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— RK-3 (@blueblack_gblue) 2024年8月11日
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは2024明治安田J1リーグ第26節、柏レイソル vs ガンバ大阪 の一戦です!
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リーグ戦を3つのフェーズに分けるならば、今は中盤戦の終盤と呼ぶべき時期でしょう。いわばこの時期はラストサバイバルの参加権を与えられるかどうかが確定するような時期。その参加権を得られるかどうか、それとも駆け抜ける町田の猛威に振り落とされてしまうのかが決まる時期です。
いずれにせよ、今季のガンバはここまで走り抜けてきた。ここからは走り抜けるというよりもしがみついて行く期間と言えるでしょう。町田の腰を掴み、最終レースにもつれ込むためには2つの脚で立ちながら町田を掴んで走り続けなければならない。しかしながら、これまでは後ろを向いた綱渡りばかりしてきたガンバにとって、そういう前を向いたサバイバルを走れているこの状況は選手にとってもファンにとっても喜びと言えるものでしょう。
前々節の湘南戦では完敗と称するしかない敗北を喫してしまった。前節FC東京戦では完勝していてもおかしくない試合内容でゲームを取れなかった。残留争いは勝点1を拾い集めなければならない戦いですが、優勝争いは3を掴んで登っていくしかない戦いです。自信とロマンを形に変えて、夢を手にしたその権利をもっとしがんでいきましょう!
両チームスタメンです。
ガンバは前節FC東京戦からスタメンを4人変更。前節は出場停止だった宇佐美貴史が先発に復帰した他、ウェルトンが第14節東京V戦以来にスタメンを外れてベンチスタート。倉田秋やネタ・ラヴィも先発で起用され、山田康太は第19節神戸戦以来の試合出場です。山田は昨季まで所属した日立台でのゲーム。中谷進之介はユース時代をずっと過ごした日立台にガンバの選手として初めて訪れました。
前節浦和戦が試合直前に中止になった柏ですが、柏は浦和戦のスタメンとして当初発表されたメンバーから、浦和戦はパリ五輪からの帰国直後でベンチスタートとしていた細谷真大と関根大輝を先発に入れてきた11人に。細谷と関根にとっては帰国後最初の試合という事になります。
本日の会場は千葉県柏市、三協フロンテア柏スタジアムです。
キックオフまであと1時間⏰
— ガンバ大阪オフィシャル (@GAMBA_OFFICIAL) 2024年8月11日
🏆明治安田J1リーグ 第26節
🆚#柏レイソル
🗓️8/11(日・祝)
⏰19:00
🏟️#三協フロンテア柏スタジアム
試合を観るなら▶️@DAZN_JPN
登録は▶️https://t.co/cmHuKWbwHj#ガンバ大阪 #GAMBAOSAKA pic.twitter.com/BhzVyxlsOU
漫画『GIANT KILLING』でETUが本拠地とする隅田川スタジアムのモデルになった事でも知られるスタジアム。元々は柏レイソル以前から周辺施設も含めて日立製作所が福利厚生施設として所有していた事もあり、クラブハウスや練習場がスタジアム周辺にギュッとまとまっているのはガンバと似た部分でしょうか。そういえばパナソニックと日立だな…。今日の試合ではスタジアム付近の野球場の一部が開放されており、レジャーシートの使用を条件にスタグルをピクニック気分で楽しめるとの事。
開始1分足らずで決定機を作ったのは柏でした。ジエゴのロングボールに対して細谷が松田陸を完全に抑え込んでボールキープ。スペイン戦の幻のゴールを想起させるボディバランスから強烈なシュートを放ち、これはGK一森純の好セーブで弾くもこぼれ球に山田雄士が詰めて決定機。しかしギリギリのところで黒川圭介がカバーに入って事なきを得ます。
一方のガンバも6分にはペナルティエリアに切り込んで行った宇佐美が強烈なシュートを放ちますが、クロスバーで跳ね返ったボールは僅かにゴールラインを超えられずに惜しくもノーゴール。
