なぜか多い6月のベイビー
どーもこんばんは
さてさて、夏です。
ジメジメした季節はそろそろメラメラした季節に。いつから夏はパラダイスからサバイバルになったのでしょうか。
そんな夏、やはり盛り上がるのは移籍市場です。その動向に喜ぶクラブもあれば落胆するクラブもある。ただ、シーズン途中の移籍はやはりオフの移籍よりも諸々の「事情」が絡んでくるものです。誰々が海外に行った、誰々が怪我をした、選手側からふれば出場機会の減少…など。
その中でも特に「出場機会を失っている選手」「先発から外れてるようになった選手」は夏の移籍に於いて注目銘柄になりやすく、特に今季はルヴァンカップの制度変更により試合数が減った為、いわばベンチ外の若手ではない選手にとっては逆転するチャンスが減ってしまう形にもなった。そうなると…極端な言い方をすれば「スタメンから外れている選手は全員移籍の可能性がある」という言い方もできる…と。という訳で今回は、今季のリーグ戦で出場機会を失っておりもしかしたら何か動くのかも…?なんて想像してしまうJ1クラブ所属選手をピックアップしてみました。
予めご了承頂きたい事として、あくまで私めはいちブロガーであって、記者でも情報通でもなければ噂垢でもございません。つきましては今回リストアップする選手はソースとして扱えるスポーツし紙が名前を出している選手か、前述の「出てない選手は全員移籍の可能性がある」というところに基づいた出場機会を減らしている選手から勝手に想像・妄想した選手であり、あくまで実際にそういう話が出ている選手のリストアップではないというところは誤解のなきよう。
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#11 山本悠樹
現所属チーム:川崎フロンターレ(2024年〜)
国籍:日本
生年月日:1997年11月6日
これまでの所属チーム:関西学院大学→ガンバ大阪(2020-2023)
今季よりガンバから川崎に加入。昨季の大活躍もあり、開幕前は移籍選手として最も注目されていたような立場だった。しかし2月のACLでこそインパクトを残したものの、その後はレギュラーはおろかベンチ外の機会も増えており、ステップアップを目論んだ移籍だったがむしろ川崎が低迷してガンバが躍進するという皮肉な状態になっている。
川崎の場合は瀬古樹も一年目は苦しんでいたので、クラブとしても初年度はある程度様子見として割り切っている可能性はある。しかしただでさえレギュラーを取れていない上に大島僚太が復帰するなら大島が優先起用される可能性が高く、興味を示すクラブが現れた際には心が揺れる可能性もありそう。
#12 山口瑠伊
現所属チーム:FC町田ゼルビア(2024年〜)
国籍:日本
生年月日:1998年5月28日
これまでの所属チーム:エストレマドゥーラUD(19/20)→レクレアティーボ・ウエルバ(20/21)→水戸ホーリーホック(2022-2023)
スペインでは出場機会に恵まれなかったが、水戸で日本復帰を果たしてからは大活躍を見せてJ2屈指のGKに成長。そのままJ1昇格に貢献したポープ・ウィリアムの退団に伴いGKを求めていた町田へステップアップ移籍を果たした。
しかしその後町田は谷晃生を獲得し、現在は谷が絶対的な存在としてプレーするどころか、第2GKの座も福井光輝が担っており、現状は山口にとって苦しい方に向いている。町田がレンタル中の谷をどう考えているのかにもよるだろうが……。
#13 髙橋大吾
現所属チーム:FC町田ゼルビア(2023年〜)
国籍:日本
生年月日:1997年4月12日
