謹賀新年…
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは2023明治安田生命J1リーグ第1節、開幕戦!川崎フロンターレvs横浜F・マリノスの一戦です!
Jリーグをもっと楽しめる(かもしれない)【Jリーグ開幕ガイド2023】作りました!是非お使いくださいませ。
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いつもより長いオフと非日常の季節を過ぎ、我々の尊き日常が戻ってきます!
30周年を迎えた2023年のJリーグの開幕カードはフロンターレvsマリノス。近年のJ1で2強に近い状態を作り上げている両者の対戦であり、昨季はこの2チームが最後の1秒まで火花を散らす激しいデッドヒートを演じました。まさしくアニバーサリーイヤーの幕開けに相応しいカードでしょう。それぞれ異なるアプローチによる攻撃サッカーを信条としているだけに、エンターテイメント的な見応えも抜群の好カードが期待されます。
もちろん、両者とも不安要素は少なからずあります。特に主力の流出は両者にとって大きなポイントで、川崎はこれまでチームのDFリーダーとして君臨し続けてきた谷口彰悟がチームを去り、マリノスは昨季のMVPである岩田智輝に守護神の高丘陽平、更には仲川輝人やレオ・セアラも去り、今オフの立場はなかなか苦しいものがありました。
それでも彼らが培った哲学なるものは今年も活きてくるはず。30年間編み上げたこの国のトップリーグの歴史に、彼らのスタイルをぶつける事が出来るのでしょうか。さぁ、今年も1年間、後には引けない日々が始まります!
両チームスタメンです。
川崎はお馴染みの4-1-2-3システムを採用。谷口が退団したCBはジェジエウと車屋紳太郎のコンビでスタートとなり、レアンドロ・ダミアンと小林悠が負傷離脱中のCFにはレンタルから復帰した宮代大聖が入ってきました。また、同じく負傷で開幕戦の出場が危ぶまれていた家長昭博はどうにか開幕戦に間に合わせました。ベンチには移籍組のGK上福元直人、DF大南拓磨、FW瀬川祐輔に大卒ルーキーの山田新が入っており、半数以上が新加入組となっています。
マリノスは2月11日に開催された富士フイルム杯甲府戦からのメンバー変更は一人で、甲府戦では上島が務めた右SBには今日は松原健が戻ってきました。高丘の抜けたGKには甲府戦に続いてオビ・パウエルオビンナが入り、ベンチにはGK飯倉大樹、DF上島拓巳、FW井上健太と3人の新加入選手が名を連ねています。
金曜開催で唯一行われる開幕戦…等々力でシーズンが幕を開けるのは3年連続となりました。川崎vsマリノスの神奈川ダービーが開幕戦として行われるのは2021年以来。その試合では川崎が2-0で勝利しています。今日は映画「湯道」とのコラボイベントという事で天童よしみ氏が来場し、始球式を行います。100%の来場で声出し応援も認められているこの試合はチケットも完売!最高の雰囲気で開幕戦を迎えられる事でしょう。
30周年を迎えるJリーグですが、1993年の開幕時にはこのスタジアムはヴェルディ川崎…現在の東京ヴェルディのホームスタジアムだった時期がありました。そういう変遷もこのリーグが辿った長い歴史を感じさせますね。
Jリーグ開幕に合わせてR的スタジアムガイドの各項目をガッと更新しました!
— RK-3スタジアムガイドのアカウント (@RStadiumguide) 2023年2月17日
是非お役立てください!#Jリーグ#Jリーグ開幕#Jリーグ30周年#Jleague
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試合は開始早々に想定外の形で動きます。開始5分、自陣でボール回しを始めた川崎でしたが、GKチョン・ソンリョンのパスを高い位置までアプローチに来ていたエウベルがカット。中央にこぼれたボールを西村拓真が冷静にワンタッチで流し込んでマリノスがいきなり先制点!開幕戦では何気に3シーズン勝てていないマリノスが先制に成功します。
ハイラインを徹底してプレッシングをかけてくるマリノスに対して、先制点のシーンの記憶もあるのか川崎は若干後手に回る時間が続いていました。
しかしその中でも川崎は高い位置を取るマリノスに対し、ハイラインの背後を狙うように左サイドのマルシーニョの裏抜けから打開しようと試みていました。すると川崎にもじわじわとチャンスが生まれ始めてきて、18分には宮代の落としに反応した遠野大弥のシュート。これはGKオビに阻まれるも、こぼれ球を家長がコントロールショットを放ちますが…これは枠の外。川崎は29分にも宮代が豪快なシュートを放ちますが、今度はクロスバー。
若干川崎がペースを握り返したように見える場面が続く中で、再びスコアが動いたのは38分でした。マリノスは右からのCKのチャンスを得ると、永戸勝也のクロスボールにアンデルソン・ロペスが触れて最後はエウベルが詰めてマリノス追加点!
