土曜日の長沢駿さんの主人公感エグかったな…。
どーもこんばんは
さてさて、日本代表11月シリーズ第2戦となるメキシコ戦が近付いて参りました。
試合時間は11月18日の5:00。おぉう……ド早朝。ともかく、13日の金曜日に行われたパナマとの試合ではある程度手応えを掴める試合をする事が出来た日本代表にとって、北中米最強と呼ぶに相応しいメキシコ代表と戦える事は大きな意味を持ちます。
で、今回はメキシコ戦のマッチプレビュー、メキシコ代表と試合会場の紹介、そして過去の日本vsメキシコ戦を振り返っていきます。
MATCH PREVIEW
国際親善試合
日本代表vsメキシコ代表
2020年11月18日5:00@メルクール・アレーナ(オーストリア、グラーツ)
この11月シリーズで韓国→日本という順で東アジア勢と対戦するメキシコも今回の代表ウィークに向けて非常に良いメンバーを揃えてきてくれました。パナマ戦は最終的には南野拓実のPK1本だったものの、内容的にはある程度の満足感は得られる形に。今の日本の実力を試すには格好の相手とも言えるでしょう。身体的な特徴やプレースタイル的にもメキシコは日本がお手本にすべき対象のチームと長年言われてきましたので、進化したところを見せつけたいところです。
また、先日AFCが現在中断しているカタールW杯アジア予選を3月から再開すると発表されました。もう一つの側面としては公式戦前最後のテストマッチであるという事。3バックで行くのか4バックで行くのかはわかりませんが、そういう意味でも有意義な試合を期待したいですね。
試合会場MEMO
メルクール・アレーナ
開場:1997年
収容人数:16764人
主な使用チーム:SKシュトゥラム・グラーツ
1951年から稼働していたスタジアムの老朽化により、一度取り壊して1997年に建て直した上で開場したチーム。オーストリア・ブンデスリーガに所属するSKシュトゥラム・グラーツの本拠地だが、ここはかつてイビチャ・オシム氏が長らく指揮を執り、多くの功績を残したチームでもある。また、2011年にはオーストリア、ウィーンをメインに開催されたアメリカンフットボール・ワールドカップの会場の一つにもなった。
現在は2016年にネーミングライツを取得したオーストリアの保険会社の名を取った「メルクール・アレーナ」という名前になっているが、1997年の開場から2005年までの間は同地出身のスーパースターの名を冠した「アーノルト・シュヴァルツェネッガー・シュターディオン」という名前だった。言ってしまえば「シュワちゃんスタジアム」である。だがシュワちゃんさんがカリフォルニア州知事を務めていた2005年にスタンリー・ウィリアムズ死刑囚の件についてアメリカとオーストリアの価値観の違いなどを起因にスタジアム名を変更すべきかどうかを揉めに揉めた末に、最終的にはシュワちゃん自身が自身の名を冠する事を禁じた事から正式名が「グラーツ・リーベナウ・シュターディオン」に改名された。
日本代表はかつて2010年にこの地で試合を行った事がある。対戦相手はイングランド。そう南アフリカW杯直前のアレ。かつてない逆風にさらされていた日本代表だったが、岡田武史監督はこの試合からシステムを4-2-3-1から中村俊輔を外して阿部勇樹をアンカーに置いた4-1-4-1に、キャプテンを中澤佑二から長谷部誠へ、更に守護神も楢崎正剛から川島永嗣に変更する大改革を敢行。試合は田中マルクス闘莉王のゴールで先制したかと思いきや、まさかの闘莉王と中澤のオウンゴールでイングランドの逆転を演出してしまうという若干ネタ的な意味で伝説の試合扱いされる事になるのだが、南アフリカW杯に向けてターニングポイントの一つになったのは間違いない試合だった。
ちなみに、Googleで「メルクール・アレーナ」と検索するとおそらく最初に出てくる「メルクール・シュピール・アレーナ」はこのスタジアムではない。こちらはドイツ、デュッセルドルフのスタジアムで、かつて宇佐美貴史や原口元気が所属したフォルトゥナ・デュッセルドルフの本拠地である。
メキシコ代表MEMO
監督:ヘラルド・マルティーノ
W杯最高成績:ベスト8(1970年メキシコW杯、1986年メキシコW杯)
直近のW杯成績:ベスト16(2018年ロシアW杯)
