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2023年J1全チーム戦力診断 & 予想スタメン【Part1 北海道コンサドーレ札幌/鹿島アントラーズ/浦和レッズ】

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GLAYで一番好きな曲は季節ごとに変わります

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、毎年恒例、J1全18チームの戦力診断やります。

 

 

 

 

 

今年も例年通り、各ポジション+総合評価を五つ星で査定してみます。1回につき3チームずつを6回に分けて更新していきます。順番はシンプルに最も北の札幌から順に南下していく形でお届けします。

あくまで私個人の見解ですので、おそらく「いやそうじゃねーだろ」的に思う部分も多々あるかと思いますが、そこは「そういう見方もあるのね」くらいのご感覚でお楽しみ頂ければと。最後までお付き合いください!

 

 

 

Part1→札幌鹿島浦和

Part2→FC東京川崎

Part3→横浜FM横浜FC湘南

Part4→新潟名古屋京都

Part5→G大阪C大阪神戸

Part6→広島福岡鳥栖

 

 

Jリーグをもっと楽しめる(かもしれない)、2023Jリーグ開幕ガイド作りました!是非お使いくださいませ。

 

J1リーグ監督名鑑

 

オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

北海道コンサドーレ札幌

 

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監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ(6年目)

ホームスタジアム:札幌ドーム札幌厚別公園競技場(ともに北海道札幌市)

胸スポンサー:石屋製菓(製菓メーカー)

ユニフォームサプライヤー:ミズノ

 

 

【昨季の成績】

J1リーグ:10位

ルヴァン杯:プレーオフステージ敗退

天皇杯:3回戦敗退

 

【主な移籍情報】

入団

GK ク・ソンユン←金泉尚武

DF 馬場晴也←東京V

MF 浅野雄也←広島

MF 小林祐希←神戸

FW 大森真吾←順天堂大学

 

退団

MF 高嶺朋樹→柏

MF 檀崎竜孔→マザーウェル

MF ガブリエル・シャビエル→未定

FW 興梠慎三→浦和(復帰)

FW ドウグラスオリヴェイラ→岩手(レンタル)

 

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【予想システム】

→3-4-2-1

「ミシャ式」と呼ばれるシステムは今年も健在。シャドーとボランチ、或いはシャドーとWBの両方をこなせる選手が多いだけに、試合毎に誰と誰を組み合わせるかも気になる。昨季は3-1-4-2を採用する試合もあったので、2トップもオプションとしてあるか。

 

GK★★★★☆

 

ク・ソンユンの復帰は間違いなく大きい。兵役があったとはいえKリーグでプレーし、W杯こそ逃したが韓国代表にもコンスタントに招集されていたのでブランクの心配もないはず。ク・ソンユン退団後にMVP級の活躍を見せた菅野孝憲も健在で、更に大谷幸輝と松原修平も控えているスカッドは実に心強い。

 

DF★★★☆☆

 

独特のスタイルを持つ札幌だけにDFに求められる役割も多岐に渡る中で、昨季は岡村大八がヒット。不動の存在である田中駿汰や福森晃斗と共にレギュラーの一角を担った。選手層にはやや不安を抱えているが、新加入の馬場はミシャ式との親和性は良さそうなので、J1のリズムに適応出来れば面白い存在となるか。

 

MF★★★★☆

 

小林と浅野の獲得はチームスタイルを踏まえても大きい。特にシャドーからWBを担うアタッカー陣の顔ぶれは金子拓郎、ルーカス・フェルナンデス、青木亮太と破壊力のある面々が揃っており、スピードとテクニックを備えた魅力的な攻撃陣が今年も見られそう。ただ、ボランチに関してはやっぱり高嶺の退団ダメージは小さくない。駒井善成深井一希も長期離脱中なだけに…。

 

FW★★★☆☆

 

昨季途中に加入したキム・ゴンヒが終盤にかけて存在感を増し、キャンプでも練習試合でも好調を維持しておりブレイクの予感も漂わせる。小柏剛や中島大賀といったブレイク候補生は他にも多いだけに、各々がロマン溢れる面々がワントップの座を懸けて争う形に。

 

