コナンどこで行こうかしら
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは2025明治安田J1リーグ第12節、京都サンガFC vs 横浜FCの一戦です!
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みなさんどうも、首位の京都サンガです!
「見たことのない景色を見よう」……サッカー日本代表もそうですし、あらゆるチームがそれを目標として戦い続け、そしてその多くがその景色を見ることなく敗れていく。スポーツ界とはえてしてそういう運命の中で呼吸をしています。
そんな中で、今サンガが立っているこの場所、この場所から見る景色…それは間違いなく今まで見たことのない景色そのものです。もちろん暫定であって正式な首位ではないことは百も承知。とはいえ、曺貴裁監督も語っていたように、今現在の順位に意味なんてないが、それでもここまでの道のりを肯定してくれるものではある……自分達の上には誰もいない、首位とはそういう場所なんです。
今日、サンガが立たされたステージは今までに戦ったことのない設定のゲームだという事になります。このポジションを守る事、それを繰り返し、その攻防が12月の勝者を決める。まだまだ先の長い道のりですので、もしかしたらここまでの狂喜乱舞がなんだったんだと思うような冬が待っている可能性だってありますが、少なくとも今、このリーグのボールを持っているのはサンガだという事、それが首位だという事は確かな事です。リーグテーブルの主導権を握った紫の勇者がホームスタジアムで何を見せてくれるのか。注目です。
両チームスタメンです。
サンガは前節新潟戦からはスタメンを3人変更。新潟戦で先発していた米本拓司、福田心之助、ク・ソンユンから、スタメンにはそれぞれ川﨑颯太、須貝英大、太田岳志を戻しています。新潟戦に続いて3トップは原大智を右WG、松田天馬を左WGで起用。ベンチ入りメンバー20名は新潟戦と同じ20名をそのまま選びました。
横浜FCは0-0で引き分けた前節G大阪戦と全く同じスタメンを起用。元サンガでサンガスタジアムでのプレーが期待されていた駒井善成は前節に引き続きの欠場となりました。ベンチ入りメンバーも、前節は遠藤貴成を入れていたところを村田透馬に入れ替えた1人のみとなっています。
本日の会場は京都府亀岡市、サンガスタジアム by Kyoceraです。
本日限定!!🙌🏻
— 京都サンガF.C.【公式】 (@sangafc) 2025年4月25日
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スタジアム内全店舗でビール半額‼️🍺
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大人の皆さん最高の金晩にしましょう🍻
そしてビールにピッタリなグルメは、、、
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今日の試合はJ1の1試合とJ2の2試合を除くJ1とJ2の全試合が金曜日開催、フライデーナイトJリーグとして行われます。サンガにとっては第8節柏戦に続き、今月2度目の平日ホームゲームにして今シーズン2度目のナイターでのホームゲームとなりました。また、ナイトゲーム恒例のパープルライトアップも実施されます。
今日の試合では平日イベントという事で、スタジアム場内の飲食店で提供される生ビール、缶ビールが半額になる企画が実施。昨日はサンガギャラリーと事業本社の所在する烏丸で、飯野晃社長や曺貴裁監督も参加したスタッフによるビラ配りが行われたことも話題になりました。首位というポジションでこのスタジアムに立つ、初めてのゲームです。
立ち上がりは横浜FCペースでした。3-4-2-1で組む彼らのブロックを前に、サンガはボールを持った時に前線の選手が走れるようなスペースを見つけ出せず攻撃が停滞。逆に横浜FCがボールを持った時にはワイドにビルドアップの出口をキープし続けていたことでサンガとしてはスピードのある攻撃やプレッシングが機能しにくい状態になっており、それを繰り返す中で福森晃斗からのロングボールを起点とした横浜FCの攻撃に押し上げられていく…という状況を作られてしまうと、なかなかその状況を脱出できないという展開になっていきました。
しかし16分でした。横浜FCに訪れた好機を何度か凌ぎ切ったサンガはGK太田岳志のゴールキックに原大智が競り勝つと、右サイドに流れたエリアスが回収して川﨑颯太へ。川﨑がワンタッチで斜めのパスを中央に入れると、松田天馬が相手DFを背負いながら残したボールに走り込んだ原が左足を振り抜いて先制点!!
今季これまで文句なしのチームMVP級の活躍を見せながら得点だけがどうしても遠かった原大智。そんな貢献と献身が報われるような一発!!完全に劣勢だった状態からファーストチャンスで一発回答を示します。
みんなが祝福㊗️
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2025年4月25日
先制点は #原大智 の左足!
