明日はサンガ行くやで
どーもこんばんは
さてさて、本日のマッチレビューは明治安田生命J1リーグ開幕戦、川崎フロンターレvsFC東京の一戦です!
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2022年…さぁ、Jリーグ開幕です!
約2ヶ月のJリーグ冬眠期間を経て、いよいよ今日から12月まで逃れられない熱狂と中毒の旅が始まります。W杯イヤーのJリーグ、通常レギュレーションで行われるリーグ戦は2019年以来。最後に泣き、最後に笑うのはどのチームでしょうか!
そんな一年の開幕を華々しく飾るのは15年目を迎えた多摩川クラシコです。2年連続で圧倒的な強さでリーグを制した絶対王者・川崎フロンターレと、新たな監督と新たな経営陣を迎えた新生・FC東京の一戦が川崎市より始まります。
今年も1試合だけオープンニングマッチとして金曜日開催で行われる開幕戦…全Jリーグファンの視線が等々力に注ぐ中、富士フイルム杯では見せきれなかった王者としての姿を川崎が見せるのか、それとも生まれ変わろうとしているFC東京がその片鱗を見せてくるのか。史上最大級の多摩川クラシコのキックオフです。
両チームスタメンです。
両者ともに新型コロナウィルス陽性判定を受けた選手が数名いる為、それも考慮したスタメン選考になっています。
川崎はお馴染みにもなった4-1-2-3システムで、先日の富士フイルム杯の後半開始時のメンバーと配置を開幕戦で採用。左WGかインサイドハーフか、どちらで起用されるか注目されていた札幌から移籍ののチャナティップはインサイドハーフで先発出場です。
アルベル・プッチ・オルトネダ監督が新たに就任したFC東京も4-1-2-3システムを採用。仙台からヤクブ・スウォビィク、名古屋から木本恭生、大分からエンリケ・トレヴィサンと守備の選手を多く補強した事もあり、CBとGKの3枚は新加入選手のセットという事に。また、青森山田高校から加入した注目のルーキー・松木玖生がいきなり先発起用。FC東京の高卒新人の開幕戦スタメンは2007年の吉本一謙以来との事です。
フライデーナイトJリーグとして金曜日に1試合だけオープンニングマッチを行う慣習は2018年から始まっていますが、ここ川崎の等々力で開幕戦を迎えるのは昨季に続いて2年連続となりました。今日の試合では音楽グループ「純烈」のハーフタイムライブが開催される予定で、試合前にはペンライトを使用した演出もあるそうで。
昨年の東京オリンピックの際にはイギリス選手団の練習場としても使用されたスタジアムですが、昨年は等々力陸上競技場を球技場として改修する計画も立ち上がるなどして話題に。今後のスタジアムの行方にも注目です。
序盤は完全に川崎ペースでした。ハイラインで常にFC東京陣内でプレーするだけでなく、FC東京はビルドアップでさえもなかなか川崎のアタッキングサードの中でやるしかないような状況が続いていて、本来ならポゼッションのつもりで設計しているところを結局クリアしなければならない…という状況が相次ぐように。
逆に川崎はマルシーニョのスピードを上手く使いながら度々チャンスを作り、19分にはビルドアップのミスを拾った谷口彰悟の縦パスをレアンドロ・ダミアンが落としたところにマルシーニョ。これはスウォビィクのスーパーセーブで何とか防いだものの、立ち上がりはワンサイドゲームに近い様相を呈していました。
ただ、前半も中頃を過ぎるとFC東京もやや密集し過ぎていた感もあった選手間の距離感が整理され始めてきたことで試合の傾きを戻し始めてきました。24分には松木のパスから永井謙佑がワンタッチで右サイドにはたくと、フリーになったレアンドロがGKチョン・ソンリョンの1対1の場面を迎えましたがここはGKに軍配。しかしその後は松木やディエゴ・オリヴェイラらが積極的にシュートを打ち始めて、前半の前半は川崎、前半の後半はFC東京のペースで前半を終えます。
後半、最初の決定機を迎えたのはFC東京でした。51分、自陣からのクリアボールに車屋紳太郎と入れ替わるような形で抜け出したレアンドロがチョン・ソンリョンと再び1対1のチャンスを迎えますが、ここはまたしてもソンリョンのファインセーブ。60分にはレアンドロのFKに永井が飛び込んでネットを揺らしましたが、これは永井がオフサイドを取られてゴールは認められず。
後半は劣勢を強いられている川崎はなんとか流れを変えるべく62分に塚川考輝と知念慶、76分に遠野大弥を投入すると、79分にようやくチャンスが巡ってきた遠野のシュートをスウォビィクが弾きこの日初めてのCKを獲得。そして80分、遠野が入れたボールに対してレアンドロ・ダミアンがバックヘッド!去年のMVPの一撃で川崎が先制。
1点を追うFC東京は失点直後に紺野和也を投入すると、89分には右からカットイン気味に強烈なシュートを放ちますがクロスバー直撃。アディショナルタイムにはFC東京が猛攻を仕掛け、レアンドロの折り返しに青木拓矢が右足を振り抜いた場面もチョン・ソンリョンの牙城を崩し切る事が出来ず。白熱の開幕戦、最後は川崎がエースの1点を守り切って勝利しました!
