RK-3はきだめスタジオブログ

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ONE〜ACL2 2025/26 グループH第2戦 ラーチャブリーFC vs ガンバ大阪 マッチレビュー&試合考察〜

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タイ館、終盤のスタンプだらけゾーン

 

どーもこんばんは

 

 

さてさて、本日のマッチレビューは2025/26 AFCチャンピオンズリーグ2 グループH第2節、ラーチャブリーFC vs ガンバ大阪の一戦です!

 

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ガンバの目の前に、そして大阪という地に、遂にACLが帰ってきました!

 

 

その道の喜び、その道の難しさ、その道の楽しみ、その道の過酷、そしてその道への渇望感……それらを知る者は、その身でその喜びを、その苦しみを知る者。そういう意味ではガンバ大阪というクラブは、アジアの舞台の喜びを知り、苦しみを知り、渇望し、だけども遠ざかっていた…その歴史の中にいました。

それでも今、こうして再びガンバはアジアのピッチに足を踏み入れました。もちろん言うまでもなく、ACLEまでは辿り着けなかった現状は決して本意ではなくとも、それでもこの場所にはこの場所にしかないタイトルがある。再び手にした挑戦権に応える最大限の成果は言うまでもなく、今までにクラブが手にしたことのない新しいタイトルであり、日本で初めてAFCの第1大会と第2大会の両獲りを果たしたクラブになる事です。久々のアジア遠征、公式戦6連勝の勢いそのままに!

両チームスタメンです。

 

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ガンバは直近のリーグ戦新潟戦からスタメンを5人変更。ACL第1戦と同様にGKには東口順昭中谷進之介と組むCBには三浦弦太を起用し、ボランチは鈴木徳真と美藤倫のセット。左WGには奥抜侃志を起用しました。欠場が続いている初瀬亮に加えてファン・アラーノ、ウェルトンがメンバーから外れており、GKにはユース生の野畑優真が登録されています。
 
 

 


本日の会場はタイ、ラーチャブリーのラーチャブリー・スタジアムです。

タイ中部の歴史の深い都市に、ガンバが本拠地とするパナソニックスタジアム吹田と同じ2016年より稼働を開始したスタジアム。ちなみにラーチャブリーFCは一時期リカルド・ロドリゲスやレイヴァン・パランコが来日前に監督を務めた事もあり、Jリーグでの監督経験を持つレネ・デザイェレも指揮を執った時期がありました。

場内にはフィットネスセンターも有するなど多機能的になっており、北側のゴール裏はスタンドの代わりに地下水の装置を配置しているという特殊仕様。場内の装飾は内部も含めてラーチャブリーFCのチームカラーに合わせたオレンジで統一されています。

 

 

 

基本的にはガンバがビルドアップしながら試合の主導権を握ってはいましたが、ラーチャブリーも自陣では堅いブロックを組みつつ、ガンバにとっては新潟戦でも失点の要因となったSBの背後のスパーズを何度か突かれて、得点機自体はラーチャブリーの方が多い状況に。ガンバとしてはサイドのスペース自体はチームとして許容するリスクとして扱っている節はありますが、不安点は残した状態で試合が進んでいきます。

22分には左サイドでボールを処理しきれなかったところからボールを繋がれ、最後はネゲバのパスにアラダイスがミドルを放ちますがGK東口が好セーブ。そのプレーでのCKからコリヌスがドンピシャヘッドを放ちますが、久々にヒガ神降臨!と叫びたくなるセーブで阻止。ただこの時間帯のガンバはラーチャブリーの圧力に押される形になっていました。

 

 

とはいえガンバもラーチャブリーのラッシュのような時間が過ぎると前進できるようになっていきました。33分には宇佐美貴史の絶妙なクロスボールに山下諒也が飛び込むも僅かに合わず。宇佐美は35分にも絶妙なミドルを放ちますが僅かに枠を捉えきれません。

難しい試合展開になりながらも、前半終了間際にはどうにか安定状態には戻したガンバ。前半は防いだとも取りきれなかったとも言える展開で0-0で終了。

 

 

 

ガンバは後半から鈴木徳真を下げて安部柊斗を投入。後半のファーストチャンスはガンバで、奥抜きの持ち上がりからヒュメットがシュートチャンスを迎える場面が訪れますが、相手の対応もあって脚を振り切れるほどの状況にはならず。逆にラーチャブリーのサイドのポケットを狙う鋭い攻撃を前にポストに当たるシュートも放たれるなど、ガンバにとってスリリングな展開を余儀なくされていました。

 

 

 

しかし64分、ガンバは左サイドで黒川がボールを持つと右足でクロスを入れ、相手DFがこれをクリア。しかしそのボールを回収した安部がうまくボールを自分の得意なエリアに置くとそこから右足一閃!浦和戦新潟戦ではダイレクトシュートを刺した安部が、今度は少し違うニュアンスのミドルをぶち込んでガンバ先制!