チームのために労を惜しまない男が
待望の今季初ゴール👏
🏆明治安田J1第12節
🆚京都×横浜FC
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1点を取った後のサンガは、前に出てくる横浜FCに対して自陣からロングボールというよりもロングスルーパス的なボールをいくつか蹴り込む事で前線へアクセスできるような場面は増えており、横浜FCのロングボールに対しても立ち上がりほど後手に回るような感じではなくなっていきました。
37分には佐藤響のスルーパスに抜け出した松田が決定機。シュートはGK市川暉記の好セーブに阻まれるも、ボールを奪った後に高くワイドな位置を取ってくる相手WBを翻すボールを出せるようになっており、優勢ではなくとも守る時はしっかりと守る姿勢、跳ね返したところを前線に繋げていく流れは担保した状態で1点リードの前半を終えます。
後半からサンガは松田を下げてジョアン・ペドロを投入し、平戸太貴を前に出す形に。
しかし後半の立ち上がりは高い位置からのプレッシングを発揮できて悪くない流れ…に見えたものの、前半とは逆に……49分、福森が入れたクロスボールをファーサイドに走り込んだ山根永遠が頭で折り返すと、このボールに反応したルキアンに横浜FC移籍後初ゴールを決められて同点に。
期待に応えた💪
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2025年4月25日
これぞストライカーの嗅覚!#ルキアン 横浜FC加入後初ゴール🔥
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横浜FCは55分に山根が負傷交代となり鈴木準弥と交代。一方同点に追いつかれた立場のサンガは56分に福岡慎平を下げて奥川雅也を左WGに投入し、平戸を再び中盤に戻して仕切り直しを図りますが、同点に追いつかれて以降はインサイドハーフの背後とSBとの隙間を埋め切れなくなったことで横浜FCに速攻を喰らう場面が増えていきました。
しかしこのゲームは劣勢に傾いた方に歓喜が訪れるのか……金曜日の夜、70分に歓喜が訪れます。須貝英大が送り込んだロングボールを原が完璧なヘッドで落とすと、エリア内で完璧なファーストタッチ、完璧な切り返しで振り切った奥川がシュート!!これぞ古都のネイマール!!これぞチャンピオンズリーガー!!サンガ勝ち越し!!!
これが首位のチカラ💪
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) 2025年4月25日
鋭い切り返しから左足一閃!#奥川雅也 値千金の勝ち越しゴール🔥
首位の京都が再び一歩前に⚽
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奥川の得点直後に平戸が負傷交代で米本拓司を投入したサンガは、それこそ前半と同様に得点を取ってから攻守に於いて余裕ができたのか、行くべきところと割り切るところのメリハリをチームとして持てるようになったことで、前線でボールを持った時の第三者のムーブも整理される形になり、決定機には繋がりませんでしたが前線でのチャンスは増えていました。
終盤はエリアスと佐藤を下げてパトリック・ウィリアムと福田心之助を投入して5バックにシフト。パワーのある横浜FCの猛攻もしっかりと跳ね返し、守り切って試合終了!!
光秀様、三日の天下が三倍になりました。 https://t.co/YVeFpAvdDJ
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2025年4月25日
首位維持!!!!
