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京都サンガFC、歴代開幕戦のスタメン遍歴!

スーパーカップも終わりまして。

 

 

いよいよ後は開幕戦を待つだけとなりました。

という訳で本日は我らが京都サンガFC企画です。

 

 

去年で全身の紫光クラブが100周年になったサンガ。サンガがJリーグに加盟したのが1996年…今季でJリーグクラブとしての28シーズン目を迎えます。

…というか28年前ですよ、20年前。あたしが生まれる直前だべ。今の所属選手、大体生まれてるからどうかのボーダーラインくらいなんじゃないでしょうか。となれば、そりゃ現役として過ごせる期間の長くないJリーガーなだけに、今とではメンバーは大幅に異なる訳です。そりゃそうだ。

そして何より、開幕戦はその時々の監督の"色"なるものも如実に出たりする訳で。というわけで今回は京都サンガFC、歴代開幕戦のスタメン遍歴!】をお届けします。

 

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さすがにこれまでのシーズン全部を取り上げる訳ではありませんが、過去の開幕戦のメンバーで印象的だった試合を数試合ピックアップして振り返りつつ、このクラブの主軸とされた選手の移り変わりを楽しんで振り返ってもらえたらなと。そういう主旨です。

 

 

 

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【1996年】

 

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記念すべきデビュー戦は地獄の始まり…?ここから怒涛の開幕16連敗が幕を開ける事になる。こうやってみると、各クラブの監督やらフロントやらで名前を見かける方もちらほら。

ちなみに、開幕16連敗を喫したサンガではあるが、意外にも連敗が止まった後は8勝6敗で勝ち越している事はあまり知られていない。

 

 

【1998年】

 

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ハンス・オフト監督の招聘と共に空前の大型補強を敢行。スタメンは松永成立と小川雅巳以外は全員新加入選手だった。「えっ、この人サンガにいたの!?」的な名前も多いのでは。

しかし森保一黒崎比差支などオフトジャパンでプレーした選手を多く獲得したものの、オフト監督は1stステージ終了後に退任。

 

 

【2000年】

 

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Jリーグ史に残る隠れドリームチームと言われているのが2000年のサンガ。後々振り返れば三浦知良遠藤保仁、開幕戦は出場しなかったが松井大輔パク・チソンがいた訳で…。

ただし今振り返れば豪華な面々ではあったものの、最終的には初のJ2降格の憂き目に遭っている。

 

 

 

【2001年】

 

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降格を機にクラブが若手主体の編成にシフトした事でカズが退団。それでも1年での復帰とJ2優勝を達成し、松井、パク、黒部光昭らがぐんぐん躍動するきっかけを掴んだのがこの2001年となる。

なおパクはサイドアタッカーのイメージが強いが、2002年の序盤頃までは主にボランチとして起用されていた。

 

 

 

【2005年】

 

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2004年は主力流出を最低限に抑えた上に補強までしたにも関わらず昇格失敗。それを経た2005年は黒部や松井(正確には前年途中)を放出し、J2の他クラブで活躍した選手を乱獲。外国籍選手も総入れ替えして、完全にJ2をぶっ潰す為の補強を敢行した。

その狙いは見事的中。パウリーニョ&アレモンの2トップも大爆発し、サンガは第2節から最終節まで1度も2位にすら落ちる事なく独走優勝を果たした。

 

 

 

【2008年】

 

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補強を最小限に留めて最下位で降格した2006年の記憶があったのか、J1復帰を果たした2008年は大型補強を敢行。柳沢敦佐藤勇人シジクレイがやってきて、夏にはフェルナンジーニョ水本裕貴が来る様子は異世界を見ているようですらあった。同時に、2007年の昇格に貢献したメンバーの多くはこの年の途中、或いはシーズン途中にチームを去った。

ちなみに加藤久監督体制はシステムもメンバーも対戦相手に合わせて流動的に変更する傾向があった。

 

 

【2011年】

 

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J1での3シーズンで主力だった選手が軒並み退団し、文字通りチーム再編を迫られる中、この年から就任した大木武監督によって開幕戦からチョン・ウヨン内藤洋平福村貴幸内野貴志らが抜擢。ここから更に久保裕也駒井善成らが台頭していく事になる。

2011年の前半戦は大木監督は3バックを採用し、なかなか結果が出ない時期が続いた。だが離脱していた工藤浩平の復帰を機に4バックにシフトしてから一気に好調に転じ、天皇杯では準優勝も果たしている。

 

 

【2013年】

 

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大木体制最終年には秋本倫孝をアンカーに配置した4-1-2-3が定着するようになった。開幕戦の時点ではまだ宮吉拓実がCFに入っていたが、久保の海外移籍などもあり、中盤を主戦場としていた横谷繁が徐々にその位置に入る事になる。工藤と山瀬功治インサイドハーフは今見てもなかなか冒険的。元々MFだった安藤淳は大木体制からDFにコンバートされた。

 

 

 

【2017年】

 

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おそろしの布部陽功体制の初陣。2016年は大型補強を敢行して昇格プレーオフに出場したが、そのメンバーの多くが退団しつつ2年連続の大型補強というなかなかおっかない事をやってのけた。

序盤は3バックにトライしていたが、そこから徐々に闘莉王とオリスを2トップにした4-4-2の、世にも有名な「フルタイムパワープレー」が発動される事になる。

 

 

【2019年】

 

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前年の地獄を見てからの中田一三監督体制だったが、当初は色物と監督と思われていたところから一転、開幕戦から想定外なほどにポゼッションサッカーとポジショナルプレーを徹底したサッカーを披露。庄司悦大をアンカーに配置し、後に小屋松知哉、仙頭啓矢、一美和成が3トップとして固まった。

開幕戦こそFWだったが、この頃には完全にFWでしか使われていなかった闘莉王をDFに戻したのが中田監督だったのはなかなか興味深いポイント。

 

 

【2021年】

 

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アンカー庄司システムは、システムこそ3-1-4-2に変わったが中田監督の後任の實好礼忠監督体制でも継続されていた。そしてこの年から曺貴裁監督が就任し、曺監督も中盤にアンカーを置く4-1-2-3を採用したが、そこには川﨑颯太を配置するなど前任2人とは全く違うシステムの解釈で戦術を組み立てていた。

白井康介はさすがに右SBに戻ったが、基本的にはこの形を1年を通して継続。ここに武田将平や麻田将吾らが台頭し、今にも通ずる形が出来上がった。

 

 

さぁ、今年の開幕スタメンはどうなるやら!

 

 

チョウカンドウ

ではでは(´∀`)