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さてさて、12月7日をもって2019明治安田生命J1リーグが閉幕。優勝は15年ぶり4回目の栄冠となった横浜F・マリノスで、2位FC東京と3位鹿島アントラーズが来季のACL出場権を獲得し、一方で17位松本山雅FCと18位ジュビロ磐田がJ2に降格。16位湘南ベルマーレが12月14日に徳島ヴォルティスとのプレーオフに挑みます。
まずは最終順位から確認していきましょう。
1位 横浜F・マリノス(70)
2位 FC東京(64)
3位 鹿島アントラーズ(63)
4位 川崎フロンターレ(60)
5位 セレッソ大阪(59)
6位 サンフレッチェ広島(55)
7位 ガンバ大阪(47)
8位 ヴィッセル神戸(47)
9位 大分トリニータ(47)
10位 北海道コンサドーレ札幌(46)
11位 ベガルタ仙台(41)
12位 清水エスパルス(39)
13位 名古屋グランパス(37)
14位 浦和レッズ(37)
15位 サガン鳥栖(36)
16位 湘南ベルマーレ(36)
17位 松本山雅FC(31)
18位 ジュビロ磐田(31)
…で、今回は何をしますかと言うと、昨年もやりましたが、例えば同じ7位という順位があったとしても、シーズン前の期待値や戦力値などを踏まえると、それをチームとして「成功」と呼ぶのか「失敗」と呼ぶのは大きく変わってきます。そこで今回は、J1全18チーム、チームごとの満足度考査なるものを当ブログとしての独断と偏見でやっていこうと。
段階としては「大満足」「満足」「不満」「大不満」の4段階で考査。まだ天皇杯はありますが、とりあえず2019年の総決算的な企画として進めていけたらなと思っています。全3回、お付き合いください。この手の企画は普段最北の札幌から順に進めていますが、今回は1位のマリノスから順位順で進めていきます。
1位 横浜F・マリノス
監督 アンジェ・ポステコグルー(2年目)※続投決定
Jリーグ→22勝4分8敗 勝点70 68得点30失点
ルヴァン杯→グループステージ 敗退
天皇杯→4回戦敗退
満足度→大満足
まぁ、それ以外の評価は無いでしょう。今季の開幕から終始素晴らしいパフォーマンスを見せ続けていました。
マリノスの開幕戦はPanasonic Stadium Suitaでのガンバ戦だった事もあって現地観戦していたんですが、あの時点で2-3以上のクオリティーは確かに見せていましたよね。ガンバファン、サンガファンという事でやらせて頂いている当ブログですが、今季のJリーグで一番面白いサッカーしていたのはどこ?と聞かれればその答えはマリノスになりますし、それでこの成績を残したという事実は両手放しで評価できるほどの成果といえるでしょう。途中、3連敗を喫した時期もありましたが、名古屋、川崎、FC東京、鹿島と優勝争いに絡んだチームが失速していく中、安定して勝ち続けた事もチームとしての強さがあった証左です。
昨季、最終節まで残留争いに巻き込まれながらもフロントはアンジェ・ポステコグルー監督の続投を決定しました。2年かけてしっかりとチームを作った事で、三好康児が抜けても大津祐樹がいるし、天野純が抜けても扇原貴宏がいるというチームの層の厚さを生み出し、エジガル・ジュニオが負傷離脱すればエリキを獲得するなど、チームに必要な人材は迅速に獲得するなど現場は当然ながらも、ポステコグルー監督続投を含めてマリノスフロントの働きも素晴らしかった。そう考えれば、現場とフロントが高次元で連携していた優勝も当然の結果だったと言えるかもしれません。
2位 FC東京
監督 長谷川健太(2年目)※続投決定
Jリーグ→19勝7分8敗 勝点64 46得点29失点
ルヴァン杯→ベスト8
天皇杯→3回戦敗退
満足度→大満足
最終節まで優勝争いが続く事がある意味で当然のようになっているJリーグですが、本来最終節まで優勝の可能性を残すという事の難しさは並大抵ではありません。久保建英に対するレアル・マドリードからのオファーという抗いようのない流出や、アウェイ8連戦という未知の領域ですらあった厳しい日程という様々な条件の下では、失速自体は仕方ないものだと思いますし、むしろそこからよく最終戦まで粘ったな…という印象です。
2列目の東慶悟らを筆頭に、全員がプレスを怠らないハードワーク主体のサッカーは「あっ、長谷川健太っぽい」という雰囲気を感じるチームでした。今季は永井謙佑が好調だった事もあって昨季ほどのディエゴ・オリヴェイラ依存症にも陥らなかったので、来季こそ栄冠に輝く為には昨季前半の久保の役割を果たせるだけのアタッカー、チャンスメイカーの獲得が必須になります。