その後は一進一退というよりも、10分台はガンバが明確に攻め込む時間、20分台は柏が明確に攻め込む時間…といった具合にお互いの局面はハッキリ分かれており、それなりの長さで順番に来るような形になっていました。やはりチーム全体で押し上げながら、宇佐美のところを起点に両WGのスピードとSBの絡みを織り交ぜながらシュートチャンスを伺うガンバに対し、柏は一本の縦パスをスイッチに細谷のポストプレーやポジションチェンジを絡めた流動的な攻撃を展開。両者のスタンスは色濃く出ていました。
そんな中でガンバは36分にも宇佐美がチャンスを迎えますが今度はGK松本健太が好セーブ。0-0で後半へ。
柏は後半から前半終了間際の倉田との接触で負傷した関根を下げて片山瑛一を投入。
後半は柏の前からの圧力が強まると共に、バイタルエリアで細かくボールを動かしながらガンバ守備陣を撹乱させるような攻撃を仕掛ける時間が続いていました。今季のガンバはそう簡単に釣り出されるようなチームではないですが、ガンバにとっては同時に若干神経をすり減らしてくるような攻撃だった事、ボールを奪ってもコンパクトにまとめた柏がすぐにフォローに入ってくる事でなかなか前進がうまくいかず。
局面を変えたいガンバは58分に山田と倉田を下げて坂本一彩とウェルトンを投入。対する柏も直後に垣田と山田を下げて木下康介と島村拓弥を投入し、両監督とも2枚替えでゲームの流れを掴みにかかります。
しかし試合の流れは柏ペースで続いていました。71分には左サイドを抜け出したジエゴがグラウンダーのクロスを入れると、ボールはややファーに流れていきながら木下が決定機。ですが最後まで狙った福岡の好守とそこに突っ込んできた一森のスーパーセーブでどうにか阻止!!ただガンバはいずれにしても流れを変えるには至っていなかった事もあって、73分にはネタラヴィと松田を下げてダワンと岸本武流を送り込みます。
終盤には食野亮太郎も送り込んだガンバはスポット的にはチャンスを作り、実際にいくつかの好機も作ってはいたものの、後半は柏のハイライン戦術を前になかなか陣地回復を図れないまま試合終了。悔しいドローを喫し、ガンバは3位から広島に抜かれる形で4位となりました。
難しい試合でしたね。もちろんコンディションの面もあったでしょうし。
前半はある程度ガンバの狙いとするところも出せていたと思うんです。WGを倉田と山下にした事で、山下が飛ばす右サイドと倉田がシャドー気味に動いて黒川の攻撃参加を引き出す左サイドという左右非対称的な攻撃の仕方でチャンスも生まれていましたし、前半は今年のガンバがやってきた形、今日のガンバがやろうとしたパターンをある程度は表現できていました。ただ、ややアタッキングサードでのポジショニングが全体的に不明瞭になっていた部分はあって、宇佐美のスーパーなプレーでシュートまで持ち込みながらも、例えばクロスやラストパスの行き先には少々乏しかったところはあったのかなと。
後半に関しては柏が彼らのやりたいサッカーというか彼らの強みを上手く出してきた事とガンバの疲労具合が噛み合ってしまった形になっています。柏はプレスをかける時の出力の仕方であったり、ポジションチェンジを伴う小刻みな動き方が上手いチームです。基本的に今季のガンバはしっかりと耐えて守ることのできるチームなので対応はできていましたが、この暑さと中3日の状態で繰り出される柏の撹乱するような動き方は守備陣の神経をすり減らしてきた部分はあったでしょうし、柏はガンバにボールが回ってきた時もコンパクトな陣形とハイラインゆえにすぐにチェックに来てしまう。それを繰り返している守備陣の消耗は激しかったと思いますし、終盤が近づくにつれてあそこまでサイドをやられたところにはそういう遠因もあった事でしょう。ましてやセンターには木下と細谷がいたので「上げさせておけばいい」とも言えない状況でしたからね。ガンバとしては宇佐美にボールが入るか良いロングボールが入ればそこからサイドのカウンターに繋げられましたが、なかなかそういう場面にならなかった。ウェルトンの単独突破以外で、今日の後半のような展開から陣地回復をどうやって図るのか…という部分は今日に限らず、ガンバには幾つかの試合での実例が思い浮かぶウィークポイントでした。そこはガンバとして考えていかなければならない部分ではあったのかなと。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
いんすぱいあねす
ではでは(´∀`)