Mr.Childrenで一番好きな曲はシーソーゲームです
どーもこんばんは
さてさて、毎年恒例、J1全18チームの戦力診断やります。
今年も例年通り、各ポジション+総合評価を五つ星で査定してみます。1回につき3チームずつを6回に分けて更新していきます。順番はシンプルに最も北の札幌から順に南下していく形でお届けします。遂に東海までやってきました。五十三次、五十三次。…でも今年は先に新潟を経由します!
あくまで私個人の見解ですので、おそらく「いやそうじゃねーだろ」的に思う部分も多々あるかと思いますが、そこは「そういう見方もあるのね」くらいのご感覚でお楽しみ頂ければと。最後までお付き合いください!
Part4→新潟、名古屋、京都
Jリーグをもっと楽しめる(かもしれない)2023年のJリーグ開幕ガイド作りました!是非お使いくださいませ。
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J1リーグ監督名鑑
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オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。
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監督:松橋力蔵(2年目)
ホームスタジアム:デンカビッグスワンスタジアム(新潟県新潟市)
胸スポンサー:亀田製菓(米菓メーカー)
【昨季の成績】
J2リーグ:優勝
天皇杯:2回戦敗退
【主な移籍情報】
入団
DF 新井直人←徳島
FW 太田修介←町田
FW グスタボ・カスカウ←クイアバEC
退団
MF イッペイ・シノヅカ→柏(復帰)
FW アレクサンデル・ゲデス→FCパソス
FW 矢村健→藤枝(復帰)
【予想システム】
→4-2-3-1
アルベル監督体制時代からシステムは一貫して4-2-3-1を採用。ボランチより後ろのメンバーはある程度固まっている一方、2列目より前は多彩なタイプの顔触れが並び、コンディションや対戦相手を踏まえたチョイスもありそう。
GK★★☆☆☆
主体性のあるサッカーを浸透させた新潟とて、やはりGKは特に"対・相手"の部分が大きくなり、それはやはりJ1とJ2では別競技なほどの差が発生する事もある。小島亨介も阿部航斗も新潟にとって計算が立つ人材である事は間違い無いが、2019年はJ1に所属した小島を含めて両者ともJ1は実質的に初めての舞台。可能性を秘めるという意味も込みではあるが、未知数な部分は多い。ただ、両者とも戦術に完全値コミット出来ている点はポジティブなポイント。
DF★★★☆☆
戦術的練度の高いDFライン。特にCBはポゼッションへの貢献度も高い選手が複数在籍しており、千葉和彦を筆頭に各々がJ1での実績も持ち合わせている事はかなり心強い。SBは昨季は藤原奏哉と堀米悠斗の負担がやや大きいところもあった中で、左右両方こなせる新井直人が復帰した事でトータル的な計算はかなりしやすくなった。
MF★★★☆☆
安定したダブルボランチに多彩なタレントから構成される2列目の関係性を既に確立させている。チームとしてのスキームが確立されているだけに色々な組み合わせを楽しめそうな陣容になった。新加入の太田を含めてかねてからJ1からの注目も高かったタレントが多く、高宇洋や伊藤涼太郎、髙木善朗のようにJ1へのリベンジ的な意識のありそうな選手もいる。本格的なブレイク候補生は多い。
FW★★★☆☆
谷口海斗、鈴木孝司、新加入のグスタボの3人でワントップを争う構図。谷口も鈴木もJ2では高いアベレージを誇っていただけにネスカウがフィットすれば面白いことになりそう。どちらかと言えば新潟は明確なエースFWがおらず、複数の選手が分散的に点を取るスタイルだったが、J1での躍進する為にはやはり一人明確なポイントゲッターを置きたい。