3位 鹿島アントラーズ
監督 大岩剛(3年目)※退任決定
Jリーグ→18勝9分7敗 勝点63 54得点30失点
ルヴァン杯→ベスト4
天皇杯→準決勝進出
ACL→ベスト8
満足度→満足
不満評価にしようか悩みましたが、あれだけ怪我人が続出する中でも一時は首位に立ち、第33節まで優勝の可能性を残した点を考慮してこの評価にしました。やっぱりあの状態でも挽回してくる辺りはさすが鹿島…と思えましたし、終盤の失速や怪我人続出はここ数年の鹿島の金属疲労的な部分もあるでしょうから…。
ただ、それを踏まえれば踏まえるほど開幕前の補強が失敗だった感は否めません。これは伊藤翔や白崎凌兵といった選手は一定のパフォーマンスを見せたので補強自体が失敗という意味ではなく、補強するポジションについての話です。昌子源、西大伍が退団したところをブエノの復帰だけで乗り切ろうとしたのは…やっぱり失策だったんじゃないかなと。
それでも、それでもACL圏内でシーズンを終えてしまうような強さを見せた事も事実な訳で。後は大岩剛監督の花道を天皇杯制覇という形で飾れるかどうか…ですね。
4位 川崎フロンターレ
監督 鬼木達(3年目)※続投濃厚
Jリーグ→16勝12分6敗 勝点60 57得点34失点
ルヴァン杯→優勝
天皇杯→4回戦敗退
ACL→グループステージ敗退
ゼロックス杯→優勝
満足度→不満
満足か不満で言えば不満よりの1年だったと思います。怪我人も多く、ACLもあったりルヴァン杯も最後まで勝ち進んだりのハードスケジュールだった事もあって、ややスタメンはターンオーバー制感のあるものでしたが、ターンオーバー出来るほどの選手層を持った上でのこの結果というものはそこまで高評価出来るか…と言えば微妙です。小林悠、中村憲剛、家長昭博、阿部浩之、大島僚太、守田英正といった連覇に貢献した面々のパフォーマンスも、コンディションなどもあって昨季や一昨年に比べればスケールダウンしていた印象は否めませんし。
ただ、そんな中でも田中碧、脇坂泰斗といった若手選手が存在感を見せて、長年一発勝負に弱かった川崎がルヴァン杯を激闘の末に制した事実は今後に向けて大きな財産にはなったと思います。低迷と呼ぶには4位という順位は上位過ぎますが、来年以降の川崎にとってキーになる一年ではあったと思いますし、それを良い意味にするか悪い意味にするかは川崎次第です。
5位 セレッソ大阪
Jリーグ→18勝5分11敗 勝点59 39得点25失点
天皇杯→4回戦敗退
満足度→大満足
今回の企画の評価基準に基づけば間違いなく大満足のシーズンだったと言えます。後半戦の好調を見れば、セレッソファンからすればなんとかACL圏内には入って終わりたかったところだと思いますが…来季に繋がる上位というとこほで大きな価値を持つシーズンでした。というか、単純にロティーナ凄ぇって思いました。
今季のセレッソのディフェンスは実に素晴らしく、今季のセレッソは21試合で先制点を奪いましたが、そのうち勝利を逃した試合は僅かに5。逆転負けを喫したのは第4節浦和戦と第22節鳥栖戦のみで、文字通り「先制点さえ取れれば絶対に勝てる」という状態になっていた事は大きな強みでしたね。リーグ最小失点も、まあ、そうだろうなって感じです。
一方で先制点を取れれば別に無理に2点目を取らなくてもOK…というのは戦い方としてはいいんですが、11敗中の9敗が完封負けという数字が示すように先制点を取られてしまうと反撃の術がない…というのは大きな弱点でした。ブルーノ・メンデスの残留交渉が難航しているとの報道もありますし、来季は攻撃力の向上が鍵かと。
6位 サンフレッチェ広島
監督 城福浩(2年目)※続投決定
Jリーグ→15勝10分9敗
ルヴァン杯→ベスト8
天皇杯→4回戦敗退
ACL→ベスト16
満足度→大満足
多分、実際に城福監督がやりたかったサッカーって今年みたいな感じなんだろうなーと。昨季はパトリック頼みの攻撃が完全に読まれて大スランプに陥りましたが、今季はスタートからパトリックのコンディションが悪い、青山敏弘が負傷離脱中…というところから始まりましたが、持ち前の堅守で勝点を稼ぐと、青山の復帰以降は2シャドーの川辺駿や森島司が活き活きとプレーし始めて、そこに両サイドの柏好文やハイネル、ボランチの稲垣祥が絡む流動的なサッカーを見せました。第28節神戸戦なんかはお見事としか言えませんでしたね。
大迫敬介や荒木隼人の台頭もありましたし、「来季への展望」という意味では2位になった昨季終了時点よりもかなり明るいと思います。
次回は7位〜12位のガンバ大阪、ヴィッセル神戸、大分トリニータ、北海道コンサドーレ札幌、ベガルタ仙台、清水エスパルスです!
ではでは(´∀`)