言わずと知れた北中米最強の国。近年はアメリカ代表も力をつけ、2014年ブラジルW杯ではコスタリカの躍進はあったが……やっぱりこの地区の盟主はメキシコである。上でもちらっと書いたが、身体的な特徴やプレースタイルなどから昔から「日本が参考にすべき国の一つ」として語られる機会が多かった国の一つ。
メキシコはサッカーが強いイメージがある割にはヨーロッパの強豪クラブで活躍する選手があまり多くない。昔ならレアル・マドリードで活躍したウーゴ・サンチェスやFCバルセロナで活躍したラファエル・マルケス、近年なら現在はアメリカでプレーするハビエル・エルナンデスやアトレティコ・マドリードのエクトル・エレーラ、ラウール・ヒメネス、イルビング・ロサーノ辺りか。ただ、これは決してメキシコの選手のレベルが低いという訳ではなく、メキシコリーグのクラブは経営的にも裕福なチームが多くて待遇もよく、更に近くにはアメリカのメジャーリーグ・サッカーもあるのであえてアメリカ大陸外に出る必要性がそこまでない…という側面が影響している。メキシコのレベルの高さは1994年アメリカW杯からなんと7大会連続でベスト16に進んでいるという事実が証明しているが、逆に選手の海外経験が乏しい事がなかなかベスト8まで進まない要因なのでは…と指摘する声もある。
現在のチームはロシアW杯以降1敗しかしていないし、その1敗もアルゼンチンとの対戦に依るものなので非常にチーム状態は良い。現在の監督はアルゼンチン人のヘラルド・マルティーノ。アルゼンチン人監督は名将が多いというが、彼もまた監督として素晴らしい実績を残しており、13-14シーズンにはFCバルセロナを指揮。パラグアイ代表を率いてベスト8まで進んだ南アフリカW杯ではベスト16で日本を破っている。
日本代表vsメキシコ代表、過去の対戦振り返り!
キリンカップサッカー1996
日本3-2メキシコ
1996年5月29日18:58@博多の森球技場
日本得点者:森島寛晃(35分)、三浦知良(46分)、相馬直樹(82分)
メキシコ得点者:ホアキン・デルオルモ(5分)、リカルド・ベラエス(16分)
DF13 大岩剛(名古屋グランパスエイト)
FW14 岡野雅行(浦和レッドダイヤモンズ)
MF16 土橋正樹(浦和レッドダイヤモンズ)
GK19 下川健一(ジェフユナイテッド市原)
監督 加茂周
日本0-1メキシコ
2000年2月5日15:15@香港スタジアム
メキシコ得点者:アンヘル・セペダ(55分)
DF2 大岩剛(名古屋グランパスエイト)
MF8 望月重良(名古屋グランパスエイト)
MF13 小野伸二(浦和レッドダイヤモンズ)
MF14 平野孝(名古屋グランパスエイト)
GK18 楢崎正剛(名古屋グランパスエイト)
監督 フィリップ・トルシエ
2005FIFAコンフェデレーションズカップドイツ大会グループB第1節
日本1-2メキシコ
2005年6月16日18:00@シュタディオン・ハノーファー
日本得点者:柳沢敦(12分)
メキシコ得点者:シーニャ(39分)、フォンセカ(64分)
GK1 楢崎正剛(名古屋グランパスエイト)
MF6 中田浩二(オリンピック・マルセイユ)
DF14 三都主アレサンドロ(浦和レッドダイヤモンズ)
MF18 稲本潤一(ウェスト・ブロムウィッチ)
DF20 坪井慶介(浦和レッドダイヤモンズ)
監督 ジーコ
2013FIFAコンフェデレーションズカップブラジル大会グループA第3節
日本1-2メキシコ
2013年6月22日16:00@ミネイロン
日本得点者:岡崎慎司(86分)
メキシコ得点者:ハビエル・エルナンデス(54分、66分)
GK1 川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
DF3 酒井高徳(VfBシュトゥットガルト)
FW8 清武弘嗣(1.FCニュルンベルク)
FW9 岡崎慎司(VfBシュトゥットガルト)
FW10 香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
MF13 細貝萌(バイヤー・レヴァークーゼン)
MF17 長谷部誠(VfLヴォルフスブルク)
FW19 乾貴士(アイントラハト・フランクフルト )
監督 アルベルト・ザッケローニ
切り替えよう…切り替えよう…。
ではでは(´∀`)