総合★★★☆☆
戦術としての完成度はJ1の中でも上位クラスでしょう。ただ、J1での躍進を求めるならやっぱり突き抜けた存在の必要性は出てくる。チームとしての下地はしっかりと築かれているだけに、まずは"J1仕様"にチームも個々もアジャストしていく必要があるのは確かです。新世界を見るか、現実を見るか…その両方の可能性を否定できないのが現状でしょうか。余談ですけど、新潟は昨季のメンバーと確立された戦術でJ1に挑む一方で、同じ昇格組の横浜FCは大型補強を敢行してJ1に挑むという対比はキャラクター性としてなかなか面白いですね。
監督:長谷川健太(2年目)
胸スポンサー:トヨタ自動車(自動車メーカー)
ユニフォームサプライヤー:ミズノ
【昨季の成績】
ルヴァン杯:ベスト8
天皇杯:ベスト16
【主な移籍情報】
入団
DF 野上結貴←広島
MF 山田陸←甲府
MF 米本拓司←湘南(復帰)
MF 和泉竜司←鹿島
FW キャスパー・ユンカー←浦和(レンタル)
退団
DF 宮原和也→東京V
DF 吉田豊→清水
MF 仙頭啓矢→柏
FW 柿谷曜一朗→徳島
FW 相馬勇紀→カーザ・ピア(レンタル)
【予想システム】
→3-1-4-2
長谷川監督はこれまで率いたクラブでもソリッドな4バックのイメージが強かったが、名古屋では昨季途中から3バックに変更して以降は一貫して3-1-4-2、或いは3-4-2-1を採用している。CFタイプの多さを考えると、今年も3-1-4-2が基本線になりそう。
GK★★★★★
気がつけば今季で6シーズン目となるランゲラックだが、昨季はこれまでにも増してランゲラックで拾った勝点は多かったようにも見え、カタールW杯出場には至らなかったがオーストラリア代表復帰も果たした。武田洋平との2頭体制も随分長くなり、豊富な戦力を持つ名古屋の中でも何の心配もいらないポジションで在り続けている。
DF★★★★☆
吉田と宮原の退団は選手層の観点でノーダメージという訳にはいかないだろうが、昨季の起用状況を踏まえると"3バックへの決意表明"的なニュアンスも含まれていたはずで、その上での野上の獲得は理に適った補強だったと言える。藤井陽也も中谷進之介と丸山祐市に両脇を支えながら成長を続けているだけに、GK陣の強さも含めて大崩れする心配はなさそう。
MF★★★☆☆
左WBの候補には内田宅哉、和泉竜司、甲田英將らが挙げられているが、昨季に相馬がこなしたタスクは中々にヘビーなものだったので、まずはそこの穴を如何にして埋めるかを考える必要がある。中央に関しては仙頭の退団は痛手だが、アンカーとして山田と米本が加わった事で稲垣祥がインサイドハーフに専念出来そうなのは大きい。
FW★★★★☆
★5にも★3にもなり得るという意味での★4という感覚。マテウス・カストロの相方をどう設定するのか…というところが大きなポイントになるのだろうが、少なくとも昨季にある程度役割を務め切ったのは永井謙佑のみだった。それだけに昨季は不完全燃焼に終わった酒井宣福とレオナルド、補強したユンカー、復帰したターレス(←熊本)のうちの誰かの爆発は欲しい。全てがハマれば暴力的な前線になるポテンシャルはある。
総合★★★★☆
対談としては相馬の海外移籍が最も大きなトピックでしたが、それ以外にも複数の主力の退団があって…よく言えばスリム化、悪く言えば戦力規模の縮小という形にはなりました。ただ、選手獲得に関しては補強ポイントに対してピンポイントな補強を実現させたと思います。FWは不確定要素も多いですが、そこは上手くやったんじゃないでしょうか。昨年もそうでしたが、名古屋はクラブとして長谷川監督の就任を機に若手の登用と育成に積極的に舵を切っている部分はあるので、そこの成果がどう出るのかも今季の重要なファクターになってくるでしょうね。
