そらもうそういうことやんか、むーん
そらもう、それはそういうことやんか、むーん pic.twitter.com/ta5INBD1p8
— RK-3 (@blueblack_gblue) 2024年9月10日
どーもこんばんは
さてさて、Jリーグも遂にいよいよ終盤戦に突入でございます。
まずは順位表を確認していきましょう。
2024明治安田J1リーグ第29節終了時点
1位 サンフレッチェ広島(55)
2位 FC町田ゼルビア(55)
3位 ヴィッセル神戸(52)
4位 鹿島アントラーズ(48)※1
5位 ガンバ大阪(48)※1
6位 横浜F・マリノス(41)※1
7位 東京ヴェルディ(41)
8位 セレッソ大阪(38)※1
9位 アビスパ福岡(38)
10位 FC東京(38)
11位 名古屋グランパス(37)※1
12位 浦和レッズ(36)※2
13位 アルビレックス新潟(36)※1
14位 川崎フロンターレ(34)※1
15位 京都サンガFC(34)※1
16位 柏レイソル(33)※1
17位 湘南ベルマーレ(32)
18位 ジュビロ磐田(28)※1
19位 北海道コンサドーレ札幌(25)
20位 サガン鳥栖(24)
※1 1試合未消化
※2 2試合未消化
台風10号の影響で第29節の試合が複数中止になった影響で試合数にバラつきが生じていますので、一応現段階では暫定順位となっています。とはいえ、残り9〜10試合となっている現状、優勝争いや残留争いの参加チームは概ね固まっていると考えるのが妥当です。
という訳で今回は、いよいよ最終コーナーを曲がった2024年J1の優勝争い/残留争いの展望をしていこうかなと思うております。よろしくお願いします。
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【優勝争い】
参加チーム:1位 広島(55)、2位 町田(55)、3位 神戸(52)、4位 鹿島(48)、5位 G大阪(48)
※鹿島とG大阪は1試合未消化
6月末くらいの時期には町田が首位を快走しており、優勝戦線は町田と、その町田を追う鹿島・ガンバ・神戸の4チームにある程度絞られたような印象を持たれていました。しかし7月以降に広島とマリノスが怒涛の猛追。マリノスはさすがに序盤で失った勝点を取り戻すには少し遅かった感がありましたが、序盤にある程度勝点を積んでいた広島は一気に町田から首位の座まで奪い取る形になっています。構図としては言うまでもなく上述の広島と神戸が好調に勝点を積んでいる一方、8月の4試合で負け越した鹿島と全試合ドローとなったガンバが失速。町田もペースは少し鈍くなっている為、ざっくりカテゴライズするなら上り調子の広島と神戸、下り調子の町田・鹿島・ガンバという構図ですね。
一応私の自論としては上位にいるチームが勝っている要因には時期毎は3つのフェーズがあると考えています。つまり、序盤戦は「仕上がりの早さと前年の積み上げ」が意味を成し、中盤戦は「チームの完成度とロジック」がモノを言う。そして最終盤はある種のバーリトゥードでも言いましょうか……疲労や他の大会と兼ね合いから一つの勝敗、一つのトピックに端を発するチームの勢い、プレッシャーのような非科学的な要素が否が応でも絡む中で、序盤戦〜中盤戦に理屈で獲得した勝点をどれだけ守れるか、どれだけ増やせるかという勝負になってくる。そういう意味では個人的には、チームの完成度や戦術的な精度での決着は中盤戦の時点である程度ついていて、最終コーナーからはそれらの貯金を踏まえたレースになる…と。筆者はそういう前提で書いている、という認識でお読みいただけると幸いです。なので
基本的にタイトルレースは例年と比べてもオープンな状態になっているとは思います。というよりは、広島・町田・神戸がこのまま突っ走るか?と言えば自信はないし、かといってそれを鹿島やガンバが追い落とせるか?と言われるとそれは蓋を開けてみないとわからないな…と。予想としては例年と比べてもかなり難しいなと感じています。
鹿島とガンバは少し8月の戦いで後退した感があるのは否めませんが、一方で上位陣も…町田は上述のように若干ペースを落としており、広島は良くも悪くもスキッベ体制では「○戦無敗」と「○戦未勝利」を繰り返しているようなチーム…という側面がある。ここ最近の充実っぷりを見ると広島がこのまま突っ走ってフィニッシュする事も自然な予想ではありますが、広島はここからACL(しかも比較的負担の少ない韓国遠征がなく、リーグ戦中のアウェイが多い日程)が入ってくる事を踏まえると、山と谷を繰り返すような広島にもう一度谷がやってくる可能性はそれなりにある。上位陣で最も好不調の波が小さいのは神戸だと思いますし、彼らはACLと並行できるだけの戦力強化を行ってはいますが、例年より2試合も増えたACLの影響がリーグにどこまで影響を及ぼすかは彼ら自身もやってみないとわからない部分はあるでしょう。
夏以降調子を落とし気味になっている鹿島とガンバに関しては、やっぱり今が一つの正念場になっている事は確かです。
この2チームが共通しているのは基本的にはスタメン固定…スタメン固定と言うか、試合出場メンバーを限定しているところで、それ自体は別に何の問題もない。むしろ固定できるだけ戦い方が固まっている証左でもありますし。ただ、こういうチームが勝ち星から遠ざかってくると「そこにどういう刺激を加えて持ち直すか」という部分、そこに当てはまる刺激に何を充てがうかというところが結構難しくなってきて、それがこの時期から急に勝てなくなるチームが毎年発生する要因の一つではあると思います。ただガンバに関してはこの点については希望も見えてきていて、どうにもこうにも勝ちが遠かった状況に天皇杯でケリをひとまず付ける事が出来ました。外部からの刺激という意味では「林大地のデビュー戦」というターニングポイントにできるだけのパワーがあるカードも残している。林大地のデビュー戦は単なる期待の新戦力がデビューする以上の意味を持ってくると思いますし、上で書いたように終盤戦は「いやいや、たかがそんな1試合で…」と思えるような事で流れが変わってくるので、もはや理屈だけで語れるような局面じゃ無いんですよね。例えば大一番を落としたところから連敗するチームもいれば、逆に大一番を勝った事で燃え尽きたかのように勝てなくなるチームも出てくるので…。
そういう部分を踏まえると、やっぱり町田は全体的に不気味なんですよね。夏以降の町田は明確に勝点ペースを落としているとはいえ、例えばガンバや鹿島に「勝点3(1)を取れそうなゲームが勝点1(0)になってしまった」というゲームが多かった中で、町田はその逆…勝点0(1)になりそうなゲームをどうにか1(3)にしたみたいなゲームが多かった。それは内容が不安定になってきた…という解釈もできる一方で、内容以上の勝点を取れているという事でもあるんですね。今の町田の状況が最終的に彼らにとって優位に働くのか不利に働くのかは、少なくとも2位とはいえ首位と同じ勝点を獲得している町田にとっては他所がどういうペースで勝点を積むかによっても左右されてくる。考えてもみれば、監督の黒田剛や主将の昌子源のようにこれまでオールオアナッシングのような場面をいくつも踏んできた人物がクラブにいるのはポイントでしょう。
ではでは(´∀`)