私の原点です
どーもこんばんは
さてさて、いよいよ12月16日、パナソニックスタジアム吹田にて橋本英郎引退試合が開催されます!!
橋本氏を含めて、これまでガンバで引退する選手があまり多くなかった事もあって…ガンバ大阪が公式に主催する引退試合ってこれまでなかったんですよね。
近い例で言えば宮本恒靖の引退試合、山口智・中山悟志の引退試合がありましたが、前者はあくまでヴィッセル神戸主催の引退試合にガンバ大阪として参加したもので、後者はパナスタこけら落としの前座試合として行われた記念イベントだったので厳密な引退試合ではなかった。そう考えると、橋本英郎引退試合というイベントはクラブ史上という括りで見てもビッグイベント、なんなら事件と言ってもいいレベルなんですね。
そしてメンバーですよ、メンバー。
橋本英郎引退試合、監督まで含めて日本引退試合史上でもとんでもない顔触れなってもうたで…。 pic.twitter.com/qIhVrx0Rjp
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2023年12月13日
なんなんすかこれ(恍惚)
えげつないメンバー構成になりましたね。まず監督ですよ、監督。ほいでさ、もう、ああもう、もう…(遂に語彙を失ったブロガーの末路)。
という訳で今回は、そんなガンバにとって歴史的イベントとなる橋本英郎引退試合を見るにあたって押さえておきたいところについて書いていきたいと思います。
いっても、今回の出場選手は主に2000年代後半〜2010年代前半に活躍した選手がメインですから、最近サッカーを見始めた方ならリアルタイムで見ていない選手もいる事でしょう。今回のメンバーを踏まえて、個人的な見どころをいくつか挙げていけたらと。
2023年のJリーグを振り返る記事も色々更新しています。それらの記事はこちらにまとめておりますので是非!
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①リメンバー2005!
言うまでもなく最大の注目ポイントはここです。
2005年シーズンがどんなものだったのか…については後編で書くので手短に済ませますが、2005年にはガンバ大阪が初優勝を成し遂げた一年でした。
それもアラウージョ・大黒将志の2トップだけで49得点を叩き出し、あまりにも強力すぎる攻撃陣はトータル82得点を記録。究極の破壊力と娯楽性に富み、ユース組も積極活用し、スター性も兼ね備えていたサッカーは守備力と安定感以外に「欲しいもの」の全てを備えていたと思います。やっぱり特別なんですよ…あのチームって。初優勝という事自体がそうですし、その形も劇的だった。そしてあのサッカースタイル……今思い返してもやっぱり、あまりにも美しすぎる思い出なんですよね。…で、橋本英郎引退試合ではその2005年のチームを完全再現。もうマジで再現。2005年登録メンバーのうち、今回来れていないのはスペインでシーズン中の丹羽大輝だけですしね。それ以外はマジで全員来たという。ヤットさんもきた、JFA会長(予定)のツネ様もきた!
今回は遠藤保仁や家長昭博のような現役選手だったり、指導者やイベントで顔を見る選手も多い中、やはり強すぎるのはアラウージョの来日。2005人のブラジル人三人衆のうち、フェルナンジーニョはJリーグで長くプレーしたりシジクレイはガンバでコーチも務めたりしましたが、アラウージョは公に来日したのは2005年以来初めてでは…?あのスーパーエース、パナスタで見たら泣くやもしれん…。
②奴らがガンバに牙を剥く
引退試合というと基本はクラブのチームメイトvs代表のチームメイト、今回であれば「ガンバ選抜vs代表選抜」になる事が大半ですが、今回の引退試合の特徴として「ガンバは2005年縛り」というところが挙げられます。要はガンバ選抜ではなく、あくまで2005年のガンバ大阪として戦おうと。
その結果、オーソドックスな引退試合であればガンバ選抜として出場したであろう選手が代表チームの方で選ばれているんですよね。今回で言えば加地亮、安田理大、播戸竜二、稲本潤一、今野泰幸、髙木和道の6名。彼らはいずれもガンバレジェンドで、ユース出身者や現コーチ、CAZI散歩MCまでいますが、この引退試合では彼らが敵としてガンバに牙を撒きます。おのれ!はかったな!!…冗談はさておき、今回は2005年縛りをガンバに設けたこともあって、そういう面白みが一つ生まれましたね。
③史上最強監督対決
今回の引退試合ですごいところはやっぱりここなんですよね。
ガンバファンからすれば、シンプルに…西野ガンバをまた見られるという喜びがあります。ガンバ大阪というクラブの歴史にとって「西野朗のガンバ大阪」という時代は間違いなく最盛期と呼ぶべき時代でした。そんな監督に率いられたかつての名手がピッチで躍動する訳ですから、もうそれだけで大歓喜な訳ですよ。それがどうした、対戦相手に岡田武史用意してきやがったぞ。西野朗vs岡田武史ですよ。西野朗vs岡田武史ですよ!?もう…こんなの、マジで殿上人の2人ですよ。
名将の定義は時代や好みもあって何をもってしてそう捉えるか…の基準はそれぞれ違いますが、実績を基準にすればやはり日本人ではこの2人が絶対的にトップです。W杯で日本代表をベスト16に導いた4人しかいない監督のうちの2人がそのままパナスタのピッチサイドで指揮を執る訳ですから…。西野さんと岡田さんという2人にも、W杯ベスト16監督のみならず早稲田大学の先輩後輩という縁があったり。「監督対決」に関しては歴代の引退試合でもこれ以上は今後もなかなか出てこないはずです。
もうこれは橋本氏のキャリアと人徳が実現させた奇跡と呼ぶしかないでしょう。最終発表で突如参加がリリースされた2人です。
言っても家長に関しては2005年メンバーですし、待望論があったという事はある意味では予想もされていた証拠。川崎のACLの都合が付けば発表されるかな…とは予想されていましたが、そこに本田圭佑まで入ってくるとは…。単純にスーパービッグネームというだけでなく、自身でイベントを主催するタイプゆえに引退試合に参加しているイメージもないですし。
久しぶりの大阪!そういえば引退試合に参加するのは初めてです。https://t.co/Tdm8rwfWXl
— Keisuke Honda (@kskgroup2017) 2023年12月13日
家長昭博と本田圭佑のストーリーといえば有名ですよね。同じ年、同じ日に生まれ、共に左利き。ガンバジュニアユースで過ごしたこの2人の物語は……もうここで語るのも野暮なくらい。誰か早く漫画にしろ。それこそ、家長が30を過ぎて猛追してから一緒にピッチに立つのは初めてでしょう。これが見れるだけでも別料金を払える…。
これほんと、全世代楽しめるメンツよな
ではでは(´∀`)