監督:曺貴裁(3年目)
ホームスタジアム:サンガスタジアム by KYOCERA(京都府亀岡市)、たけびしスタジアム京都(京都府京都市)
胸スポンサー:京セラ(電気機器メーカー)
ユニフォームサプライヤー:プーマ
【昨季の成績】
天皇杯:ベスト4
【主な移籍情報】
入団
GK ヴァルネル・ハーン←IFKヨーテボリ
DF 三竿雄斗←大分
MF 平戸太貴←町田
FW パトリック←G大阪
FW 一美和成←徳島
退団
GK 上福元直人→川崎
DF 本多勇喜→神戸
DF 荻原拓也→浦和(復帰)
【予想システム】
→4-1-2-3
曺監督就任以降、スタートのシステムは一貫して4-1-2-3を採用している。今季もおそらくそれを継続した方針になりそう。ただ、昨季は後半途中から3バックにシフトするケースが定着しており、対戦相手によっては3-4-2-1でスタートする試合もあった。
GK★★★★☆
上福元の退団には2つの側面がある。いずれにしても痛手である事は変わりないが、新戦力としてハーンを補強した上で若原智哉とマイケル・ウッドを擁している事を思えば、純粋な戦力値的な意味での心配は意外とそこまで大きくない。一方、上福元は超人的なセーブが最も取り上げられるが、彼の特筆すべきポイントはハイライン時の行動範囲でもあった。今季もおそらく戦術はそういう方向だろうし、その点ではやはり不安が残る。
DF★★★☆☆
荻原が浦和に復帰し、複数ポジションをこなせた本多と長井一真(→水戸)が抜けたが、三竿とイヨハ理ヘンリー(←広島)を新たに獲得。佐藤響も完全移籍となり、右SBも福田心之助(←明治大)が早期にフィットすれば、昨季は白井康介に頼りきりだったSB一人あたりの負担はもかなり軽減されるだろう。CBは麻田将吾、井上黎生人、アピアタウィア久のそれぞれが成長著しいだけに計算も期待も出来るが頭数は不安。三竿やイヨハは3バック時のみならず、4バック時のCB起用も無いプランではない。
MF★★★☆☆
昨季は多くの選手がJ1初体験だったが、その中で川﨑颯太や武田将平、福岡慎平らは初のトップカテゴリーにしっかりとアジャストしてみせた。金子大毅を完全移籍に切り替えた上で谷内田哲平(←栃木)が復帰し、注目銘柄と見られていた平戸も獲得。三沢直人も怪我から復帰し、質・量共にブラッシュアップに成功した。
FW★★★☆☆
ウタカ依存症からの脱却は大きなテーマで、ウタカは退団したがパトリック、一美、木下康介(←水戸)を補強。山﨑凌吾やイスマイラを含め、周囲との連係も踏まえながらCFの人選はもう少し模索する形となるか。WGは基本的には昨季と同様の顔触れ。確実性のある松田天馬や豊川雄太を、山田楓喜や木村勇大(←関西学院大)がどう追い抜いていくかにも期待したい。
総合★★★☆☆
トータル的に見れば、選手層自体は昨季よりも格段にブラッシュアップ出来た一方で、絶対的守護神と絶対的エースFWを失った形になったのが今オフのサンガでした。ただウタカは昨季後半からは時間の問題で荻原は立場上サンガにはどうしようもなかった事を思うと、実質的に流出と呼ぶべきだったのは上福元のみだった訳で、オフの立ち回り方としてはなかなか良かったと思います。戦術ベースは既にあるので、後は膨らんだスカッドをどう擦り合わせていけるかの作業。なんやかんやで前線のタレントは多彩になったので、ウタカ失速後に深刻となった得点力不足の改善を果たしたいところです。
Part5(ガンバ大阪、セレッソ大阪、ヴィッセル神戸)に続く!
エゴとエゴの…
ではでは(´∀`)