ドーハに帰るために〜カタールW杯アジア最終予選第2節 中国代表vs日本代表 マッチレビュー〜

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昌子源さん、ひとり22連戦…(ウズベキスタン&カタール込)

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビュー2022FIFAワールドカップカタール大会アジア最終予選グループB第2節、中国代表vs日本代表の一戦です!

 

オリジナルアルバムの配信も開始したのでそちらも観てね

 

 

日本列島がため息を漏らした魔の9月2日を経て、日本代表チームは休む間もなくカタールの地へ向かいました。中立地、カタールの地で対峙する相手は中国です。

中国……おそらく今回のグループB、いや、最終予選の中で、最も「曲者」的な雰囲気を漂わせているのは彼らと言ってもいいでしょう。マルチェロ・リッピファビオ・カンナバーロが監督を歴任し、エウケソンやアランといったブラジル人の有力選手を帰化させ、いよいよ新たなステージへのギアを入れようとしている彼らの未知数は不気味な要素がやっぱり多いですからね……。

相手がそういう立ち位置の中国という事、更に前回大会の時…初戦でUAEに敗れながらもロシアW杯出場を決める事が出来たのは第2戦を勝てたからというのが一つあります。どうやったって、何をしたって、どんな結末になったって…今日の試合は一つのターニングポイントです。後戻りの出来ない日本代表、ジョーカーのような中国との因縁の対決です。

両チームスタメンです。

 

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日本はオマーン戦から今日までの間にメンバーリストに数名の変更がありました。負傷の南野拓実、オーバーワークの酒井宏樹が離脱した一方、移籍の関係でオマーン戦はメンバーから外れていた冨安健洋と守田英正が合流。スタメンに関してはオマーン戦から離脱した酒井を含めて4名変更され、左ハーフに古橋亨梧、トップ下に久保建英が入っています。合流した冨安がそのまま吉田麻也の相方としてCBに入り、離脱した酒井のポジションには室屋が入りました。

中国は4人の帰化選手が注目されている中、広州でACLで常に日本勢の脅威となったエウケソン、世代別イングランド代表の経験があるジャン・グアンタイの2名がスタメン入り。スペインのエスパニョールでプレーするウー・レイ、中国のセルヒオ・ラモスとしてレアル・マドリード入りも噂されたチャン・リンペンもスタメンに入っています。監督を務めるリー・ティエ監督は中国人初のプレミアリーガーとしてデイビット・モイーズ監督率いるエバートンでレギュラーを張った年もある選手でした。

 

 

本日の会場はカタール、ドーハのハリーファ国際スタジアムです。

今回の最終予選では現役上の都合で一部の試合が中立地での開催になっています。中国は今日がホームゲーム扱いとしての試合ですが、アウェイゲーム扱いとなった初戦のオーストラリア戦も同じ会場での試合でした。このスタジアムは2022年のカタールW杯本戦の会場でもあり、カタールW杯開催予定の8会場のうち7会場はW杯に向けて新設するスタジアムですが、この会場だけが既存会場を修繕する形での開催を予定しています。

そのような背景から、元々カタールで行われる国際大会は主にこのスタジアムが会場になっていました。2006年のアジア競技大会しかり、2019年の世界陸上しかり、カタール代表のホームゲームしかり。そして何と言っても日本代表にとって思い出深いのがアジアカップ2011。10年前…李忠成ボレーシュートでオーストラリアを倒したあの舞台こそこのスタジアムでした。リーファ国際スタジアムを良い思い出のままにする為、今日の試合を落とす訳にはいきません。

 

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5バックを組んで守りを固めてきた中国は開始早々にチャン・リンペンが負傷退場。日本はボールを前向きに持てるスペースが多くあった事や、そこに中国の混乱も生じた影響もあって高い位置で試合を進める事が出来て、後ろの選手が前の選手を追い越していくなどオマーン戦には見られなかった前線の連動も見られていました。中国がラインを低く設定した影響もありましたが、シンプルにエウケソンに放り込まれてもしっかり吉田麻也を中心に跳ね返しつつ、セカンドボールもきっちり回収しながら攻撃のターンが常に日本にある状態にしていきます。

 

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そんな中で23分には短いパスを繋ぎながら久保が大迫勇也に当てると、大迫のポストに抜け出した久保が持ち込んでシュート。しかしこれはポスト直撃。更に最大のチャンスは39分でした。久保のミドルシュートはGKヤン・ジュンリンに阻まれたものの、こぼれ球を詰めた伊東純也が粘って無人のゴールに大迫が迫りますが、大迫のシュートもまさかのポスト…。なかなか決まらないもどかしさに徐々に不穏な空気が漂ってきます。

 

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そろそろ先制しとかないとやばいぞ…そんな想いもよぎり始めた40分、後方から遠藤航のパスを受けた伊東がドリブルで右サイドを突破。一人を振り切ってクロスを入れると、先ほど決定機を逃してしまった大迫がここに飛び込んでようやく日本先制!前半は何とかリードを得た状態で終える事に成功します。

 

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後半に入ると、中国もさすがに攻撃意識を持った戦い方にシフトしてきました。50分に古橋が負傷により原口元気との交代を余儀なくされた日本は62分に伊東のパスを受けた久保が決定的なチャンスを得たものの決め切れず、直後に中国はアランとアロイージオという二人の帰化選手を投入。ここから中国は確かにギアを切り替えてきました。システムをエウケソンとアランの2トップの4-4-2にシフトし、彼らを中心に一気に前への圧力を高めてきます。

 

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ただ徐々に中国が押し込んでくる時間は増えても、やはり吉田&冨安のCBコンビは安定しており、危険な時間帯こそ発生したものの決定的なピンチにまで繋がるシーンはありませんでした。森保一監督は76分に鎌田大地、88分に佐々木翔を投入。前半のような猛攻でこそ無かったものの、試合が終盤になると日本はボールを持った際にはある程度落ち着いて時間をかけられるようにはなっていて、追加点こそ取れませんでしたが失点も許す事なく試合終了。日本、1-0で勝利して連敗を避けると共に、なんとか1勝目を手にしました。

 

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結局最終予選は内容が良かれ悪かれ勝点3に勝るものは無いので、それを踏まえればまず一つ、まず一つ良かったと。前半の中国が想像以上に引いてきた中で、出来れば2点取ってほしかった気持ちはあるにしても、あの展開で前半を0-0で終えれば日本の焦りが加速したでしょうから、その攻勢の間に先制は奪えた事も含めて、ベターな結果は手にしたポジティブ面はあると思います。後半は中国に押される時間も続いたので満足のいくような試合ではなく、修正が必要な部分はあるにしても……全体として高い集中力は維持しながら戦えていたんじゃないでしょうか。前半の展開なら守備陣の集中が途切れてもおかしくない状況だったながら、いざ中国が前に来た時に吉田や冨安、GK権田修一も含めて糸が切れるような場面もありませんでしたし。

…それにしても、やっぱり中国とはどこか謎なチームだよなぁと改めて感じましたね。前半のあの引きっぷりは最初から後半勝負のプランだったのか、それともスタートは単に0-0狙いだったのかわかりませんが、最初の方は正直中国の出方的にはベンチスタートとなった鎌田や堂安律の方が向いた展開のような気もしましたが、中国のブロックがズレ始めて生まれた縦のスペースをきっちり刺すように突いた伊東の25分以降くらいのプレーは本当に見事でしたね。特に得点シーンは伊東の特長が濃く出たシーンであり、チームとしての集中力の高さもよくでたシーンだったと思います。

 

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解説の岡田さんフリーダムで草

ではでは(´∀`)