3ボールからデッドボールって一番鬼畜だよね。
どーもこんばんは
さてさて、本日はいよいよ世界陸上ドーハ大会最終日です!
連日熱戦が繰り広げられていた世界陸上。昨日は男子リレーが日本新記録、そしてアジア新記録となるタイムを記録して見事に銅メダルを獲得しましたね。そんな世界陸上も今日で最終日となります。
そこで今回はその余興的な感覚で、過去に世界陸上が行われたスタジアムをいくつか紹介していこうと思います(いくつかって言うよりは2007年以降)。
陸上競技場となると、大体サッカースタジアムとしても使用される事が多いので、皆さま暇つぶしがてらご覧下さいな。それではスタート。
2007年大会
場所:日本、大阪
開場:1964年
改修:1996年
収容人数:47816人
主な使用チーム:セレッソ大阪、セレッソ大阪U-23
関西最大の陸上競技場である為、過去には2007年の世界陸上のみならず多くのイベントが開催されている。特に代表的なものは2002年FIFAワールドカップ日韓大会で、その中でもセレッソ大阪に所属していた森島寛晃は「自分が所属するスタジアムで行われたワールドカップでゴールを決める」という珍しい記録を達成した。また、2016年に大阪府吹田市にPanasonic Stadium Suitaが完成するまでは、関西でのサッカー日本代表戦といえば長居だった。
使用頻度は年2〜3回ほどだが、京セラドーム大阪と並ぶ大型コンサート会場としても知られ、過去にはMr.Children、EXILE、コブクロ、GLAY、関ジャニ∞、福山雅治、BIGBANG、乃木坂46、B'z、BTSといった面々がライブを開催している。
ちなみに、世界水泳といえばB'zの「ultra soul」のように今やお馴染みとなった織田裕二の「All my treasure」が使用されるようになったのはこの大会から。
2009年大会
場所:ドイツ、ベルリン
開場:1936年
改修:2004年
収容人数:76243人
1936年のベルリンオリンピック開催に向けて建設されたスタジアム。1974年と2004年に、いずれもFIFAワールドカップの開催に向けて修繕・改修が行われたが、その際に1936年当時の歴史的環境保全の下に保存する事を前提にリノベーションを行なった事から、モダンな陸上競技場に見えて実は色々と特殊な形状のスタジアムになっている。「ベルタワー」が見えるように、ゴール裏が開いた形状になっているのはその代表例。1936年ベルリンオリンピックの際に、オリンピックシンボルで装飾されたエントランスは現在も当スタジアムのシンボル。
ドイツ最大規模のスタジアムとあって過去多くの国際大会を開催しており、2006年にはFIFAワールドカップドイツ大会の決勝や2015年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝などが代表例。ドイツW杯決勝では現役最後の試合となったジネディーヌ・ジダンが頭突きをかまして一発退場を宣告された事でも知られる。また、現在も100m走の世界記録であるウサイン・ボルトの9秒58という数字はこの会場での2009年大会で叩き出されたもの。
2011年大会
場所:韓国、大邱
開場:2001年
収容人数:66422人
主な使用チーム:大邱FC(2018年まで)
元々は2002年FIFAワールドカップ日韓大会と2003年ユニバーシアードの為に建設され、日韓W杯では3位決定戦を開催するなど、開幕戦を開催したソウルワールドカップ競技場に次ぐメインスタジアム級の扱いを受けた。2018年まではサッカー、Kリーグに所属する大邱FCがホームスタジアムとして使用していたが、2019年よりサッカー専用スタジアムである大邱フォレストアリーナに移転している。
大邱スタジアムで行われた2011年はウサイン・ボルトのフライング失格が世間を騒がせた。また、毎日発行されるデイリープログラムの表紙を飾った選手が悉くメダルを逃すという「デイリープログラムの呪い」も話題になっている。
2013年大会
ルジニキ・スタジアム
場所:ロシア、モスクワ
開場:1956年
改修:2017年
収容人数:84745人
主な使用チーム:CSKAモスクワ(2016年まで)
1980年モスクワオリンピックのメインスタジアムで、旧称は「レーニン・スタジアム」というところにどことなく歴史を感じる。2016年にVEBアレナが完成するまではCSKAモスクワがホームスタジアムとして使用していた為、本田圭佑がロシアに居た時のスタジアムは主にここ。
2013年世界陸上をこのスタジアムで開催したが、その後当会場は2018FIFAワールドカップロシア大会に向けた改修が行われ、それに伴い陸上トラックが撤去されて球技専用スタジアムとなった。ロシアW杯では開幕戦、そして決勝戦が開催されている。
大会では世界新記録は生まれなかったものの、前年に行われたロンドンオリンピックで好成績を残した選手がその実力を発揮する形となった。
2015年大会
場所:中国、北京
開場:2008年
収容人数:80000人
2008年の北京オリンピックに向けて建設され、同五輪のメインスタジアムとして使用されたスタジアム。その特徴的なスタジアムの外観から「鳥の巣」という愛称が付けられている。また、当スタジアムは北京オリンピック公園内に建設されている為、北京国家水泳センターや北京国家体育館など北京五輪の会場となった施設とも隣接している。2022年に北京で行われる冬季オリンピックの開会式も行われる予定。
2017年大会
ロンドン・スタジアム
場所:イギリス、ロンドン
開場:2011年
収容人数:60000人
主な使用チーム:ウェストハム・ユナイテッド
その名の通り、2012年ロンドンオリンピックのメインスタジアムとなった陸上競技場。ロンドンって東京より面積小さいのに、ウェンブリー・スタジアムとかトゥイッケナム・スタジアムとか大型スタジアムどんだけ持ってんだよ…。
トッテナム・ホットスパーと一悶着あった為に長引いたが、2016年からイングランド、プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドが当会場をホームスタジアムとしている。また、2019年6月にはヨーロッパ初開催となるメジャーリーグベースボール、ニューヨーク・ヤンキースvsボストン・レッドソックスの試合が行われ、田中将大がヤンキースの先発投手を務めた。
2019年大会
ハリーファ国際スタジアム
場所:カタール、ドーハ
開場:1976年
改修:2005年
収容人数:50000人
主な使用チーム:サッカーカタール代表
1976年に開場した当スタジアムは、2006年のアジア競技大会に向けて改修が行われ、現在の形となった。2022FIFAワールドカップカタール大会の開催スタジアムになる事も予定されており、今後はそれに向けた座席の増築などの工事が行われる予定となっている。この大会の開催に伴い、多くの開催スタジアムを新設する為、数少ない既存の大型スタジアムである当会場はサッカーカタール代表のホームスタジアムという扱いを受けている。
日本人にとって思い出深いのはなんと言っても2011年のサッカーアジアカップ、決勝のオーストラリア戦の舞台となった事。アルベルト・ザッケローニ監督に率いられた日本代表は、延長後半に遠藤保仁のパスを受けた長友佑都のクロスを李忠成が芸術的なボレーを叩き込んで4度目のアジア王者に輝いた。
果たして今宵はどんな結果が生まれるのか!
ではでは(´∀`)