向けて一度取り壊した上で新たに建て直されたスタジアムです。新スタジアムとしての初年度はちょうど長崎がJリーグに加入した2013年で、オープニングゲームが長崎にとっては初のJリーグホームゲーム、更に遠藤保仁今野泰幸擁するガンバ大阪で、当時のアルベルト・ザッケローニ日本代表監督まで視察に訪れるという盆と正月が同時に来たような試合でしたね。メインスタンドから山を望むロケーションは抜群。今日は来場者に応援ハリセンが配布され、クルーズ旅行の当たる抽選会が実施されるとの事。

2016年に2-0で勝利して以来、サンガはこのスタジアムで現在3連敗中。それも全て完封負けです。これまでの流れを全て打ち破ろうとしている今年、ここでの連敗にも区切りをつける事が出来るのでしょうか。

……長崎旅行に行ったのも3年前か…。

 

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前半からどちらかといえばサンガが優勢な時間が多く、相手のアタッキングサードへの侵入機会はサンガの方が多く作っていきました。ただ、ややポゼッションはサンガが優勢に持つ中で、長崎は中央はしっかりと固めてきた事もあって、サンガも長崎も攻撃はややロングボールを多用した形にもなっていきます。序盤はなかなかお互いにチャンスまでは持っていけない展開に。

 

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しかし飲水タイム後は試合の流れをひっくり返したかのように長崎が試合の主導権を握りました。じわじわとラインを上げて長崎を押し込んでいくと、シュートまでは至らずともサイドから何度か可能性のあるクロスは入り始めました。すると31分、右サイドからのCKで米田隼也がファーサイドへボールを入れると、毎熊晟矢の山なりなヘディングシュートが決まって長崎先制。CKとはいえ、左SBから右SBへの流れでゴールを決められてしまいます。

 

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ボールは持てるもののなかなかその先が詰まってしまっているサンガは、いつものようにエネルギッシュな飛び出しや機動力・攻撃の連動性を発揮できるような時間がかなり限られてきて、どうしても閉塞感が否めない試合内容になってしまっていました。44分には荻原拓也のクロスに福岡慎平が頭で合わせてようやく決定機を迎えますが、これはGK富澤雅也に阻まれゴールならず。前半をビハインド終えます。

 

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後半からサンガは宮吉拓実を下げてイスマイラを投入。53分には福岡のパスに抜け出したイスマイラが決定機をつかみましたが、これもGK富澤との1対1を阻まれて同点に追いつけません。この直後、サンガは荻原と福岡を下げて本多勇喜と白井康介を投入。イスマイラとピーター・ウタカの2トップ、更に白井を右サイド、松田天馬を左サイドの2列目に配置した4-4-2にシフトします。

 

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白井のいる右サイドを中心に、ここからのサンガは長崎に度々圧力をかけていきました。長崎が中央をしっかりと固めた事でいつもの細かいパスワークを出せなくなったサンガは放り込んで跳ね返される展開が続いた中で65分、セカンドボールをエジガル・ジュニオに拾われるとエジガルが前線にカウンターパスを供給。一気に裏に抜け出した植中朝日にそのままカウンターを完結されて痛恨の失点…。

 

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サンガは70分に荒木大吾と三沢直人を投入し、2列目を白井と荒木というクロサーとサイドアタッカーにして更に長崎をこじ開ける為の布陣にしますが、ボールは持てるものの4-4-2のブロックを崩さない長崎を打開する術を見出せません。逆に85分には交代枠を使い切った状態で飯田貴敬が負傷退場し、残り時間を10人で戦う事に。最後まで長崎の堅守を崩せなかったサンガ。長崎はこれで6戦無敗となり、サンガにとってはアウェイ長崎戦4連敗です。

 

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第28節甲府戦とはまた違う意味でサンガの良さを消された試合ではありましたね。いつものように追い越したり、スピードとテンポで崩していく事がほぼ不可能な試合展開に序盤からなってしまったので、曹貴裁監督が早い段階でイスマイラとウタカの2トップでサイドからのクロス主体の4-4-2にしたのは致し方無かったと思いますし、同時にそれしか無かったのは確かです。ただやっぱり、あのやり方は前半から今季の形でやる事によってギャップも込みで威力を発揮する側面もあるので、あのやり方しかなかった状況になってしまった時点で厳しかったのかなと。

ただ、大事なのは次の試合で、サンガはこれまでも負けても次の試合で挽回する事が出来ていました。結局昇格の為に最も大事なのはそこですから、次の相模原戦での戦いに期待ですね。さぁ、ラスト10試合です!

 

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角煮まんじゅう食べたい。

ではでは(´∀`)