結果的には両エースが1点ずつ取ったっていう〜明治安田生命J1リーグ第11節 鹿島アントラーズvsヴィッセル神戸 マッチレビュー〜

大阪ダービー無観客か…

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー明治安田生命J1リーグ第11節、鹿島アントラーズvsヴィッセル神戸の一戦です。

 

 

 

今年の両チームの歩みはいささか対照的でした。昨季後半戦の調子の良さもあって開幕前に「優勝争いに確実に絡む」と評されていた鹿島は開幕からの8試合で2勝2分4敗。第8節が終わったタイミングでアントニオ・カルロス・ザーゴ監督の解任を発表。相馬直樹新監督の初陣となった前節は徳島に勝利をしたので、なんとか監督交代を上手く上昇気流に繋げたいところです。

一方、昨季後半戦はACLを除けば散々な出来だった神戸の開幕前は三浦淳宏監督の続投を含め凄まじい逆風の中にいて、アンドレス・イニエスタが5月くらいまで復帰できない事も併せて残留争いすらあるのでは…とさえ言われてきました。ですが予想に反し、神戸はここまでの10試合で敗れたのは第4節名古屋戦のみ。ここ2試合は引き分けが続いていますが、攻守に高いインテンシティーを発揮して好調を維持しています。鹿島が流れを覆すか、神戸が更にこの流れに乗るか。勢いを左右する一戦です。

両チームスタメンです。

 

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ルヴァン杯も含めて2連勝中の相馬体制ですが、鹿島は前節徳島戦と同じ11人を起用してきました。

神戸前節湘南戦でデビューを果たし、インパクトは残したアユブ・マシカが古橋亨梧との2トップでスタメンに抜擢。ベンチにはマシカに続いてようやく合流を果たしたリンコンも初めて登録されています。

 

 

本日の会場は茨城県鹿嶋市茨城県立カシマサッカースタジアムです。現役時代は鹿島のレジェンドだった相馬監督にとっては、鹿島の監督として初めてのホームゲームです。

今夏に行われる東京オリンピックでもサッカー会場として使用される予定になっているこのスタジアム。カシマで国際大会が行われるのは2001年のコンフェデ杯2002年日韓W杯に次いで3度目になり、特に女子サッカーでは勝てばメダル獲得になる3位決定戦の会場にもなっています。男子のグループステージでは韓国、ホンジュラスニュージーランドルーマニアのなんだこれずるくねぇ?と噂になったB組の試合会場です。

実はこの鹿島vs神戸というカード、近年は両チームとも「ホームで弱く、アウェイで強い」という構図になっています。神戸のホーム、ノエビアスタジアム神戸での試合では神戸は2009年を最後に鹿島に勝っておらず、現在もノエスタでの対鹿島戦6連敗中ですが、逆に多くのチームが鬼門と称するカシマスタジアムでは2014年以降7試合無敗です。

 

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鹿島も神戸も積極的に個人に対してプレスかけていました。傾向としてはどちらかと言えば神戸の方がボール保持の時間は長く、両チームとも人に対しての圧力を強くしながら試合を進めていたので、決定機こそ少ないながらも試合の流れ的にもするするっと抜けていくシーンは両チームともにちょこちょこありました。

 

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先制点もプレスとプレスがぶつかったようなところから先制点が生まれます。28分、鹿島のボール保持からリフレクションが発生すると、転々としたボールはマシカへ。マシカが持ち出してから絶妙なスルーパスを送ると完璧なタイミングで抜け出した古橋がGK沖悠哉との1対1を巧く制してシュートを流し込みます。これで神戸が幸先よく先制点。

 

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失点後の鹿島は失点以前よりも細かいパスを駆使しながら攻め込もうと試みていきますが、神戸が少し重心を下げ、カウンターで古橋やマシカが抜け出すシンプルなやり方に達した事もあって鹿島が主導権を握る時間が続きます。43分には左サイドに展開し、永戸勝也のクロスを土居聖真が合わせましたが僅かにゴールの上。前半は神戸のリードで終えます。

 