前半からお互いのチームカラーがかなりハッキリとピッチ上に表れる展開となった45分でしたが、それをスコアに結びつけてきたのはマリノスの方という前半。2-0、マリノス2点リードで後半に向かいます。
川崎は後半から家長を下げて瀬川を投入。後半開始早々、右から山根視来のアーリークロスをマルシーニョが競ったところに走り込んだ佐々木旭が強烈なシュート。角田涼太朗がブロックしたところに詰めたマルシーニョが反応しますが、これも僅かに枠を捉えられません。53分にもワイドに展開したところから山根がクロスを入れて遠野が頭で合わせるもこれも決まらず。
川崎は60分に車屋が負傷交代を余儀なくされると、そのポジションに新加入の大南を投入。続く71分には遠野と宮代を下げて大島僚太と山田新を投入しますを対するマリノスも71分に松原とエウベルを下げてエドゥアルドとヤン・マテウスを投入。角田を右SBに出す形にシフトしました。
川崎の圧力が強まる中でもマリノスは変に引かずにプレスの姿勢を打ち出した事で、少しずつ川崎を押し返していけるような展開にも再び戻っていきます。
87分には途中出場のマルコス・ジュニオールへのタックルが得点機会阻止と判定されてジェジエウが一発退場の憂き目も見た川崎でしたが、アディショナルタイムには佐々木の左からの鋭い折り返しに走り込んだ橘田健人が押し込んで川崎が1点を返します!
…が、川崎の反撃もここまで。
30年目のJリーグのオープニングを飾る一戦はお互いのストロングポイントを堪能できる試合となりましたが、前年度王者のマリノスがチャンスを確実に活かして2-1で勝利!なお、川崎の開幕戦での黒星は2013年以来となりました。
上でも書きましたけど、元々異なるアプローチでの攻撃サッカーを志向する両者というだけあって、お互いの長所やストロングポイントが噛み合ったというか、お互いに狙いとするところは出せた開幕戦だったように思います。
マリノスはやはり、ハイライン・ハイプレスにスピード感を備えたシンプルで連続した攻撃を繰り返す事で川崎を押し込んだ状態で戦うことが出来ていました。1点目なんかはその典型的なゴールだったでしょうし。川崎のペースになる時間も多かったですけど、全体的に力みなく戦えていたというか、決定機を確実に活かすという意味でもしたたかに、実に効率的に戦えていたんじゃないでしょうか。一方の川崎は…パフォーマンスとしては勝利に値するくらいに素晴らしいものを出せていたとは思います。ただ、これだけの試合を出来たがゆえにダミアンと小林というフィニッシャーを欠いた影響も色濃く出てしまったというか。その点では、ノンプレッシャーでフィニッシュさせないような詰め方を徹底したマリノスの両CB、畠中と角田の奮闘はマリノスの勝利に於いて非常に大きな要素でしたね。
【2023明治安田生命J1リーグ開幕戦】
2月18日
14:00 横浜FCvs名古屋グランパス@ニッパツ三ツ沢球技場
14:00 京都サンガFCvs鹿島アントラーズ@サンガスタジアム by KYOCERA
14:00 セレッソ大阪vsアルビレックス新潟@ヨドコウ桜スタジアム
14:00 ヴィッセル神戸vsアビスパ福岡@ノエビアスタジアム神戸
14:00 サンフレッチェ広島vs北海道コンサドーレ札幌@エディオンスタジアム広島
15:00 柏レイソルvsガンバ大阪@三協フロンテア柏スタジアム
15:00 サガン鳥栖vs湘南ベルマーレ@駅前不動産スタジアム
良い試合でした。
ではでは(´∀`)