間に合え台風!
西京極には来ないでくれ!!
と思いながら試合見てました!
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビュー&観戦日記は2024明治安田J3リーグ第26節、FC大阪 vs ツエーゲン金沢の一戦です。
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J3もなかなかの混戦模様です。
唯一大宮アルディージャだけ首位を独走して一枚抜けている状況ではありますが、2位以降はどこが昇格してもおかしくない状況がずっと続いており、今季から導入されたJ2昇格プレーオフまで話を拡げるとその対象チームはぐっと拡がる。FC大阪も金沢もその範疇の中にいるクラブであり、FC大阪はプレーオフ圏に入る為に、プレーオフ圏の中にいる金沢にとっては自動昇格圏を狙う為に勝たなければならない一戦です。特にFC大阪は7月に入ってから未勝利ですから、これ以上勝点を落とす訳にはいかない…と。
そしてこの試合、普段のFC大阪は花園ラグビー場でホームゲームを開催していますが、今日は京都府京都市の京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で開催されます。ちゃんとフルネームで言いましょう、京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場です。ごめんなさい、西京極かたけびしスタジアム京都でいいです。
Jリーグファンならご存じ、なんと言ってもこの場所はサンガスタジアム by Kyoceraの稼働前まで京都サンガFCがホームスタジアムとして使用していた歴史ある競技場で、現在でも陸上ファンには聖地としての扱いを受けたりもしています。サンガも今年も天皇杯の開催はありましたが、Jリーグ戦の開催は2019年11月の京都vs千葉の試合以来。
という訳で私、なんやかんやで家からのアクセスはサンガスタジアムより西京極の方が良かったりするので行ってきました。
ここからバックスタンドに入っていく感覚懐かしいなぁ… pic.twitter.com/MKImI3CoCY
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2024年8月30日
いざケバブを手にしてスタジアムイン。
ではマッチレビューをば。
結果的には、最終的にドローという結末に落ち着いたのはフェアな結果だったかなと思います。ただそれが終盤の10分間を除けば一進一退のドローという訳ではなく、前半は明確にFC大阪のゲーム、後半は明確に金沢のゲームというところでお互いに悔やまれる部分はあるでしょう。
前半のFC大阪の戦いぶりは見事でした。FC大阪としてはベースとしては4バックと、リンクマン的にフォローに加わったWボランチの6枚でしっかりとショートパスでビルドアップを行いながら、タイミングを見て中距離のボールをスペースに入れていく…というやり方でしたが、3-4-2-1システムを採用する金沢のWB-ボランチ-3バックの左右にあたる三角地帯を狙う意思は序盤から明確に示されており、サイドハーフがそのまま縦に行くというよりはFWが斜めに走っていく、そこに対してサイドハーフが入れ替わるように中に入る…という動きで金沢を錯乱していきました。
金沢もそれに対して対応しようとする動きは見せていたんですよ。ただFC大阪ペースが試合の流れに定着してしまった中でボランチが深い位置に引き込まれてしまっていた事と、これ以上1トップ2シャドーの3人が孤立する形になる形を避けたい意図もあったのか、両WBを5バックに引き込んでスペースを潰すというよりWBにより高い位置を取らせて、FC大阪のサイドからのパスの出し手を潰しに行った。それ自体が金沢にとって間違った手という訳では無かったと思いますが、金沢がスペースを埋めるよりも高い位置に踏み出してボールを奪いに来るやり方を優先した事を踏まえて、FC大阪はここからアーリークロスを用いるようになっていった。そうすると3CBは高い位置を取るWBに合わせて少しワイドな位置取りでカバーリングしようとしていた為に、2トップがニアでもファーでも入りたい放題の状況になっていく。そこに元々の守備の巧さは持ち合わせているチームですから、相手の動きを踏まえた対応を攻守に於いて実践できていた事で、前半はほぼ100%FC大阪の試合として進める事ができていたと思います。
逆に後半の金沢は…金沢はやっぱり、3バックシステムのチームにありがちな事ですが、やはりどういうエリアで展開される試合なのか、みたいな部分が有利に働くか否かが全てを左右するところはあると思うんです。前半の金沢が押し込まれたのはその陣取り合戦のような開始10分もポジション取りに敗れたから…みたいな部分はありましたし、その時にWBを引かせるのではなく前に行かせたのは、少々リスクがあったとしても5バックにすればするほど挽回できなくなる…という考えがあったからでしょう。
ただ、ハーフタイムは良くも悪くも前半の流れを一度全てリセットできる訳ですから、金沢はそのタイミングをしっかりと利用して流れをリセットする事ができた。低い位置から隙を狙うのがFC大阪のリズムの作り方ならば、金沢のリズムの作り方は高い位置にボールがある状況を続けられるかどうかであって、それに合わせて他の選手のポジション取りも変化してくる。後半の金沢はそれが上手くいくような状況を開始5分で上手く作れましたし、その流れで同点弾まで辿り着けたのは非常にポジティブだったのかなと。
いずれにしてもお互いに、言ってしまえば勝ち筋のあった45分と負けシナリオのあった45分をそれぞれ過ごす形になりました。冒頭では引き分けがフェアな結果…とはいいましたが引き分けが妥当というよりはお互いに勝ち筋を取り逃がし、負けだけは回避した…という表現の方がドローよりはしっくりくるように思います。いずれにしても両者にとって痛手だった事は間違いないでしょう。
というわけで帰宅。
久しぶりに中立の立場で、しかも久しぶりの西京極。個人的には肩の力を抜いたサッカー観戦なるものを久々に楽しめましたし、このスタジアムで試合を観ることへのノスタルジーも味わえました。ハーフタイムに雨に打たれたことも含めて…。
良い一日でしたね。
東大阪からめちゃくちゃ行きにくくね?
ではでは(´∀`)