RK-3はきだめスタジオブログ

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ロサンゼルス五輪の男子サッカー代表監督は誰?過去の五輪代表監督選定の傾向と法則からリストアップされそうな8人を考えてみる【前編:選定の法則と傾向、そして日本人監督か外国人監督か】

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なでしこも…

 

どーもこんばんは

 

さてさて、大岩ジャパンのパリオリンピックはグループステージこそパーフェクトな3連勝で駆け抜けましたが、準々決勝では因縁のスペインに0-3で敗北凱旋門をくぐるパリ五輪の冒険はベスト8で幕を閉じました。

しかして、終わりとは新たなる始まりの号砲とも言うように、これからパリ五輪世代の選手達はパリに来れなかった選手を含めてA代表への競争が始まり、そしてこれからU-23は、五輪代表はロサンゼルス五輪世代が名乗る事になる。新たな新世代の冒険が始まります(重言)。

 

その中で気になるのが、果たして次の監督が誰になるのか…という事です。

 

 

正確には2025年に開催予定のU-20ワールドカップが終わった後の就任になるので、ロサンゼルス五輪代表チームの発足は基本的には2026年が目処となる形ではありますが、ちらほらとそういう報道も出てくるようになりました。

という訳で今大会は、ロサンゼルス五輪の男子サッカー日本代表監督になり得そうな人物を、過去の傾向に照らし合わせながらリストアップしていきたいと思います。あくまで「この人にすべき」というよりは「この人が可能性ありそう」という予想ブログなので悪しからず。一応パリ五輪の後に同様の記事を書いた時には大岩さんの名前も入れていたので(というか東京五輪終わった時点で思いっきり名前出てた)、多分法則としての説得力はあるのかなと。

 

 

また、わたくし情報通でも噂垢でもありませんので、あくまで過去の傾向と照らし合わせるとこういう人が浮上してくる…という観点でお楽しみください。

 

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オリジナルアルバム出してみました!聴いてみてくださいませ。

 

 

 

 

【オリンピック 男子サッカー代表監督の傾向と法則】

 

オリンピックサッカーU-23となった1992年バルセロナ五輪以降、五輪代表監督の選考は明確な傾向がありました。

まずバルセロナ五輪からアテネ五輪までに就任した監督はいずれもJFA内での内部昇格、ないしは配置転換のような形でした。アトランタ五輪西野朗監督はU-20日本代表監督からの流れでそのまま昇格する形、アテネ五輪山本昌邦監督はA代表のコーチから五輪代表監督にシフトした形、バルセロナ五輪の予選を率いた横山謙三監督とシドニー五輪フィリップ・トルシエ監督はA代表と兼任する形でしたのでこの両者も内部からの就任と言えばそれに当たるでしょう。一方で、2008年北京五輪以降はいずれもJリーグの監督として結果を残した40代後半〜50代前半の日本人監督という方針を前提に選考を行っています。北京五輪反町康治監督に始まり、今回の大岩剛監督に至るまでその方針は一貫されていました。

 

 

 

まとめると、五輪代表監督の戦術基準は以下のものが挙げられます。

 

①既にアンダー世代の代表監督、ないしはA代表のスタッフとしてJFA所属で指導を行っている

②J2クラブの監督として昇格経験がある

③Jクラブの監督としてタイトル獲得経験(J2優勝を含む)がある

④J1で3位以内に入ったことがある

⑤オリンピックの時点で年齢が50代前半以下

 

これを歴代の五輪代表監督に当てはめるとこうなります。

 

1992年バルセロナ五輪※1:横山謙三①⑤

1996年アトランタ五輪:西野朗①⑤

2000年シドニー五輪:フィリップ・トルシエ①⑤

2004年アテネ五輪:山本昌邦①⑤

2008年北京五輪:反町康治②③⑤

2012年ロンドン五輪:関塚隆②④⑤

2016年リオデジャネイロ五輪:手倉森誠②④⑤

2020年東京五輪※2:森保一③④⑤

2024年パリ五輪:大岩剛①③④⑤

 

※1 予選で敗退した為、本戦出場は果たしていない

※2 1年延期となり、2021年に開催

 

 

 

公式にそういうコメントがあった訳ではありませんが、バルセロナ五輪以降の五輪代表監督は①か②〜④のうち2つを満たしている人物に絞って選出されており、特に北京五輪反町監督以降は一貫して②〜④のうちの2つを満たしている人物が選ばれてきました。⑤に関しては厳密にやりすぎるとただただ候補者を減らすだけになるので絶対の基準ではないでしょうが、少なくとも「ベテラン監督は起用しない」という部分は共通しており、反町監督以降は一つのJクラブで結果を出し、監督として2つ目の仕事場が五輪代表監督…となっています(関塚監督は川崎以外に代行監督の経験はある)。大岩監督の場合は鹿島を退任してからJFAで指導を行っていたので、①と②〜④と⑤の条件を全て満たしていた事になりますね。

 

また、一部には外国人監督の招聘を望む人も多いとは思いますが…まあまず日本人監督だろうなと。

それは単純にJFAがフル代表も含めて日本人監督を前提に選任するスタンスにシフトしてきた…という部分もあるでしょうが、五輪代表監督はやっぱり選手の招集可否の問題があるんですね。要は昨日までは呼べるはずだった選手が今日になって呼べなくなった…みたいな事が頻繁に起こる中で、その都度様々な調整や擦り合わせを求められてしまう…と。もっと若年層であれば外国人監督でも成立させられる事はあるかもしれませんが、五輪代表は大体がプロ選手になっていますし、かつてトルシエが率いていた時代みたいに合宿をバンバン張る事も今は厳しい。そういう擦り合わせを外国人監督にやらせるのはあまりにも酷というか、不幸な軋轢しか生まないだろうな…と思います。加えて五輪代表には必然的にA代表との連動、或いはU-20やU-19の代表との連動も求められますから、JFAは日本人監督を前提に進めるでしょうし、私自身も五輪監督は日本人に任せた方が良いと考えています。

 

 

 

では以上の条件と傾向をベースに、就任する可能性のありそうな人物をリストアップしていきます。

 

次ページ:上記の条件と傾向から浮上する8人の監督候補

 

 

ではでは(´∀`)