総合★★★★☆

 

全体的に伸びしろの多いスカッドだと思います。高嶺の退団はやっぱり相当大きいとは思う一方で、補強では小林、浅野、馬場…復帰したク・ソンユンを含めて、このチームのスタイルに適合できそうな選手をしっかり確保してきたのは見事でした。絶対的なスカッドというべきかどうかは微妙なところもありますが、ハマった時の最大値はかなり高いのでは。相変わらず楽しみな顔触れですね。

 

 

 

鹿島アントラーズ

 

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監督:岩政大樹(2年目)

ホームスタジアム:茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市)

胸スポンサー:LIXIL(建設業)

ユニフォームサプライヤー:ナイキ

 

【昨季の成績】

J1リーグ:4位

ルヴァン杯:プレーオフステージ敗退

天皇杯:ベスト4

 

【主な移籍情報】

入団

DF 植田直通ニーム

DF 昌子源G大阪

MF 藤井智也←広島

MF 佐野海舟←町田

FW 知念慶←川崎

 

退団

DF 林尚輝→東京V(レンタル)

DF 小田逸稀→福岡

MF 和泉竜司→名古屋

MF 三竿健斗→サンタ・クララ

FW エヴェラウド→ECバイーア

 

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【予想システム】

→4-1-2-3

鹿島といえば4-4-2のイメージが強いが、岩政監督就任以降はミドルゾーンに人員を割いた4-1-2-3や4-3-1-2が主に採用されており、特に鈴木優磨はインサイドハーフに配置されている様子。キャンプでは4-4-2にも着手し始めているがあくまでもオプションか。

 

GK★★★★☆

 

レネ・ヴァイラー監督体制ではクォン・スンテが正GKだったが、岩政監督体制ではクォン・スンテを含めて3人のGKがスタメンで起用されている。昨季終盤の起用状況でいけば早川が優位だが、クォン・スンテの安心感も捨てがたく、沖の復活にも期待したい。

 

DF★★★★★

 

昨季はCBで起用されていた三竿が海外移籍で対談となったが、2021年までは日本代表にもコンスタントに招集されていた昌子と植田が復帰。実績のある安西幸輝やキム・ミンテ、成長著しい常本佳吾らを擁しており、個の力や戦力値的だけで言えば素晴らしいタレントが揃っている。ただ練習試合では守備崩壊の憂き目を見ており、そこをどう開幕までに修正出来るか…。

 

MF★★★★☆

 

藤井と佐野を加入し、昨年の樋口雄太に続き注目銘柄の獲得に成功。市場が開く度に退団説が出てる気がするピトゥカも無事に残留となった。昨季は長期離脱を強いられた荒木遼太郎を含め、タレント性を感じさせながらもやや突き抜け切れていない選手が多い印象ゆえに、彼らが本格的にノってくれば破壊力のある中盤にもなってきそう。練習試合では中盤起用となっている鈴木の効果がどう活きるか。

 

FW★★★★☆

 

昨季は鈴木と上田綺世が2トップを組んでいた前半戦に対し、上田が退団した後半戦では得点力が急激に低下。これまでは2トップが伝統でもあったが、今季は3トップ採用が予想される為にそれぞれの役割も大きく変わってくるはず。鈴木が中盤に降りる可能性が高い以上、新加入の知念やレンタル先で結果を残した垣田裕暉(←鳥栖)などの間で熾烈なワントップ争いが期待されるだけに、突き抜けた存在が出てくれば…。

 

総合★★★★☆

 

鈴木が「面白いメンバーが揃った」と語ったように、一つハマればグッと伸びそうなポテンシャルはあるというか、スタイルや諸々のタイミングが合致した時に楽しみなスカッドではあると思います。ただその一方で、ここ数年を通して全体的に手探り感も否めないのは確か。岩政監督はおそらく理想型はしっかり持っていそうなだけに、それをどこまで徹底するのか、理想型を諦めるなら諦めるでどこで見切りをつけるのか。オーガナイズもそうですし、その辺りの手綱の引き方もキーポイントになるでしょう。

 

 

 