前半20分くらいまでは川崎のワンサイドな展開になるかと思いましたし、その後も前半はFC東京はやや3トップでどうにか…感はありましたけど、FC東京は後半に入ってからはかなりやろうとしていた事が表れていった感じはしました。攻撃の精度としては川崎のDFにぶつけてしまったり…みたいな場面も多かったですが、ボールロストから即時奪回までのサイクルは時間を追う毎に上手く回せ始めたのかな…と。やはり右サイドにはレアンドロという強力な個はいる訳で、そこからうまく崩そうという流れは開幕戦かつ川崎相手、そして主力を多く欠いている現状では上出来なのかなと。
ただ、それゆえに川崎の後半の戦いを見ると、なんというか…表現として正しいかは微妙かもしれませんが、川崎の「鹿島化」は始まっているようにも映りました。実際に今日も前半20分以降は良いゲームじゃなかった中で、2回しかなかった後半のチャンスの1回でCKを得て、そのCKで点を取って勝ってしまった…順位予想でも書きましたが、川崎が去年よりも強くなったかどうかといえばちょっと微妙に思っているのですが、その分凄味は増しているのかな…と。見応えある試合でしたね。
【J1・J2開幕カード】
J1
2月19日
14:00 横浜F・マリノスvsセレッソ大阪@日産スタジアム
14:00 清水エスパルスvs北海道コンサドーレ札幌@IAIスタジアム日本平
14:00 京都サンガFCvs浦和レッズ@サンガスタジアム by Kyocera
14:00 ガンバ大阪vs鹿島アントラーズ@パナソニックスタジアム吹田
14:00 サンフレッチェ広島vsサガン鳥栖@エディオンスタジアム広島
14:00 アビスパ福岡vsジュビロ磐田@ベスト電器スタジアム
15:00 湘南ベルマーレvs柏レイソル@レモンガススタジアム平塚
15:00 名古屋グランパスvsヴィッセル神戸@豊田スタジアム
J2
2月19日
13:00 栃木SCvsブラウブリッツ秋田@カンセキスタジアムとちぎ
14:00 ザスパクサツ群馬vsモンテディオ山形@正田醤油スタジアム
14:00 ジェフユナイテッド千葉vsいわてグルージャ盛岡@フクダ電子アリーナ
14:00 横浜FCvs大宮アルディージャ@ニッパツ三ツ沢球技場
14:00 徳島ヴォルティスvsツエーゲン金沢@鳴門大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
14:00 V・ファーレン長崎vs東京ヴェルディ@トランスコスモススタジアム長崎
14:00 大分トリニータ(中止)水戸ホーリーホック@昭和電工ドーム
2月20日
13:30 レノファ山口FCvsロアッソ熊本@維新みらいふスタジアム
14:00 ベガルタ仙台vsアルビレックス新潟@ユアテックスタジアム仙台
14:00 FC町田ゼルビアvsFC琉球@町田GIONスタジアム
14:00 ファジアーノ岡山vsヴァンフォーレ甲府@シティライトスタジアム
明日は亀岡〜♪
ではでは(´∀`)