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神戸はマシカを下げて後半頭から佐々木大樹を投入。一方鹿島は61分に小泉慶遠藤康を投入して右サイドを総入れ替えします。前線でパスを繋ぎ、うまくタメも繋ぎながら攻撃を組み立てようとする鹿島を安定した4-4-2のブロックで迎え撃ち、あまり決定機も与えない神戸の戦いはさながら鹿島より鹿島みたいでした。

 

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63分、自陣から古橋のサイドチェンジを受けた山川がドリブルで時間を作り、まだハーフェーラインの方が近い位置からアーリークロスを供給。ここに山川にサイドチェンジをしたばかりの古橋が飛び込んできてゴールネットを揺らします……が、完璧なロングカウンターにも見えたこのシーンはオフサイド判定でゴールならず。そしてその直後の64分、三竿健斗の縦パスを上田綺世が最高のファーストタッチ酒井高徳と小林友希を2人同時にぶち抜いてシュート!鹿島が同点に。

 

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その後鹿島は染野唯月、松村優太といった若いタレントを、一方の神戸は中坂勇哉に続いてJリーグデビューとなるリンコンを投入します。終盤はやや神戸の方が攻撃の組み立てはスムーズに出来ていた印象ですが、80分のCKに飛び込んだ菊池流帆のシュートは惜しくも枠の右。様々な駆け引きが散りばめられた一戦は1-1のドローに終わりました。

 

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試合展開的には鹿島以上に神戸の方が勝ち切りたかったゲームではあったと思います。決定的なチャンスこそ多くはありませんでしたが、全体的な試合の流れとしてはチーム全体としてのポジショニングを徹底した守備意識でもってうまく試合を運べていましたし、鹿島の攻撃に特に苦しんだ…という印象もありませんでした。逆説的に言えば、その神戸に出来た一瞬の隙を見逃さなかった鹿島の同点弾は三竿の縦パスも上田のトラップもあれしかない完璧なゴールだった、とも言えます。両チームとも集中力は高く、非常に締まったゲームでした。

 

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【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】

 

明治安田生命J1リーグ第11節

川崎フロンターレ3-2セレッソ大阪(3月3日)

名古屋グランパス2-0ガンバ大阪(4月22日)

北海道コンサドーレ札幌2-1ベガルタ仙台

FC東京1-2サガン鳥栖

横浜F・マリノス5-0横浜FC

サンフレッチェ広島1-2アビスパ福岡

柏レイソル5-1徳島ヴォルティス

鹿島アントラーズ1-1ヴィッセル神戸

清水エスパルス(14:00)湘南ベルマーレ

浦和レッズ(16:00)大分トリニータ

 

1位 川崎フロンターレ(32)※1

2位 名古屋グランパス(29)※1

3位 サガン鳥栖(23)※1

4位 横浜F・マリノス(21)※2

5位 セレッソ大阪(20)※1

6位 ヴィッセル神戸(20)

7位 サンフレッチェ広島(17)※1

8位 アビスパ福岡(16)※1

9位 FC東京(15)

10位 徳島ヴォルティス(14)※1

11位 浦和レッズ(14)※2

12位 柏レイソル(13)

13位 鹿島アントラーズ(12)※2

14位 北海道コンサドーレ札幌(11)※2

15位 湘南ベルマーレ(10)※2

16位 清水エスパルス(10)※2

17位 ガンバ大阪(6)※3

18位 大分トリニータ(5)※4

19位 ベガルタ仙台(3)※2

20位 横浜FC(2)

 

※1 12試合消化

※2 10試合消化

※3 7試合消化

※4 9試合消化

 

 

ACL出場組は前倒しで行われたので、6試合が土曜日、2試合が日曜日の開催となりました。

川崎と名古屋との差を上位陣が如何に詰められるかが重要ポイントだった中、鳥栖FC東京との接戦を制し、横浜FM横浜FCとの横浜ダービーを圧勝。追撃へ、良いポジションをキープしてきます。

その他に健闘が目立つのは昇格組の福岡で、7位につけていた広島を下して8位まで浮上。これで勝利数は4となり、前回J1で戦った2016年の勝利数に僅か12試合で並びました。

 

 

去年と合わせて無観客ホーム&アウェーみたいになってもうた

ではでは(´∀`)