これまでの所属チーム:神村学園→清水エスパルス(2018-2019.8)→ギラヴァンツ北九州(2019.8-2021)→清水エスパルス(2022)
昨季はJ1昇格の懸かったゲームで得点を挙げるなど活躍したアタッカー。だが今季はクラブが新加入選手だけでスタメンを組めてしまうほどの大型補強を敢行した為、現状はその煽りを受ける形となっている。
とはいえ、ジョーカーとしても効果のありそうな髙橋というカードを持っておきたいというクラブは少なからずありそうで、パリ五輪のメンバーに平河や藤尾が選ばれるようなら町田も手放したくない意思はあると思われる。町田のスタンスとしてはパリ五輪の事情にも左右されてくるかもしれない。
#14 酒井宣福
現所属チーム:名古屋グランパス(2022年〜)
国籍:日本
生年月日:1992年11月9日
これまでの所属チーム:帝京長岡高校→アルビレックス新潟(2011-2013)→アビスパ福岡(2014-2015)→アルビレックス新潟(2016.1-7)→ファジアーノ岡山(2016.7-12)→アルビレックス新潟(2017)→大宮アルディージャ(2018-2020)→サガン鳥栖(2021)
身体能力に優れた大型FW。2021年の鳥栖での活躍が評価されたことで2022年から名古屋に加入したが、クラブがそこから永井謙佑やユンカーを立て続けに補強しており、昨季は途中出場を中心に一定の出番を得たが、今季はサイズのある山岸祐也やパトリックが加入した事で出場機会は激減している。
もっとも名古屋は既にターレスを徳島に放出しているのでこれ以上の放出を考えていない可能性もあるが、ユンカーが怪我とはいえ現在名古屋のFWは若干飽和気味なところも踏まえると、サイズと器用さを持つ酒井を欲しがるクラブは出てきそう。
#15 イヨハ理ヘンリー
現所属チーム:サンフレッチェ広島(2024年〜)
国籍:日本
生年月日:1998年6月23日
これまでの所属チーム:サンフレッチェ広島ユース→サンフレッチェ広島(2017)→FC岐阜(2018-2020)→鹿児島ユナイテッドFC(2021)→ロアッソ熊本(2022)→京都サンガFC(2023)
2017年のトップ昇格以降、合計6シーズンに渡ってレンタル移籍を繰り返し、熊本でのJ2での躍進や京都でのJ1での出場経験を経て満を持して今季から広島に復帰した。
だが今季はここまで全く出場機会に恵まれておらず、3バックの荒木隼人や佐々木翔が欠場した際も中野就斗や東俊希がポジションを下げて起用されている。もし構想外なら麻田将吾が長期離脱となった昨季プレーした京都辺りが狙う可能性も考えられるが、イヨハの場合は天皇杯やルヴァン杯でもベンチ入りしていない為、公表されていないだけで長期離脱中という可能性もある。
#16 フロート
現所属チーム:柏レイソル(2023年〜)
国籍:オランダ
生年月日:1998年3月13日
これまでの所属チーム:NECナイメヘン(15/16-16-17)→リーズ・ユナイテッド(17/18)→VVVフェンロ(18/19)→SBVフィテッセ(19/20)→VfLオスナブリュック(20/21)→ヴィボーFF(21/22-2023.2)
世代別オランダ代表経験のあるJリーグ史上最重量選手。柏は移籍金も年俸も高額を注いで獲得したが、昨季は17試合1得点に終わって金額に見合った活躍を見せることはできなかった。今季に至っては公式戦出場は2試合のみでどちらも途中出場。怪我等の理由がなければ構想外に近い扱いとなっている。
金額が金額なので、柏が今夏に放出するとすれば国内であればレンタルだろう。今季はCFは比較的固まっているJ1クラブが多いだけに、その場合の選択肢は絞られてくる…?