 

 

ガンバは得点直後の66分に美藤、奥抜、ヒュメットを下げて満田誠、食野亮太郎、イッサム・ジェバリを投入。高い集中力を誇っていたラーチャブリーもこの辺りの時間になるとガクッと強度が落ちていき、ガンバとしてはかなりゲームをコントロールできるようになっていった中で満田、宇佐美、ジェバリにそれぞれ惜しいシーンが訪れました。

そしてアディショナルタイム、右サイドでのスローなボール回しが満田に入ると、一瞬の動きでポケットに入った食野が巧みな切り返しから左足一閃!苦しんで苦しんで苦しみ抜いた男が久々に決めた一発はこれこそがみんなが求めていた食野亮太郎!!

 

 

苦しいアウェイゲーム。高温多湿の中で勝負を決定付けたのはそれぞれに苦しい想いを乗り越えてきた者達。ガンバ、開幕2連勝!これで公式戦7連勝となりました!

 

 

 

言うまでもなく、理想は90分に渡って相手を支配して勝利する事なんですが、今日に関しては「これこれ!ACLだなあ!!」と思わせてくれるような勝利でしたね。

まずポヤトス監督も「相手は4バックの想定をしていた」と語っていたように、相手が3バックでガンバに挑んできたのはポヤトス監督の会見も踏まえるとガンバサイドの分析との相違が生まれたポイントでした。それがラーチャブリーの新戦術なのか、対ガンバという事で3バックを敷いてきたのかはわかりませんが、いずれにしてもここ数試合でガンバにとって弱点となっているSBが攻撃参加した時の背後、CBとSBとボランチの間の三角地帯を埋め切れていないところに徹底的にカウンターを仕掛けて来られたのは非常に展開を苦しくしてしまった。その上でガンバ自体もボールは持てていましたが、ラーチャブリーがしっかりと5バックのブロックを組んできた事でアタッキングサードでの打開が図れなかった辺りはもどかしい試合を導いてしまった印象はあります。

 

 

 

とはいえ、基本的にチーム力や戦力層は普通に考えればガンバの方が上ですし、選手達や驕らずに正しくそこを自覚できていて、ちゃんとガンバが攻め込むタイミングを伺いながらプレーできていました。後半立ち上がりまでは展開としてはどちらに転ぶかわからない内容になってしまってはいましたが、その辺りでラーチャブリーは守備時にはかなり引き込んでくる事から積極的にミドルを狙うようになった。特に安部の得点シーンはそういうラーチャブリーの振る舞いを含めて「焦って打たなくても打ちやすい置き所に持っていく時間はある」と判断しての事でしょう。その後の満田や宇佐美のミドル、そして最後の食野のシュートに至るまで、基本的には自分達の方が上であるという力関係を正しく認識し、その上での正しい振る舞いを高温多湿のピッチの中でも失わなかった。ここは素晴らしかったなと。

ただそうは言っても、それまでにラーチャブリーに刺される可能性は十分にある試合でした。実際、サイドでの守備対応はおそらくチームとしてある程度許容しているリスクではあると思いますが、それにしても次の鹿島戦を思うと不安になる部分もあるのは確かで。そんな状況下で東口が見せてくれたパフォーマンスには脱帽しかありません。より試合勘が求められるGKというポジションで、少ない出番で100点じゃ足りない活躍を見せてくれた。積み上げた経験と技術、それを適切に発揮する為の準備…ピッチ外のサポートも含めて、そういう一つ一つの献身の上にアジアの戦いは成り立っている。高温多湿のアウェイゲームはその事を改めて教えてくれた気がします。素晴らしい結果を残してくれた事、ACLのアウェイそれが全て。そのミッションはしっかり果たしたと評価されるべきでしょう。

 

 

なぜか2試合連続でACLの次の日に万博行ってる

ではでは(´∀`)