久々に岐阜スタグル街も行きたいっすね…
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J2リーグ第3節、アスルクラロ沼津vsFC岐阜の一戦です。
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J3優勝の本命というよりも、規模と戦力的に優勝はマストな目標ですらあった岐阜のJ3生活は屈辱の連続。そうこうしているうちにJ3でも3シーズン目になってしまいました。彼らにとって、J2は目標ではなく行かなければならない場所…「J3銀河系軍団」とも称される今季の補強は、それほどの決意を示すには十分な補強だったと思います。1から10まで正念場、1勝1分で迎えた彼らのこの先を占う一戦かもしれません。
一方、J3昇格から2シーズンは上位に進んだ沼津ですが、ここ2年は下位に甘んじ、山本昌邦会長の退任も報じられました。今季も開幕戦はSC相模原相手に健闘したものの、ホーム開幕戦となった第2節福島戦は0-5の完敗……それでも、もし初勝利を今季の岐阜から掴み取れたのであれば、それが起爆剤となる可能性はまだ秘めています。それぞれの意味で背水のシーズンとなる彼らの対決の行方や如何に!
両チームスタメンです。
本日の会場は静岡県沼津市、愛鷹広域公園多目的競技場です。
「愛鷹」はアシタカという読み。もののけ姫…!今季からカラーの大型ビジョンが設置されたそうで。今日はユニフォームサプライヤーを務めるペナルティのスペシャルデーということで、ペナルティ製品の特別セールや選手とのじゃんけん大会も開催されるとの事。
1996年に開場した県営の陸上競技場ですが、現在は照明設備の問題からJリーグクラブライセンス制度の基準を満たしておらず、規約上の理由でJリーグからアマチュアに降格となってしまう可能性に直面しています。沼津は照明設置の為の資金確保に向け、現在はクラウドファンディングを実施中です。
試合は沼津が優勢に進めていきました。今季から取り組む4-1-2-3の良い部分がピッチ内に出つつ、守備の連動性においては立ち位置としてのシステムをやや変えたりしながら序盤から岐阜を押し込む時間の方が長く続いていきます。そんな中で11分、ゴール正面の少し遠めの位置からのフリーキックを染矢一樹が見事に叩き込んで沼津先制!沼津にとってはこれが2022年のファーストゴールに。
失点直後からは岐阜が押し込み始めて、15分には畑潤基が右サイドから右足を振り抜くも、これはGK武者大夢の好セーブ。その直後、藤岡浩介の左からのクロスを再び畑が頭で合わせますが、これもわずかに枠の右へ。
ですが岐阜の流れになりつつあった23分、岐阜は自陣でのスローインから深い位置でビルドアップを試み、GK桐畑和繁がゴールライン付近でロングボールを蹴ろうとしたところを渡邉りょうが猛追。桐畑の蹴ったボールをブロックしたボールがそのままゴールに入って沼津追加点!
緊急事態に陥った岐阜の三浦俊也監督は36分にヘニキを下げて柏木陽介を投入し、庄司悦大とのポゼッション能力を備えたWボランチを構成します。しかし前半終盤にはンドカ・チャールズも脚を痛め、岐阜にとっては最悪の前半という形で2点ビハインドで後半へ。
後半開始と同時に、柏木に続いて岐阜は石津大介を投入。55分には宇賀神友弥が強引なドリブル突破から右脚で強烈なミドルシュートを放つちますが…ポスト直撃。柏木と庄司のWボランチで攻撃の軸は作り、元々個の力は持ち過ぎているチームなので後半は岐阜が一方的に押し込む形にはなったものの、それでもどこか歯切れが悪く、宇賀神のポスト直撃弾以降は思うようにゴール前までボールを持ち込めません。
ボランチを軸に組み立てようとする岐阜に対し、ゲームメイクまではさせても高い集中力でキーパスまでは通させないブロックを築き上げた岐阜……沼津の前に岐阜は、最後までその攻撃が噛み合わないまま試合終了。開幕から2連敗中だった沼津ですが、昇格候補本命相手に大きな今季初勝利を挙げました!!
文字通り、沼津が岐阜の出鼻を挫いたような試合でしたね。積極的なプレッシングを含めて沼津が序盤からゲームを制圧し、岐阜がまだ噛み合いっていなかったところへの強襲で完全に岐阜のリズムをぶっ壊せた印象ですし、あそこで試合の流れをほぼほぼ決定付ける事が出来た…と。岐阜相手に複数得点かつクリーンシートで勝てたのは、相模原戦で掴んで福島戦で失った手応えを取り戻すには十分過ぎる勝利だったのでは。
対する岐阜は、柏木と庄司のボランチにしてからは、ある種この2人を「ボールの帰る場所」みたいにできたので攻撃ターンはずっと続けられるようにはなりました。ただやはり、新戦力の多い難しさと消化不良はまだ拭えていないのかな…と。
【うれしはずかしじゅんいひょうのコーナー】
明治安田生命J3リーグ第3節
アディショナルタイムの逆転ゴールによりYS横浜に勝利した福島が無傷の開幕3連勝。一方、降格組かつ優勝候補の一角でもある愛媛は、昇格組のいわき相手にアディショナルに追いつきながら勝ち越し弾を決められる衝撃的な試合展開で開幕3連敗を喫しています。
第3節を終えた時点で無敗をキープしているのは福島、長野、鹿児島、いわきの4チーム。逆に未だ未勝利となっているのはYS横浜、鳥取、愛媛の3チームです。
さ、競馬購入。
ではでは(´∀`)