#17 石毛秀樹
現所属チーム:ガンバ大阪(2022年〜)
国籍:日本
生年月日:1994年9月21日
これまでの所属チーム:清水エスパルスユース→清水エスパルス(2012-2016)→ファジアーノ岡山(2017)→清水エスパルス(2018-2021.7)→ファジアーノ岡山(2021.7-12)
持ち前の技術と運動量で、スタメンの顔触れに合わせてテクニシャンにもハードワーカーにも慣れるオールラウンダー。怪我の影響もあり、清水でプロデビューした当初の衝撃と期待度を踏まえるとJ1で印象的な活躍を残したシーズンは少ないが、ガンバ移籍後は万能戦士として片野坂知宏監督にもポヤトス監督にも重宝されていた。
だが今季のガンバは大型補強を行ったのみならず、石毛の場合は4-1-2-3から4-2-3-1へのシステム変更の割を食う形になった選手の一人とも言えて、ここまでの出場機会は実に限定的となっている。それだけに中盤の構成力に悩むチームにとってはかなり魅力的な人材かもしれない。
#18 シュミット・ダニエル
現所属チーム:KAAヘント(2024年1月〜)
国籍:日本
生年月日:1992年2月3日
これまでの所属チーム:中央大学→ベガルタ仙台(2013-2014.4)→ロアッソ熊本(2014.4-5)→ベガルタ仙台(2014.5-2015.6)→ロアッソ熊本(2015.6-12)→松本山雅FC(2016)→ベガルタ仙台(2017-2019.7)→シントトロイデンVV(19/20-2023.12)
日本代表通算成績:14試合
ある意味では一番立場と判断が難しいかもしれない。2023年夏の移籍に失敗して半ば干されたような状況から、どうにか1月に同じベルギーのヘントに移籍。当初は出番があったが、その後は第2GKとして出場機会には恵まれていない。
少なくともシュミットはまだ森保ジャパンのラージリストの中には入っているはずで、谷晃生が日本に帰って代表復帰を果たしたように、ましてや今の代表は正GKを決めかねているようにも見えるだけに、早期の代表復帰を狙うならJリーグ復帰が一番確実な方法と言える。シュミットにその意思があれば手を挙げるJクラブは出てくるだろう。一方でヘントもシュミットを常にベンチに入れてプレーオフでも出場機会を与えるなど戦力として評価はしており、来季カンファレンスリーグ出場の可能性も踏まえると実力あるGKを保持しておきたい気持ちはあるはずで、そこでポジションを狙う事もミッションインポッシブルとは言えない。
#19 金子拓郎
現所属チーム:ディナモ・ザグレブ(23/24〜)
国籍:日本
生年月日:1997年7月30日
これまでの所属チーム:日本大学→北海道コンサドーレ札幌(2019-2023.7)
札幌からレンタルでプレーしたディナモ・ザグレブで一定の活躍を見せていただけにクラブが買い取りオプションを行使するかどうかは注目を集めていたが、結果的にはレンタル期間満了に伴う退団が正式に発表された。原則としては所有元の札幌に復帰する事になる為、現状としては名古屋からポルトガルにレンタルしていた相馬勇紀と近いケースと言える。
ただ相馬のケースとは異なり、金子の場合は札幌在籍時から他のJクラブへの移籍が噂される事も多く、クラブ規模も踏まえるとこのタイミングで触手を伸ばすクラブが出てきても不思議では無い。無論、一部では札幌もザグレブの値下げ要求を断ったという報道も出ていただけに、それが事実ならば尚更国内クラブに対しては余程の移籍金でも無い限り売却するとは考えにくいが…。
#20 谷口彰悟
現所属チーム:アル・ラーヤンSC(2023年1月〜)
国籍:日本
生年月日:1991年7月15日
これまでの所属チーム:筑波大学→川崎フロンターレ(2014-2022)
日本代表通算成績:28試合1得点
カタールでプレーする言わずと知れた現役日本代表DF。カタールでプレーしている以上、移籍するなら大幅な給与ダウンが予想される事もあり、プレーの状態は良いだけに当分アル・ラーヤンでのプレーが続く…と思われたが、どうも最近風向きが変わってきた節がある。
というのも、谷口はCBに枠を充てがうと予想されていたパリ五輪のオーバーエイジ有力候補にずっと名前が挙げられていたが、メンバー発表前にスポニチが「板倉、町田、谷口は移籍の可能性があり、OA入りは絶望的」と書いていた。ここから欧州への遺跡は少し想像しにくい部分もあるだけに、その可能性とはカタールをはじめとした中東内での話なのか、それとも悩める川崎への復帰なのか…。
【前編はこちらから】
いま、靴擦れを起こしました。
ではでは(´∀`)