浦和レッズ

AFCチャンピオンズリーグ2023-2024出場候補

ACL決勝で浦和が勝利した場合、ACL23-24に出場となる。

 

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監督:マチェイ・スコルジャ(新任)

ホームスタジアム:埼玉スタジアム2002浦和駒場スタジアム(共に埼玉県さいたま市)

胸スポンサー:POLUS(建設業)

ユニフォームサプライヤー:ナイキ

 

【昨季の成績】

J1リーグ:9位

ルヴァン杯:ベスト4

天皇杯:3回戦敗退

ACL:決勝進出(大会継続中)

富士フイルム杯:優勝

 

【主な移籍情報】

入団

GK 吉田舜←大分

DF 荻原拓也←京都(復帰)

DF マリウス・ホイブラーテン←FKボーデ

FW 髙橋利樹←熊本

FW 興梠慎三←札幌(復帰)

 

退団

DF 宮本優太→KMSKデインズ(レンタル)

MF 江坂任蔚山現代

MF 松尾佑介→KVCウェステルロー(レンタル)

FW 木原励→長野(レンタル)

FW キャスパー・ユンカー→名古屋(レンタル)

 

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【予想システム】

→4-2-3-1

新外国人監督としては珍しく、スコルジャ監督はリカルド・ロドリゲス監督がベースを作った前体制のやり方を基本的には踏襲しており、システムや人選に大きな変化はないものと予想される。4-2-3-1、ないしは2トップの一角を1.5列目的な配置にした4-4-2が濃厚か。

 

GK★★★★★

 

未だに圧巻のパフォーマンスを見せ続ける西川周作を成長著しい鈴木彩艶が追いかける構図はチームとして理想的で、この2人だけでも★5に値する。そこにJ2で豊富な実績を持つ牲川歩見、大分から獲得した吉田舜を加えて、まさに非の付けようがないGK陣となった。

 

DF★★★★★

 

新たに大型CBとしてホイブラーテンを獲得。絶対的な存在であるショルツの他に知念哲矢を擁し、犬飼智也も長期離脱から復帰する中で、退団を前提としていた岩波拓也も一転残留する事となった。昨季はレギュラーを固めきれなかった左SBには荻原が実績を残して復帰し、酒井宏樹稼働率には不安なところもあるが、リーグ屈指のDF陣が完成した事は間違いない。

 

MF★★★★☆

 

岩尾憲をレンタルから完全移籍に切り替えた以外は選手の獲得はなしで、ボランチは昨季とほぼ同じ顔触れ。2列目は江坂と松尾がいなくなった事がノーダメージとは思わないが、元々2列目のタレントは飽和状態だったところもあるので整理はされた印象。荻原が復帰した事を踏まえると、明本考浩、シャルクは今季は2列目起用か。

 

FW★★★★☆

 

判断が難しいのが正直なところで、浦和がギリシャ代表のギアクマキス(セルティック)やチアゴサンタナ(清水)の獲得を狙っていたのはその表れだろう。リンセンやシャルクはその能力値は高いものの稼働率が悪く、移籍したユンカーを含めその誤算は去年の浦和の成績にダイレクトに反映されたとも言える。両者の本領発揮、或いは髙橋が初のJ1で存在感を発揮出来れば相当に大きいが、やはり不確定要素は多い。それだけに計算出来る興梠の復帰は安心できるピースとして大きかったか。

 

総合★★★★☆

 

比較的静かなオフシーズンとなった浦和ですが、そこでスコルジャ監督が踏襲を前提に柔軟性を持ち込もうとしているのはなかなかポジティブな向きではあると思っています。悪い意味ではなく、今季がリカルド体制を下敷きにした調整と整理がテーマになってくるならば結構面白いというか、チームとしての幅はかなり広がってくるでしょうし。圧倒的な面子の守備陣に多彩なアタッカー陣。後はやっぱり、リンセンかシャルクのどちらかが本領を発揮してくれれば本命を予想しにくい今季の優勝レースで結構特別な存在になれる気はしますが…。

 

 

 

Part2(柏レイソルFC東京川崎フロンターレ)に続く!

 

 

荒木とTAKURO御大どこで接点持ったの…?

ではでは(´∀`)