RK-3はきだめスタジオブログ

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要塞って事でいい?〜明治安田生命J2リーグ第38節 京都サンガFCvsV・ファーレン長崎 マッチレビュー〜

あっ、今日FNS歌謡祭か

 

どーもこんばんは

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J2リーグ第38節、京都サンガFCvsV・ファーレン長崎の一戦です。

 

 

 

J2はいよいよ残り5試合。サンガのJ1昇格の可能性は既に消滅してしまっていますが、当然ながらサンガスタジアム by Kyoceraの初年度を少しでも良い形でシーズンを締めることは重要です。そして対戦相手の長崎は現在3位で昇格争いの真っ只中。そんな中でサンガは残り5試合の間に、ホームで長崎、福岡との試合を控えており、ある意味で昇格争いの裏のキーマンとも呼べる存在です。やるべき事はふたつ。新スタ元年をより良い形で終えること、そしてある種の嫌がらせです!徳島にも勝ってるからね!

両チームスタメンです。

 

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サンガはスタメンを前節松本戦から4人変更。前節は温存されたピーター・ウタカをスタメンに戻した一方、DFラインは前節のメンバーをそのまま起用しています。ちなみにヨルディ・バイスの初来日先は長崎でした。

長崎は今日はエジガル・ジュニオに代わって玉田圭司富樫敬真のツートップでスタート。また、10番ルアンが第31節以来のベンチ入りです。エジガルとルアンベンチにいるのやばすぎ。

 

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本日の会場は京都府亀岡市、サンガスタジアム by Kyoceraです。

現在放送中の大河ドラマ麒麟がくる」の大河ドラマ館が当スタジアム内に設置されていることは有名な話ですが、大河ドラマの最終回が新型コロナウィルスの影響もあって延びましたので、それに伴い大河ドラマ館のオープン期間も延長されています。今日の京都新聞の報道によると、大河ドラマ館が閉館したら保育園に改装するプランがあるそうで。

当然ながら、長崎とはサンガスタジアムで初の対戦。2013年のプレーオフを合わせて長崎とは14試合対戦していますが、実はこのうち「両チームとも点を取った試合」は2015年の第7節に長崎が4-1で勝った試合のみ。それ以外はどちらかが必ず無失点です。しかも2017年第3節以降のスコアは5試合連続で1-0。今日もそういう試合に…?

 

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前半からボールを保持し、立ち上がりをやや優勢に運んだ……ようには見えましたが、徐々に長崎がリズムを得始めて迫力のある攻撃を展開し始めます。カイオ・セザールや秋野央樹のところから展開して厚みのある攻撃でサンガゴールを脅かし、仙頭啓矢や曽根田穣も守備の時間が長くなる苦しい展開に。

 

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しかし先制したのは京都でした。25分、ゆっくりと敵陣でボールを回せるようになると、ヨルディ・バイスが良い縦パスを一本入れてそのまま上がり、ウタカと中央突破を試みます。ウタカのシュートは長崎のブロックに阻まれたものの、こぼれ球をエリア外から曽根田がミドルシュート。これが長崎のDFに当たってコースが変わりゴールへ!

 

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更に34分、二見宏志フレイレへのパスを仙頭啓矢がカットするとそのままドリブルで独走。一気に中央を突っ切ると、最後はGK徳重健太との1対1を冷静に制して追加点!リードを広げ、長崎の攻撃を受けつつも2点を先制して前半を終えます。

 

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後半、長崎が磯村亮太そして横浜FMから10月に獲得したエジガル・ジュニオを投入。この交代で攻撃が一層猛威を増した長崎のアタックをサンガは正面から受け止めるしかない状態に陥ります。GK清水圭介の好セーブやDFの粘りもあってなんとか耐えていましたが、長崎は64分にルアンまでピッチに送り込み、69分には氣田亮真の折り返しにルアンに詰められて2-1……。

 

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その後はもう完全にサンドバッグ状態。時間と共に勢いを増し、氣田や右サイドバックの毎熊晟矢にゴリゴリにサイドを抉られて何度もクロスを放り込まれて……時間が経過すればするほど、試合は綱渡りのような展開を見せていきます。取られるか、守り切るか……二者択一の流れを制したのはサンガでした。なんとか粘って守り切って2-1で勝利!3位長崎相手に意地を見せました。

 

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いやぁ……後半はもうヒヤヒヤでしか無い展開でしたね。ただ、今日に関しては少ないチャンスを確実に活かしてそれを確実に守り切るというえらく効率的な戦い方は出来ていました。2-0は危険なスコアとは言いますが、2点取ることの意味はやっぱり大きいですよね。

 

何気にサンガは1位徳島、2位福岡、3位長崎、4位北九州とのホームゲームで勝利した事になりました。

 

 

来年の監督が誰になるかというところで具体的な報道が出るようになってきましたが、今季のホームでの勝率の良さは誰がどんなチームを作ろうと財産として生き続けて欲しいなと思っています。

 

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【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

明治安田生命J2リーグ第38節

モンテディオ山形3-2FC町田ゼルビア

水戸ホーリーホック2-1ジュビロ磐田

ザスパクサツ群馬1-1松本山雅FC

大宮アルディージャ3-3愛媛FC

東京ヴェルディ1-1ジェフユナイテッド千葉

アルビレックス新潟2-2栃木SC

京都サンガFC2-1V・ファーレン長崎

レノファ山口FC0-2ヴァンフォーレ甲府

徳島ヴォルティス4-1ギラヴァンツ北九州

FC琉球0-2ツエーゲン金沢

ファジアーノ岡山1-1アビスパ福岡

 

1位 徳島ヴォルティス(80)

2位 アビスパ福岡(74)

3位 V・ファーレン長崎(70)

4位 ヴァンフォーレ甲府(59)

5位 ギラヴァンツ北九州(57)

6位 アルビレックス新潟(56)

7位 モンテディオ山形(55)

8位 京都サンガFC(54)

9位 ジュビロ磐田(53)

10位 東京ヴェルディ(53)

11位 栃木SC(52)

12位 水戸ホーリーホック(52)

13位 大宮アルディージャ(47)

14位 ジェフユナイテッド千葉(46)

15位 ツエーゲン金沢(46)

15位 ファジアーノ岡山(46)

17位 松本山雅FC(44)

18位 FC琉球(43)

19位 FC町田ゼルビア(40)

20位 ザスパクサツ群馬(39)

21位 愛媛FC(34)

22位 レノファ山口FC(27)

 

福岡、長崎が足踏みした一方、徳島は北九州に対して4-1で圧勝。これにより、徳島は次節水戸に勝利すればJ1昇格が決定します。また、今節の結果をもって5位北九州のJ1昇格の可能性が消滅しました。

 

 

大宮…。

ではでは(´∀`)