ゲームとしては横浜FCが前半は上手くサンガの長所を消して、自分たちのフィールドで戦えるような状況を作ってきたと思います。
四方田修平監督率いる彼らは基本的に3バックをベースにソリッドなブロックを作りながら、WBは額面通りのWBよりもワイドに、なんならWGに近いぐらいの位置さえ取る事があり、逆にボランチのDFラインへの貢献をより大きくする分、3バックの左右が積極的にビルドアップに関わっていく…というやり方になっています。まず最初のソリッドな、スペースを消してくる守りを見せる彼らに対してサンガは前線のスピードを出していけませんでしたし、そこでラインブレイク的なムーブを起こしにくかった。その上で横浜FCはワイドに開いたWBのポジショニングとCBのビルドアップ寄与によりサンガのプレスを回避する術をいくつか用意していて、そこから押し込んでいく事でサンガがロングカウンターを用いなければならない状況…いわば横浜FCが得意な守り方をできる状況で攻めなければならない状況を作った。横浜FCの立ち上がりは対サンガとしてほぼ完璧だったと思います。
ゲームとしては横浜FCのプランがハマっているゲームではありつつも、サンガも割り切るところは割り切れていたし、1点取ってからは跳ね返したところを拾った時にどう前線に繋げるかの意思疎通を取れるようになっていたから、状況に対する振る舞いはよく出来てる。
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2025年4月25日
とはいえ、これまでのサンガは良くも悪くもいつだってチャレンジ&カバーで言うところのチャレンジのスタンスでプレーし、それがアウトサイダー的にインパクトを与えられたのが2022〜2023年、それではいられなくなって手詰まりになったのが2024年の前半だった訳ですが、2024年の後半以降のサンガは「状況に応じた振る舞いをできるようになった」という点は大きかったですし、今日はそれがすごく出た試合でもありました。
横浜FCはサンガを押し込むところまでは完璧なデザインで出来ていたとはいえ、フィニッシュパターンはクロスに依拠している部分が大きかった。そこで無理にサイドで取りに行くよりも、クロスを跳ね返すことに達してその跳ね返りを中盤で回収する、そこからミドルゾーンを前進して3トップへのアクセスを付けていく…という流れを作ることができていましたし、攻撃に関しては誰がどこでボールを持ったらどこのコースに走るべきか…というビジョンはチームとして同じものを呼応するように共有できていました。1点目の原のポストプレーから複数人が連動したゴール然り、2点目の原のポストプレーに対する奥川の動き然り、原を起点にするチームだからこそ、原に入った時の選手の動き方をどうすれば良い?を全員が感覚と論理の両輪で共有できていたんだろうと。それがFWがマルコ・トゥーリオであれ奥川であれ松田であれ遂行できるのは間違いなく素晴らしいポイントです。
試合全体としてはむしろ狙い通りの内容に持ち込めたのは横浜FCの方だったと思うんでしたし、若干お疲れ気味な部分が垣間見えるところもあったとはいえ、サンガは横浜FCの攻撃への対応にしても味方がボールを持った時の連動にしても、チームとして「状況に対する振る舞い」がほぼノーミスだったんじゃないかなと思います。
劣勢のゲームだったからこそ感じられる成長があり、劣勢のゲームだったにも関わらず「ボコボコに押し込まれたけどワンチャンスで勝った」ではない勝ち方で勝ち切ったという事実には、ある意味では内容と結果が完璧な試合では見えにくい成長の跡が見える事もある。今日はそういうゲームだったと思いますし、これから上位に居続けられるかどうかはわからないので、そこの平衡感覚を見失ってはいけないながらも、今現段階でこの場所にいるだけの意味は提示したゲームだったんじゃないかなと。素晴らしい勝利でした。首位キープ!
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
2025明治安田J1リーグ第12節
1位 京都サンガFC(24)※1
2位 鹿島アントラーズ(22)
3位 浦和レッズ(22)※1
4位 柏レイソル(21)
5位 アビスパ福岡(20)
6位 川崎フロンターレ(18)
7位 清水エスパルス(18)
8位 ファジアーノ岡山(18)
9位 ヴィッセル神戸(18)※2
10位 サンフレッチェ広島(17)※2
11位 FC町田ゼルビア(17)
12位 湘南ベルマーレ(17)
13位 東京ヴェルディ(14)
14位 ガンバ大阪(14)
15位 セレッソ大阪(13)
16位 FC東京(13)
17位 横浜FC(12)
18位 名古屋グランパス(11)
19位 アルビレックス新潟(9)
20位 横浜F・マリノス(8)
※1 1試合消化試合数が多い
※2 1試合消化試合数な少ない
前節の勝利で暫定ながらクラブ史上初の首位に立った京都は、ホームで横浜FCを相手に一度追いつかれながらも奥川雅也のゴールで勝利して首位をキープ。2位には名古屋を1-0で下した名古屋が付け、3位には広島を下して4連勝の浦和が食い込んできました。少し前まで首位争いを繰り広げていた広島と町田は共に3連敗で二桁順位に沈んだ一方、一時は降格圏にも踏み入れていた神戸が盛り返して9位まで浮上しています。
下位では前節久々の勝利を挙げた名古屋は連勝を果たせなかった一方、8戦未勝利だったFC東京は得意のホーム国立でG大阪を終盤の3得点で下して3月以降初勝利。新潟は上位の柏を相手に先制するも前半のうちに追いつかれてドローに終わり、ACLの関係で前倒しで第12節を消化した横浜FMと共に苦しい状態が続いています。
ハラがいーれば!!
ではでは(´∀`)